TNC TV(フジテレビ系)で先ほど、
「幽かな彼女」
というドラマの再放送がありました。
昔僕が好きになった幽霊にそっくりで、
また、思い出しました。
僕がまだ小学生だった頃、
山で遊んでいた時に土の中から出て来た何かの骨、
家へ持ち帰ったところ、
母親に叱られ捨てました。
それからどのくらい経っただろう。
当時開拓地に住んでいた我が家には、
まだ電気も無くてランプ生活でした。
夜に寝る時は、
僕の左に弟が2人その隣に父、母の順に5人並んで寝ていました。
ある日の夜中、
ふと目が覚め、トイレに行こうと上半身起こした時でした。
母の方で誰かが、
スーッと上半身起きたのが見えました。
しかし暗いのでよく分からず、
「母ちゃんね。母ちゃんやろ」
と、声かけたが黙ったまま。
すると暗闇に目が慣れて、少しずつ見え始めました。
ところが母はもちろん、全員寝ていました。
僕から見て左端に寝ている母の隣に、
白い浴衣に、髪が長くて、色が白く綺麗な顔の若い女性、
見た事もない、知らない女性が、
黙ったままじっと僕の方を見ていました。
そこで、
「誰? 誰ね?」
と尋ねるけど返事もない。
すると、はっきり見えていた彼女の頭が、
少しずつ透明になっていき、向こう側が見え始めました。
その時初めて、
その人が幽霊だと分かり、
トイレのことなどすっかり忘れ、
布団の中で朝まで震えていました。
翌朝母にその事を話したら、
「幽霊なんかおるもんね、馬鹿なこと言うとらんで、はよご飯食べて学校行かんか」
と叱られました。
それからずっと、その女性(幽霊)の事が頭から離れず、
そのうちに、あまりにも綺麗だったその女性(幽霊)の事が好きになり、
時々夜になると、探しに出る事もありました。
皆さんには、信じられない話でしょうけど本当の事です。
子どもの頃から霊感も強く、これまでにも多くの事を体験しており、
そんな僕の事を怖がったり、嫌ったりする人もいます。
でも、僕は普通の人間です。