本来なら勉強嫌いな子どもは居ないはず、それなのに現実には勉強嫌いな子どもが多いですね。
でも、初めから勉強嫌いな子どもはいません。
「三つ子の魂百まで」とは、昔から言われる言葉ですが、3歳頃になると子どもはいろんなことに関心を持ち、よく聞いてくるようになりますね。
「これ何?」「あれは何?」「どうして動くの」「なんでそうなるの?」
などなど、うるさいほどよく聞いて来ます。
はじめはお母さんも教えて行きますが、次々と出て来る質問に疲れたり、難しい質問が出て来たりし始めると、
「今は忙しいから後でね」とか、「もうやすみなさい」
などと言って子どもから離れようとしますね。
するとそのうち子どもは、徐々に質問して来なくなります。
また、
身近な動くものに興味を持ち始めると、大抵の人は、動物か乗り物などの絵本を与えますね、でも、子どもが本当に関心を持つのは、
父親や母親などの身近な人の仕草です。
例えば着替えをしたり、歯を磨いたりと日常生活での動きですね。
ですから、そのような日常生活での行動を、はっきりした綺麗な絵で描かれたものに興味を示します。
このような絵本を見せると、子どもも興味を持って見ますし、躾も自然と出来るようになります。
ところが書店には、このような絵本が少ないですね。出版社も幼児教育に重要なこのような絵本を出して欲しいものです。
とにかく幼児期には、なるべく質問に答えること、しっかりした絵本を見せることなどをお勧めしますね。
それから、子育てについて何でも相談できる人を身近に一人でも作るように心がけましょう。
昔から言われるように、
「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥」。
何でもわからないまま放置するのではなく、その時は恥ずかしくても、一度聞けば後は他の人にも伝えられるし安心ですよね。
教師などにもよく見かけますが、「知ったかぶり」するのは最低ですね。そのようなことは子どもにも見透かされ、子どもの信頼を失います。
昔塾の仕事をしている時もそうでしたが、子ども達は突然何を聞いてくるか分かりません、とっさに答えられない事もよくあるものです。
そんな時私は、
「ごめんな、その質問、ちょっと難しくて今は答えられないから、この次までに調べておく、宿題にしておいてくれ」
と言って、質問内容について必ず調べて、その答えを伝えていました。
ですから、子ども達も素直に言うことを聞いてくれていました。
このようなことの繰り返しで子ども達も素直になり、自らも物事に取り組むようになります。
子どもが勉強嫌いになり、勉強しなくなるのは、親や教師の責任です。それを子どものせいにしてはいけません。
親や教師が変われば、必ず子どもも変わります。それは、なるべく子どもが小さいうちの方が早いですが、中学生、高校生でも、根気よくやれば必ず子どもは変わります。
そのためにはまず、お母さん、お父さん、先生の皆がもう一度子育てや教育について見直し、更に勉強することです。
皆さんで「勉強好きな子育て」をしましょう。ヾ(@^▽^@)ノ
頑張れ子育て。