{1F2FB5BD-E68D-439F-8711-B8AD1D27ACDA:01}


未だに「学歴社会」という迷信から抜け出せない人も多いようですね。

確かに高学歴は大切な事だと思います。

しかし、

巷で言われている「高学歴」と、僕が考える「高学歴」は、

少し違うかなぁ~。

いつだったか家内から、

「◯◯さんが、あなたのことを『学が無い』と言ってたよ」

と言われました。

その時僕は、

「あ、そう。別に良いんじゃない。嘘じゃないから」

と返しました。

確かに僕は、小学校も中学校も不登校気味であまり学校へ行ってませんし、ましてや高校、大学・大学院へは、勉強では行ったことがありません。

学が無いのは紛れも無い事実です。

時に僕は思います、「皆んなが思う学って何だろう? 」

中学生の頃よく考えました。

何故勉強が必要なのか?

数学の方程式や関数がどこで役立つ?

学校の目的は? 勉強の目的は?

何で社会の授業は自習が多いのだろう?

などなど学校や勉強に対して疑問だらけでした。

※(上記の様々な疑問は、サンマーク教育研究センターでほとんどが解決出来ました)

ですから中学校卒業時に担任の先生と親から、高校進学を勧められたのですが、それを断り、自分の思った通りにしました。

僕が喘息という病気で苦しんでいるのも親が分かっていたので、わりと自由にさせてくれました。

中学校卒業後は、年齢的には無理な事も含めて、いろんな事をしました。

今は時効だから言えるけど(笑い)

中学卒業後だから、まだ16歳。

私立探偵に始まり、スナックのバーテン、クラブのバーテン、電気屋さん、警備員・・・

覚えているだけでも約30種類くらいの仕事もして来ました。

そんな中、

東京での就職活動で、希望した会社はどれも「大卒以上」の募集でした。

それでも応募すると、面接日程の通知が来て、当日行ってみると面接者(求職者)の中には東大卒の人もいました。

それを見て、中卒の学歴しか無い僕はとんでも無い場違いの所に来たなあと思いましたね。

でも、面接に行ったほとんどの会社(東京では全て)から採用通知を頂きました。

また、中学生の頃の夢のひとつでもあった「科学者になって、科学者会議に参加したい」という事もあって、

ある国際学術団体の事務所を訪問しました。そこで応対してくださった担当者の方から、

「もし宜しければ入会しませんか?」

と、夢のような話に、つい即答で「はい」と言ってしまいました。

早速出された入会申込書を見ると、全て英語・・・!? 

何故英語なのか尋ねると、本部事務局はアメリカなので、英語で手続きしますとのこと。

とりあえず書いてみると・・・

学歴もなく、当然だが所属大学や研究機関など何も無い。従って空白があまりにも多い。

ところが、それでもOKでした。

それからしばらくして、今度は日本国内の学術機関へ申し込むと、あっさりと入会出来て、更に研究発表までさせていただきました。

また、至る所で教職員研修や学校行事などにも参加させていただきました。

それこそ、ナポレオン・ヒルではありませんが、

本当に「思考は現実化」しました。

また、いろんな仕事の傍、東京でのサンマーク教育研究センターに勤務していた時から始めた教育カウンセリングも、約30年以上続きました。
(当時日本でのカウンセリングは、欧米諸国に比べ 100年ほど遅れていると言われていました)

また、専門学校や大学などからも講師でオファーがありましたが、もっと大きなことがしたくてお断りさせていただきました。

何しろ「塾へ行かなくても学校だけで良い」と、塾でさえ反対していたのですから、一つの教室で教えるのはあまり好きではありませんでした。

でも、28歳の時、当時西日本短期大学の役員をされていたある先生の「カウンセリングしているのであれば、塾の仕事をすると、教育の現状がもっと見えてくるよ」との勧めで、塾の講師を始めました。

塾の講師を13年ほどした後は、家庭教師などを経て、2009年に再び体調を崩し、勤務していた会社を辞めてから治療に専念。

治療の甲斐あって少しずつ良くなって来ましたが今度は、いざ仕事を探そうとしたら、地方では仕事能力(技能や知識)よりも学歴を重んじたり、年齢や腰痛などからも求職活動がうまくいかなくなってしまいました。

ハローワークでも、学歴を見て対応(差別視)されるのでここ数年はハローワークへも行っておりません。

そこで今年は、資格を取って自分の仕事の幅を広げ、昔のように自営で始めようと準備を始めました。

それでまずは、ユーキャンへ申し込みの電話をしたところ、応対した女性の方が、

「頭良さそうだから大丈夫ですね」(ちょっと意味不明)

と言われ、少し疑問に思いましたが、とりあえず申し込み、現在勉強中です。

そして、ふと思うのは、

多くの学校の教師、大学教授、科学者と言われる方々はじめ、あらゆる専門家の方々にもお会い出来る機会があり、また、御自宅へお誘いくださった先生方も数名いらっしゃって、本当にいろいろと勉強になりました。

しかしそのような中で、

「この方は、本当に良く学ばれており、素晴らしい人だなあ」

と思える教育関係者の方が、あまりにも少なかったことを見て、正直日本の将来に不安を覚えたのも事実です。

親は、良い成績、良い学校、良い就職などと言って、熱心に子育てをしますが、果たしてそう上手くいくのでしょうか?

中には東大を出て優秀と言われた人が、犯罪に走ったり、ラーメン屋さんになっていたり、就職難に遭っていたり、

そういうのを見ると、一般で言うところの「学歴」って、一体何だろうと疑問に思ってしまうのは、僕だけでしょうか?

因みに僕は、未だに変わり者として見られていますからね。

何れにせよ、今後は、本物の学歴社会となって欲しいですね。