人は皆、この世に生まれ
それぞれの人生を歩んでいます。
しかし、
その目的は何でしょう?
小学生だったある日私は、
可愛がっていた子猫が、
突然火の中へ飛び込み火傷、
親から
「もう助からないから、学校へ行く途中葬るように」
と言われ、まだ痛みから鳴き続ける子猫を袋に入れると渋々と家を出ました。
途中、滝を見下ろす場所へ座り込むと、子猫を袋から出した。
大火傷しているのに助けることも出来ない子猫を眺めながら、神様を求めていました。
「神様どうかこの子猫を助けてください・・・。僕は一体何のために生まれて来たんですか? 何をすればいいのですか? 神様いるんですか?居たら教えてください・・・」
などと自分でもよく分からない事を言ってました。
とそこへ、仕事へ向かう父が通り掛かり、
「お前なにしてる、早よ学校へ行かんか。遅刻するぞ」
と言うと、去って行きました。
この日の朝は曇って居ましたが、天気は徐々に良くなって行きました。
子猫を葬った後私は、学校へは向かわず山へ登りました。
見晴らしの良いところへ寝っ転がると、
青空にゆっくりと流れる雲を眺めながら考え事をはじめました。
考えることは、先ほどの続きです。
この頃から私は、神様や人生の目的について考えるようになりました。(私が神様という言葉や宗教を知ったのは、これよりずっと後、中学3年生の頃でした)
何故この頃に「神様」という言葉が出て来たのか、生きる目的などについて考えるようになったのかは、今でも分かりません。
しかし、
今は、ハッキリと分かったことがあります。
それは、神様は実際に存在して、人々の苦しみに悲しんでいるということ。
そしてもう一つ、
私にとって一番の課題だった「人生の目的」です。
全ての人は、
「幸せになりたい」
この目的のために毎日一所懸命に生きている。
この事が分かりました。
それも、一時的な幸せではなく、「永遠の幸せ」のためにです。
ただ残念なことに、それを得るための方法が分からず、もがき苦しんでいるのがこれまでの私たち人類の歴史です。
「何を言ってる。私は今、幸せに生きてるよ」
という人も沢山いるかと思います。
しかし、それは「真の幸せ」「永遠の幸せ」だとハッキリ言えるでしょうか?
まだまだ言えないと思います。
私は先ほど、「全ての人は幸せを求めて生きている」と言いました。
その通りです。
ただ、その方法が分からず、誤った方法で自分の幸せを求めようとするのが、
結果的に「犯罪」となるのです。
お金があれば幸せになれる。これは誰もが願うことです。ですが、他人を騙したり、奪ったりすれば犯罪となり、
幸せどころか地獄へ落ちて行きます。
何れにせよ、全ての人が幸せを求めて生きていることには間違いありません。
皆さん、正しい生き方で「真の、そして永遠の幸せ」を手に入れましょう。