先日は、宿題について書きましたが今回は実力テストについてです。

中学生の皆さん、そしてお父さん、お母さん

2学期が始まって既に一週間過ぎましたね。

おそらく学校では実力テストなるものがあったのでは?

でも、

あれは実力テストとは言わないでしょう。

なぜなら、

事前にテスト範囲を教えるのだからね。むしろ実力テストではなく、ただの「確認テスト」、若しくは「暗記力テスト」ではないでしょうか。

本当の実力テストとは、事前に何も言わずに突然行うものです。

私は塾ではそのように教え、実践していました。

ただし、勉強に取り組む姿勢など、簡単な確認テストの場合は、事前に範囲を教えていました。


そもそも学校の先生も、実力テストで事前にテスト範囲を教えるのはおかしいですね。

本当の実力とは、その時点までに学んだこと、内容がどのくらい理解出来ているか、

また、その応用力はどれくらいか、

などを確認するものでしょう。

事前にテスト範囲を教えれば、点数がとれて当然ですよね。

それで点が取れないのは、指導に問題があることと、

生徒が勉強していなかったということですね。

生徒の皆さんは、

日頃学んでいること、これまでに学んだことを見直し、

いつ、突然にテストが実施されても

高得点が取れるようにしましょう。

それが本当の実力です。

現実的には、本当に実力のある生徒はどの学校でも、

地域にもよりますが、ほとんどの学校では全体の約2割いるかいないかです。

でも、それが当たり前ではありません。

先日市内の中学生に尋ねてみましたら、

点数の良い生徒が多かったので、

よくよく尋ねてみたら、

テスト範囲が夏休みの宿題からだとか。

それに加え、問題が易しかったのでしょうね。

そのようなテストを私は実力テストとは言いません。

ただの暗記力テストです。



更に

今でも子どもたちは、

「テスト勉強」

という言葉を使います。

テスト勉強とは、テストが行われる直前に示された範囲だけを

得点稼ぎの為行う勉強ですよね。これでは、暗記力、記憶力は付いても実力まではつきませんね。

その為、テストが終わり時間が経つと忘れ、

次のテストでまた範囲だけを勉強する。

学校でも家庭でも、テスト勉強なるものは無いということを教え、

正しい勉強を教えるべきでしょうね。

お父さん、お母さん、それに先生も、

もう一度「テスト」「実力」「勉強」について考えてみませんか?

日本の未来のため、子どもさんの将来のため、頑張っていきましょう。
ヽ(゜▽、゜)ノ