ガネッシュヒマール水晶:その透明度と力強い表情に魅了され、当店では長年にわたり厳選して仕入れています。
ヒマラヤ山脈の中でも特に険しい山域で採れるため産出量が少なく、同じ産地でも一本一本まったく表情が違う、まさに自然が生んだ芸術作品のような水晶です。

この特別な水晶を、ただ金具で挟んでペンダントにするのではなく、「石そのものが主役になる一本を作りたい」そんな思いから、ネパールの職人と一緒にひとつずつ手作業で仕立てています。

見た目はシンプルでも、工程を知るときっと驚かれると思います。
ここでは、一本のガネッシュヒマール水晶ペンダントが生まれるまでの手仕事をご紹介します。

ガネッシュヒマール水晶ペンダントができるまで
一見すると、ただ水晶にシルバーのキャップを付けただけのように見えるかもしれません。
しかし実際には、ひとつのペンダントが完成するまでに、何度もカットし、削り、火を入れ、磨き上げる――そこには手間と職人の技が込められています。
ここでは、今回ご紹介しているガネッシュヒマール水晶ペンダントがどのように生まれているのか、12枚の工程写真とともにご説明いたします。



● ガネッシュヒマールの水晶を選ぶ
まずは素材選びから始まります。
ガネッシュヒマール産の水晶原石の中から、透明度・形・バランスの良いものだけを厳選します。
成長線の入り方など、ペンダントにしたときにガネッシュ産らしさが出ている物を目で確かめながら選びます。
ガネッシュヒマール水晶原石の選別

● ペンダント用に水晶の根元を整える
選び出した水晶を、ペンダントにふさわしい長さにカットします。
さらに、シルバーキャップがぴったりはまるように、根元を平らに削り、細かな面取りを行います。
わずかな傾きが後の仕上がりに影響するため、ミリ単位で調整します。
水晶の根元を研磨して整える工程

● シルバー925の板材を切り出す
キャップ部分の素材にはシルバー925(スターリングシルバー)を使用します。
銀板から、必要なサイズに合わせて一本ずつノコで切り出していきます。
既製品のパーツを使うのではなく、石に合わせて「板から作る」ことで、しっかりとした厚みと質感が生まれます。
シルバー925の板を切り出す工程

● 銀板を丸めてキャップの素体を作る
切り出した銀板を、ガネッシュヒマール水晶の太さに合わせて丸め、筒状に成形します。
丸め具合が強すぎても弱すぎてもいけないため、少しずつ工具で押さえながら、石の寸法に合わせて調整します。
この筒が、のちに唐草模様が巻きつく「土台」になります。
シルバーキャップの素体を丸めて作る工程

● キャップの底板をロウ付けする
筒状にした銀の底面に、丸く切り出した銀板を合わせ、ロウ付け(銀ろうによる溶着)を行います。
炎の温度が高すぎると銀自体が溶けてしまい、低すぎるとロウが流れません。
ロウがスッと一周きれいに回る温度を見極めるのは、まさに職人の勘と経験がものを言う作業です。
シルバーキャップの底板をロウ付けする工程

● 唐草模様の銀線を作る
キャップの装飾に使う唐草模様は、細い銀線を一本一本曲げて作ります。
同じ渦巻きに見えても、少し角度が違うだけで表情が変わるため、手で少しずつ曲げ、左右のバランスを見ながら整えます。
機械的なパターンではなく、「手の感覚」で生まれるラインだからこそ、独特の温かみが出てきます。
唐草模様の銀線を渦巻き状に成形する工程

● 唐草模様をキャップにロウ付けする
作り上げた唐草パーツをキャップの土台に一つずつ配置し、ロウ付けしていきます。
ほんの少し位置がズレるだけで全体の印象が変わってしまうため、ピンセットでミリ単位の調整を行いながら固定します。
熱をかけるたびに、今まで付けたパーツが外れないよう、火の当て方にも細心の注意が必要です。
唐草模様をキャップにロウ付けする工程

● 粒金(つぶがね)を乗せて表情を出す
唐草模様の間には、小さな銀の粒(粒金)を一つ一つ配置していきます。
この粒を加えることで、光を受けたときのきらめきが増し、デザインに立体感とリズムが生まれます。
針先で置いてはロウ付け……という地道な作業を繰り返し、ようやくキャップらしい姿になっていきます。
粒金をロウ付けして装飾を仕上げる工程

● バチカン(チェーンを通す部分)を作る
チェーンや革ひもを通すための「バチカン」も、銀線を曲げて一から作ります。
ペンダントが前を向いてきれいに下がるよう、開き具合や角度を何度も調整しながら成形します。
その後、キャップ本体とロウ付けしてしっかりと固定します。
バチカンを作りキャップに取り付ける工程

● いぶし銀加工(酸化させて黒くする)
ここまで出来上がったシルバー部分を、硫黄系の薬品に浸けて「いぶし銀」加工を施します。
シルバーをあえて酸化させて黒くすることで、唐草や粒金の凹凸がぐっと強調され、アンティークのような重厚感が生まれます。
時間をかけすぎると真っ黒になりすぎてしまうため、色の出方を見ながら何度も確認します。
いぶし銀加工でシルバーを黒くする工程

● 凸部分だけを磨き上げる
いぶし加工をしたあとは、キャップ全体が真っ黒な状態です。
ここから、唐草模様の「凸部分だけ」を布や研磨工具で丁寧に磨き、銀本来の輝きをよみがえらせます。
凹みの部分はあえて黒さを残すことで、コントラストが生まれ、細かな模様がくっきりと浮かび上がります。
この「黒と銀のバランス」が、職人のセンスの見せどころです。
いぶした後にキャップの凸部分だけを磨き上げる工程

● ガネッシュヒマール水晶をセットして完成
最後に、水晶の根元に合わせて調整したキャップを、ぴったりとはめ込みます。
ガネッシュヒマール水晶の形状に合わせて作っているため、上から見ても横から見ても、自然で一体感のある仕上がりになります。
こうしてようやく、世界にひとつだけの「ガネッシュヒマール水晶ペンダント」が完成します。
完成したガネッシュヒマール水晶ペンダント

● おわりに:「手仕事の跡」が見えるペンダントです
ひとつのペンダントが出来上がるまでには、石の選別から始まり、銀板の切り出し、ロウ付け、いぶし、研磨まで、たくさんの工程と手間がかかっています。
工場で大量生産された既製品パーツではなく、ガネッシュヒマールの水晶一本一本に合わせて仕立てられた、まさに「一点物」のペンダントトップです。
写真をご覧いただきながら、この手仕事の温かみと、ネパールの職人たちの技を感じていただけましたら嬉しく思います。

ネパール・ガネッシュヒマール産ヒマラヤ水晶ペンダント

 



【ガウリシャンカール ― 聖域に挑むということ】

ガウリシャンカール(Gauri Shankar/標高7,134m)は、ネパールとチベットの国境にそびえるヒマラヤの名峰です。
左右に並ぶ双峰(ツインピーク)が特徴で、古来より「男女一対の神が宿る山」として崇拝されてきました。
山そのものが信仰の対象であり、登山の視点から見ても特別な存在です。



【険しさゆえに“難峰”と呼ばれる山】

ガウリシャンカールは、北峰と南峰が並ぶ独特の山容をしています。
この双峰を形作るのは、ほぼ垂直に切り立った岩壁と氷壁で、特に西壁や南壁は巨大な岩の要塞のようにそびえ立ちます。
雪崩や落石が頻発する地形であるため、安定したルートを確保すること自体が非常に困難です。
さらに、ガウリシャンカール周辺はヒマラヤの中でも気象条件が厳しいエリアとして知られ、突風や吹雪、急激な気温低下が日常的に起こります。
天候の読みづらさもこの山の難易度を一段と押し上げており、多くの登山家が「エベレストより難しい」と評するほどです。

【登山史から見たガウリシャンカール】

ヒマラヤの他の名峰と比べると、ガウリシャンカールの登頂記録は驚くほど少なく、初登頂は1979年と比較的遅い時期になります。
それ以前は、ガウリシャンカールが聖山とされていたことから登山そのものが制限されていた時期もありました。
初登頂はアメリカとネパールの合同隊による南壁ルートからの成功で、極めて技術的に難しい登攀として知られています。
その後も登頂例は限られており、現在でも「簡単には人を寄せ付けない山」として世界のアルピニストから一目置かれる存在です。

【信仰と登山が交差する“神の山”】

ガウリシャンカールという名前は、女神ガウリ(パールヴァティー)と、破壊と再生の神シヴァの別名シャンカールに由来します。
左の峰がガウリ、右の峰がシャンカールを象徴するとされ、二つの峰が寄り添う姿は「夫婦神の調和」として非常に縁起が良いと考えられています。
周辺の村々では、山を穢さないこと、山を敬って暮らすことが今も大切な価値観です。
登山隊の中には、単に山頂を目指すのではなく、この聖域に立ち入らせてもらうこと自体を特別な体験として捉えるクライマーも少なくありません。



【スモーキークォーツが生まれる理由】

スモーキークォーツ(煙水晶)は、通常の透明な水晶が天然放射線を長い年月浴びることで色づいたものです。
ヒマラヤ山脈は非常に古い地質で、地下には微量の放射性元素を含む鉱物(ウラン・トリウム・カリウムなど)が存在します。

水晶の中には微量のアルミニウム(Al)がシリコン(Si)と置換して入ることがあります。
このアルミを含む水晶が地中で自然の放射線(特にアルファ線・ガンマ線)に何千年・何万年とさらされると、水晶内部の電子配置が変化し、茶色〜黒色に発色します。

ガウリシャンカール山域は地質が古く、花崗岩質で放射線量が比較的高い層があるため、自然の環境下でスモーキーが生まれやすい特別な地域と言われています。
人工的な照射ではなく、自然界の中でゆっくり色づいたスモーキーは、色味が柔らかく深いのが特徴です。

【ガウリシャンカール産スモーキーの外観的な特徴】

・透明度が高く、内部浸食痕や液体包有物が少ない
・照りが強いがギラつかず、光が内部で“滞留するような”質感
・高温で生じるレインボーではなく、低ストレス由来の柔らかい虹が出る個体も存在
・結晶面のエッチングが均一で、成長丘が美しく残る場合が多い
・「黒く沈む」のではなく「深く透ける」独特のスモーキー色



【ガウリシャンカール産スモーキーが特に美しい理由】

・色味が自然で柔らかい
急激ではなく、長期間にわたって自然放射線を浴びるため、ガウリシャンカール産は“深いけれど透明感のある”独特のスモーキー色になります。

・結晶が整っている
山域の地質が安定しているため急激なストレスが少なく、割れが少ない美しいポイントになりやすい傾向があります。

・照り(テリ)がしっとりと深い
ガネーシュヒマール産の強い煌きとは異なり、ガウリシャンカール産は落ち着いた大人の光沢が特徴です。

・産出量が非常に少ない
険しい山岳地帯で採掘ができる場所が限られているため、市場に出回る量が極端に少なく、見つけたときが購入のタイミングと言われます。



【総論】
ガウリシャンカール産のスモーキークォーツは、美しい色・整った結晶・深い光沢という特徴に加え、自然の放射線で何万年もかけて生まれた天然発色であることが大きな価値です。
霊峰ガウリシャンカールの聖域で育まれた特別な水晶として、ヒマラヤ水晶ファンにも強く支持されています。

ガウリシャンカール

人はなぜ「宇宙から来た石」に惹かれるのでしょうか。
それは、地球上のどんな宝石よりも古く、そして私たちの想像を超えた場所からやって来た存在だからかもしれません。
数千万年、あるいは数億年の時を超えて地球に落ちてきた隕石は、一種の「時間の化石」のような存在です。

その中でもパラサイト(メテオライト)は、世界中の隕石コレクターが憧れる“宇宙の芸術作品”。
鉄と石が織りなす構造は、自然が生み出したとは思えないほど緻密で、黄金色の結晶が光に透けた瞬間、まるで宇宙からのメッセージが浮かび上がるようです。

パラサイト隕石1


パラサイト隕石とは?
地球ではありえない「鉄と宝石」の共存

パラサイト隕石は、鉄隕石の母体にオリビン(ペリドット)が散りばめられた特異な隕石です。
地球上では、鉄と宝石質のオリビンが、このように“溶け合うように共存する構造”は自然界に存在しません。

パラサイト隕石3

つまりパラサイトは、惑星の核とマントルの境界付近でしか生まれないと言われています。
地球でいえば地表から数百kmも下の、誰ひとり触れたことのない世界。
その結晶がこうして私たちの手元に届いていると思うと、ロマンを感じずにはいられません。


パラサイトペンダントの特徴
光で目覚める黄金の宇宙

今回ご紹介するパラサイト隕石は、透明な両面ガラスで密封されたスライスを使用したペンダントです。
光を通すとオリビンが金色に輝くため、まさに身につけるステンドグラスのような仕上がりになっています。

パラサイト隕石4

光を当てた瞬間に現れる表情

ライトや太陽光を当てた瞬間、オリビン特有の繊維状のインクルージョンや、深いゴールドからグリーンへと変化する色調が浮かび上がります。
これは人工的な素材では再現できない、本物のパラサイトだけが持つ“宇宙の光”です。

パラサイト隕石5

鉄部分が語る「宇宙金属」の存在感

結晶の間を埋める金属部分は、鉄隕石特有の母体金属です。
地球に落下したのち、長い時間をかけてわずかに酸化することで、独特の風合いと色味が生まれます。
鏡面のような部分、わずかな傷やテクスチャーも含めて、すべてが宇宙から届いた金属ならではの個性といえます。

パラサイト隕石6


鑑別書で裏付けられた「本物」であること

今回のパラサイトペンダントには、宝石鑑別機関による鑑別書が付属しています。
鑑別結果には、次のような記載があります。

  • ペリドット結晶および隕石特有の構造を認む
  • 石鉄隕石特有の組成を認む
  • 別名:パラサイト・メテオライトと呼ばれています

鑑別書7

鑑別書の備考欄には、表裏面を覆う透明カバーについての記載がありますが、内部の隕石本体はもちろん未処理のパラサイト隕石です。
専門機関で隕石として確認されているため、コレクションとしても安心してお迎えいただけます。

鑑別書7


なぜパラサイト隕石は希少なのか

世界中で見つかっている隕石の中で、パラサイトは0.2%にも満たない極めて稀な種類です。
さらに、採掘後に鉄部分が酸化して割れたり崩れたりしやすく、綺麗な状態で残っている標本は多くありません。

その点、このペンダントに使われているパラサイトは、両面ガラスで完全に密封されています。
外気を遮断することで、酸化や劣化を大幅に抑えることができ、隕石の最大の弱点である“もろさ”を補う理想的な保存方法になっています。
ガラスが割れない限り、宇宙からやって来た姿を長く楽しむことができます。

鑑別書8


宇宙を身につけるという贅沢

数億年の時を旅してきた隕石。
その中でも、惑星の深部で生まれたパラサイト隕石は、まさに宇宙からの贈り物です。

胸元でペンダントがそっと揺れるたびに、黄金色の結晶がきらめき、
遠い宇宙のどこかで生まれた光が、いまこの瞬間に蘇るように感じられます。

隕石は「所有する」ものというより、“時の断片を一時的に預かる”ような存在です。
あなたのもとへやって来たパラサイト隕石は、もしかすると何億年も前から、出会う瞬間をずっと待っていたのかもしれません。

宇宙の歴史を閉じ込めた一枚のペンダント。
その小さな窓を覗き込むたびに、私たちは「今ここ」にいながら、果てしない宇宙の旅へと連れ出されるのです。

流れ星のかけら パラサイト隕石

鑑別書9

 

今回は先月行ったフランス・パリで思い出に残った写真をブログにアップしました。
パリはどこに行ってもすべてが撮影スポットで思わずシャッターを切る機会が多かったです。
カメラは全てiphone15promaxで撮影しています。
飛行機はJAL(日本航空)羽田10:20分発 パリ・シャルル・ド・ゴール直行便利用



グリーンランド上空 

現地時間は推定 08:30頃(2024年10月16日)に朝日が見られました。 



グリーンランド1万メートル上空にもかかわらず雲は一切無く陸地の山と雪がハッキリと見えます。
その壮大さは実際に見ないと伝わりづらいです。
もしJALでパリに行かれる際は座席を必ず窓際を指定してください。
絶景のグリーンランドが広がります。



雨が似合う"Passage du Havre" 2024年10月16日20:13分撮影 
思いっきり雨が降っていましたが写真を撮るとさまになる「パリ」の光景



泊まったホテルは3つ星ホテル"Hôtel Londres et New York"です。
このホテルのメリットは駅から直ぐ(メトロはまん前で地下に入る駅入り口が写っています)で、郊外に出るのに便利なサン=ラザール駅は1分歩けば到着します。
また、シャルルドゴール空港からロワシーバスで到着するオペラ座停留所からも歩いて8分程の場所にホテルがあるので交通の便だけでも選ぶ価値はあります。
外食はマクドナルド・ケンタッキーフライドチキン・バーガーキングがホテルを囲むように点在します。



2024年10月17日 朝のサン=ラザール駅前から
自転車のブルーとイエローの灯りが印象的でした。



時計が寄せ集まったオブジェアートモニュメントで「アルマン」の作品
アルマン・フェルナンデス"Armand Pierre Fernandez" 1928年11月17日フランス・ニース生まれ - 2005年10月22日)は、フランスの彫刻家・画家・現代美術家で日用品や廃棄物を大量に集積した作品などで知られています。



ヴェルサイユ宮殿 アポロンのモチーフが刻まれた門(ピッカピカのゴールドが輝きます) 
ルイ14世の紋章は太陽で、自らを「太陽神アポロン」になぞらえていました。
ギリシャ神話でのアポロンは光明・医術・音楽・予言をつかさどる若く美しい神と言われています。



雨降るヴェルサイユ宮殿
傘をささない「強者」の方もいらっしゃいましたが「びしょ濡れ」でした。



パリ日本文化会館から臨むエッフェル塔



エッフェル塔に掲げられていた五輪のシンボルマークは2024年9月27日までに取り外されたとの事でした。
10月17日時点ではエッフェル塔の前に飾られていました。



エッフェル塔の下から見上げて「パシャ」



セーヌ川から臨むエッフェル塔



「凱旋門」
彫刻家アントワーヌ・エテックス作「1814年 抵抗」"The resistance"



「凱旋門」
彫刻家アントワーヌ・エテックス作「1815年 平和」"Peace"



10月18日 ホテル前のサン=ラザール駅「 雨」(ドラマティック レイン)まだ暗いです 「パシャ」



ルーブルに抜ける回廊 
電灯に照らされた建物が美しく「パシャ」



ヨーロッパ?の方々は雨が降っていても傘をささない方が本当に多いです。



時間(09:12分頃)が早いと「モナリザ」も混んでいません。



「美しい」としか言いようのない「美しさ」パシャ!
「アポロンのギャラリー」
ルイ14世が当時、居城としていたルーブル宮殿内に、レセプションを開く大広間を設けることを思いつき、建築家ルイ・ル・ヴォーと画家シャルル・ル・ブランに約60mの長いギャラリー建築を依頼します。
天井には神話が描かれ、壁は肖像画や彫刻で飾られ、金箔が至る所で華麗な輝きを放つこの回廊は、太陽王ルイ14世にちなんで「アポロンのギャラリー」と呼ばれ、後年、ヴェルサイユ宮殿の「鏡の回廊」のモデルとなりました。



ヴィンテージジュエリー店のガラスに反射して写った光景が面白ったので思わず「パシャ」
「Gavilane ヴィンテージ ジュエリー ショールーム」
14 rue Malher 75004 Paris

次回に続きます。


 

一度は行きたかったパリの鉱物博物館。
1783年に創設されクラシックな建物の中に18世紀に作られた木製ケースの中に5000点を越す標本が整然と展示されています。

ベル

サントシャペル(13世紀に建てられた壮麗なゴシック様式の礼拝堂)からサンミッシェル通りを南に真っ直ぐ20分程歩くと鉱物博物館にたどり着きます。
上の写真の様なのぼり旗が目印です。
入館料は一人6ユーロ現金払いでクレジットカードが使えませんので、もし行かれる方は「現金払い」にご注意下さい。
博物館内を歩いていくと「ミシミシ」と床が音を立てます。
これは私が小学生の頃毎日のように聞いていた木造小学校の床の音で思わず懐かしさを感じました。



私が見たかった鉱物は日本を代表する「ジャポン」産 愛媛県市之川鉱山産 スティブナイト(輝安鉱)です。
こんな大きなスティブナイト結晶が日本で採れた事実と日本には巨大な結晶がほとんど残されていない事実。
愛媛県市之川鉱山産の輝安鉱の結晶は、その大きさ・美しさにおいて世界一であると称され、世界の有名な大学・博物館等で標本として保存されています。
これがパリにもありました。



何故、こんな希少なスティブナイトが海外に渡っていったのでしょうか。
実は明治11年(1878)パリ万国博覧会、明治26年(1893)シカゴ万国博覧会に愛媛県市之川産輝安鉱を出品したからです。
海外からはこの結晶に称賛の嵐が吹き人気が一気に高まりました。
この頃に産出した輝安鉱の結晶はほとんど海外に流出し、諸外国の博物館に所蔵されてしまった訳です。
日本の博物館で現在展示されている巨大輝安鉱は「愛媛県立総合科学博物館」32センチと38センチ・「秋田大学国際資源学部付属鉱業博物館」が36センチ・「東京大学総合研究博物館」では圧巻の220センチのクラスター(自分の眼で実際に見ていませんが写真では巨大な船のような戦艦のような形です)が所蔵されていますが海外の博物館と比べると悲しい現実を受けとめるしかありません。



今回、この鉱物博物館に来た最大の目的がアメリカ・キャニオンディアブロ隕石です。
キャニオンディアブロに関しては以前にもブログで紹介していますので読んでいない方はお立ち寄りください。



上記の写真はアメリカ・ディアブロ隕石で重さが266.8kgです。
因みに以下は、これまで発見されたアメリカ・キャニオンディアブロ隕石で海外に流出している破片です。
※アメリカ所蔵を除く

最大サイズから順番でご紹介します 

No.1 ニュージーランド・クライストチャーチ・カンタベリー博物館 485kg

No.2 フランス・パリ・国立自然史博物館 360kg

No.3 ドイツ・ベルリン・アルヘンホルト天文台 283.5kg

No.4 フランス・パリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」226.8kg



重量順であれば同じフランスNo.2のパリ・国立自然史博物館に行けば良いのではと思う方もいらっしゃるかと思いますがこれには深い訳があるのです。

博物館のコレクション収集方法は購入や既存のコレクションとの交換です。
パリのNo.2・国立自然史博物館(Muséum national d'Histoire naturelle)がキャニオン・ディアブロ隕石を手に入れた経緯は、19世紀末から20世紀初頭にかけての国際的な科学的交流や収集活動に由来しています。
キャニオン・ディアブロ隕石はアメリカ・アリゾナ州にあるバリンジャー・クレーターで見つかった鉄隕石で、数万年前に地球に衝突し、直径約1.2kmの巨大なクレーターを作り出したものとされています。
19世紀から20世紀初頭にかけてこの隕石に対する興味が世界中の科学者たちに広がり、地質学者や鉱物学者が調査・収集を進めました。
フランスは当時、科学や博物館活動の分野で国際的な交流を重視しており、アメリカや他の国々と標本の交換や購入を行っていました。
キャニオン・ディアブロ隕石の標本もこうした背景の中でフランスに持ち込まれ、国立自然史博物館に所蔵されました。
このようにして、国立自然史博物館にはキャニオン・ディアブロ隕石の標本が展示され、隕石の研究や展示を通じて一般市民や科学者が触れることができるようになったのです。

しかし、No.4のフランス・パリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」の入手経路は全く異なります。
同校に留学していたアメリカ人2人が個人で鉱物博物館に寄贈しているのです。

一人目
アメリカ人 エクリー・B・コックス (1839-1895)
ペンシルベニア鉱山労働者・機械学研究所の創設者
EB コックスは、1860年から1862 年までこのパリ国立高等鉱業学校の学生でした。
彼はペンシルベニア州の無煙炭の開発で富を築き、1881年と1883年に同州上院議員になりました。
彼はまた、アメリカ鉱業協会の創設者の1人でもありました。
彼は毎年、博物館に大量のサンプルを送っており、その中に現在展示されている重さ「226.80 kg のキャニオン ディアブロ隕石」の破片も含まれていました。

二人目
アメリカ人 トーマス・エグルストン (1832-1900) 
ニューヨーク鉱山学校の創設者
T. エグルストンは、1856年から1860年までパリ国立高等鉱業学校の学生でした。
アメリカ合衆国に戻った彼は、スミソニアン博物館で時間を過ごし、コロンビア大学内に鉱山学校を1864年11月15日に開館しました。
パリ・エコール・デ鉱山に定期的に送っていたサンプルに加えて、1897年には鉱物の購入のために当時の10,000 米ドルを寄付しています。
※写真には現在の日本円で1億2千万円と書きましたが為替(1ユーロ163円)を考慮しての値段なので実際は7千万円~8千万円位だったかもしれませんが多額の寄付をしたと言う事実を皆様に分かって頂きたかったのです。

留学生が母校に寄贈する気持ちって何でしょうか。
しかもアメリカの隕石をフランス・パリに寄贈する。
理由を考えてみました。

・留学生として多くの経験や教育を受けたことへの感謝の気持ちから、母校に恩返しをした。
・母校で得た知識や人脈、経験が自身の成長に大きな影響を与えたと感じているからこそ、それを形にして母校に返した。

この物語が私をパリ「鉱物博物館」に誘われた理由です。
他国民であるアメリカ人留学生がパリに自国の貴重な巨大隕石や多額の寄付をするのには上記以外にも、留学経験を通じて母校の教育環境や学生支援が重要であることを理解し、寄付を通じて自分と同じように夢を追いかける後輩たちのサポートの手助けになればと言う気持ちもあったのかと思いました。

パリ国立高等鉱業学校は日本で最初に設立された東京大学(1877年明治10年)よりも古い1783年に設立され当時から海外留学生も受け入れていたと言われている歴史ある学校の寄贈のコレクション群と少しでもふれ合う事ができればと思い出かけたフランス・パリの旅でした。

パリ国立高等鉱業学校(École Nationale Supérieure des Mines de Paris、略称 Mines Paris)について

「高等」と書かれているので日本の「高校」や「高等専門学校・高専」と間違われそうですが実際は大学で、フランスを代表するエリート工科大学です。
国際的な視野を広げることに力を入れており、学生には海外留学や国際交流の機会が提供され続けています。
また、多くのカリキュラムが英語で講義され外国人留学生も多く学ぶ環境の中で多文化理解と国際コミュニケーション力が育まれる教育環境にあるようです。
フランスには日本の「偏差値」は存在しませんが一般的に「パリ国立高等鉱業学校」などは、日本での東京大学や京都大学に匹敵する難易度とされています。

 

もし、皆様がこの鉱物博物館に行かれる場合は必ず以下を確認してから訪れてください。
私の場合ですが日本でも「休みの日に行ってしまった」「この時間は営業していなかった」等がよくあるので※ご注意下さい。

※パリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」 休業日と営業時間(2024年11月18日現在)

休業日と営業時間

火曜日:10時~12時・13時30分~18時00分

水曜日、木曜日、金曜日:13時30分~18時00分

土曜日: 10時~12時30分・14時~17時00分

入場は閉館時間の1時間前まで可能です

祝日、日曜日、月曜日は休みです

2024年12月22日から2025年1月1日まで休業です

 

詳しくはパリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」のWEBページでご確認下さい。




↑写真 モンマルトルの丘
この場所では観光客や地元の恋人同士が二人の愛を誓い、南京錠を取り付けてその鍵を川に投げ入れるというロマンチックな習慣があります。
この行為は、恋人たちにとって永遠の愛を誓うものとして継承されていますがその錠前の量と言えば凄まじく、南京錠を掛けるスペースも無くなりつつあります。
南京錠を高額な価格で販売する物売りの方が多数いましたが当方には声もかからずでした。
オッサン一人で歩いていると押し売りは皆無のようです。
※因みにオッサン一人歩きでは何処に行っても押し売り・署名等の各種詐欺からの声掛けは皆無だとこの旅を通じて実感しました。(※私個人の感想です)
見るからに「東洋人のお金を持っていませんオーラ」がプンプン臭っていたからだと感じました。

 

ターコイズ


ターコイズの歴史

アメリカで産出されるトルコ石は、ネイティブアメリカンの先住民にとって非常に重要な宝石と位置づけられ長い年月に渡り採掘されてきました。
南西部全体では200を超える先史時代の鉱山が発見されており、そのうちのいくつかは、紀元前300年という早い時期から採掘され多くの先住民の神話や伝説にもトルコ石が登場します。
ネイティブアメリカンの呪術師はトルコ石なしで職務を適切に遂行できないと断じており、実際に何らかの形でトルコ石が公式に使用されない儀式、祭り、宗教的儀式はほとんどありませんでした。
18世紀から19世紀にかけては、部族が独自のスタイルとジュエリー製作法を開発し始めると、南西ネイティブアメリカンのジュエリーに最もよく使われる石はトルコ石となりました。
トルコ石は紀元前から注目されていたため今後もネイティブ アメリカンの文化と伝統の象徴であり続け美しくユニークなジュエリーとして展示され保存されることは間違いありません。

アメリカ キングマン ターコイズ

キングマン ターコイズ鉱山は、アリゾナ州キングマン近郊にあります。
他の多くのターコイズ鉱山と同様に1800年代後半にジェームズ ハースによって再発見されたときに銅の採掘事業として始まりました。
キングマン ターコイズは1950年代から1970年代にかけて人気を博しその鮮やかなブルーはアメリカン・ターコイズの典型的な外観となりました。
キングマンにはさまざまな青緑色の色合いがありますが、高品質のキングマン ターコイズは、密で暗いクモの巣状のマトリックスとわずかな黄鉄鉱を含む深い青色で知られています。
キングマン鉱山は現在も営業しており美しいターコイズを大量に生産し続けています。

ターコイズの誕生と天然ターコイズの色変化

トルコ石は二次鉱物に分類され、砕けた火成岩に細かい粒の鉱脈や深く変質した岩石に不規則な空洞の中で形成されます。
通常は褐鉄鉱・カオリナイト・石英・玉髄または絹雲母の中にトルコ石が含まれます。

・トルコ石は既存の鉱物の風化と酸化の過程で岩盤の隙間から浸透し、通常は酸性の表層水が下降することによって堆積します。
・トルコ石の形成は乾燥した砂漠気候でのみ起こり、通常は地表近くで見つかります。
・トルコ石の色はオフホワイトからダークブルーまで幅広く他の鉱物含有量に応じて、青と緑の色合いが数百種類にものぼります。
・銅の含有量が多いほど「青」のトルコ石になり、亜鉛含有量が多いほど「緑」のトルコ石になります。

トルコ石をジュエリーとして使用すると、この宝石は着用者の皮膚から汗や皮脂を吸収し色が徐々に変化していきます。
また、天然トルコ石は多孔質の為、色の変色・退色、乾燥による割れ・ヒビ・クラック等が入る可能性もあるので日々のお手入れが重要です。

 

ターコイズ


ターコイズの含浸処理方法(スタビライズド・ターコイズ又は安定化ターコイズとも呼ばれます)

採掘されたほとんどのトルコ石は、さまざまな品質のものがあり硬度・色・採掘場所によって価格が決定されていきます。
高品質なトルコ石は結晶密度が高いので含浸処理(耐久性の向上)等は必要ありませんがこのようなトルコ石はほとんど見つからなくなりました。
現在採掘されるトルコ石は結晶密度が比較的低く天然の状態でカットすると欠け・割れ・崩れる可能性が高く実用性に欠ける原石が多く存在します。
また、上記のような原石を上手くカットしたとしても最終段階の磨きで光沢を出しにくい等のトラブルがある為に現在では含浸処理が必要不可欠です。
このような含侵処理をしたトルコ石の事を「スタビライズド ターコイズ」又は「安定化ターコイズ」と呼ばれていますが耐久性が向上し変色も無くなる事が最大のメリットです。
含侵処理方法に関してはトルコ石を透明材の樹脂に浸け、「超」真空状態にしてトルコ石から気体を完全に取り除き結晶内部をスカスカの状態にして、今度は一気に気圧を解放する事で樹脂をトルコ石に強制的に含浸させます。
その後は先ほどとは逆に気圧を上げていき樹脂を完全にトルコ石に封じ込める処理方法で1950年代にアメリカ・アリゾナ州で初めて発明され今でも続いています。

ターコイズの含侵処理で有色を使用する場合

含侵処理に使われる樹脂の前提は「無色透明」で「耐久性の向上」と「色の退色」を防ぐために行われる必要不可欠な処理方法だと当店では考えています。
しかし、この「無色透明」の樹脂を「有色樹脂」(※例えば濃いブルーの樹脂)に変える事で本来トルコ石が持っていた色を人工的に「濃くする」事が可能です。
深いブルーのトルコ石は高額で取引きされるので「耐久性の向上」と「色の退色」プラス「高く売る」事を目的に考えた処理方法だと考えます。
トルコ石の見栄えを良く見せる処理方法がプラスされているので当店的には「有色樹脂」の使用は「問題あり」だと考えています。
「有色含浸処理」に付きましては「一般消費者」「販売業者」共にそれを見分ける事は不可能で鑑別機関に頼るしか方法はありません。
しかも「トルコ石」に限っては鑑別料金が上乗せされる事が多いのでこれも困った問題の一つとなっています。

ターコイズの偽物と練りターコイズ

トルコ石は「ハウライト」「マグネサイト」を染めてターコイズっぽくした「ハウライトターコイズ」や「マグネサイトターコイズ」がありますがこれらは全てフェイクです。
ハウライト・マグネサイトの基本色は白色で石の表面に不規則な黒色や褐色の縞目がありトルコ石と同じ多孔質なのが特徴です。
多孔質は色を付けやすいのでスカイブルーを着色処理・染色処理・含浸処理をすればトルコ石の偽物に変身します。
あとは、トルコ石の破片・欠片・粉末を樹脂と一緒に固めた「練りターコイズ」が存在します。
※こちらも色を強化する為にブルー色の樹脂を使い更に深いブルーに仕立てた練り物もあります。
ハウライト・マグネサイトは完全なフェイクですが練りターコイズは本物のターコイズを使用しているので偽物ではありませんが人工的に固めて作製しているので天然石とは言えないと考えます。

 

ターコイズ鑑別書


少し前ですがお客様よりお問い合わせがありました。

>>>貴社のターコイズ(アリゾナ産)のルースが綺麗で購入を検討しています。
ただ、ターコイズは高くてこのお値段(5500円〜8400円)は安すぎると思います。
この石は当然樹脂含浸など加工されていると思いますが、本物のトルコ石でしょうか?
染色はされていますか?
ご回答よろしくお願いします。<<<

「本物のトルコ石でしょうか?」の文言でお店に質問しても余り意味がありません。
例えば、100件のお店で同じ質問をしても全店舗「本物です」と答えるからです。
もし、摸造石を本物の天然石と偽って販売しいるお店があったとしても「これは偽物です」と自ら認める事はありえないからです。
当店としては宝石鑑別書がないので本物をお安く販売していたつもりでしたがこのようなお問い合わせに悲しくなりました。
偽物を掴まされるかもしれないとご心配であれば、以下の文言でお問合せをしてみて下さい。
「購入するのに不安なので別料金が掛かってもいいので、このトルコ石に宝石鑑別書を付けてもらう事は可能ですか」
もし、本当に摸造石を販売しているのであれば、鑑別書の発行は出来ない(摸造石と結果がでるため)ので鑑別依頼を断りますし、単に鑑別書は扱っていないとか、時間の都合等で断るお店も多いかと思います。
しかし、根気よくお店を探していると当店のように「鑑別依頼を承ります」と言うお店も必ずあるので、そのようなお店で購入するのが不安解消になるのではないかと考えています。
もちろん、鑑別書作成にはお金が掛かるので商品購入時に「やっぱり、鑑別書は必要ありません」と断ればOKです。
※ただし、お店が鑑別機関に依頼する前に鑑別書をキャンセルして下さい。
依頼後ではキャンセル出来なくなるのでご注意下さい。
重要な事は「鑑別依頼を引き受けると言う事実」 = 「お店が本物と確信している」
この事が最重要なので、実際には鑑別書を作成しなくても本物を扱う業者だと分かります。
そんなお店探しが大切かなと思ったりしています。

今回のお問い合わせに関して以下をお客様に回答しました。

>>>当店で販売していたトルコ石は全て本物ですし染色もされていないとディーラーからの情報で販売していましたが客観的な根拠(鑑別機関での鑑別)がないので一旦全て引き上げて宝石鑑別書を付けて再販する事に致しました。
トルコ石に関しては宝石鑑別書を付けて販売している業者様は少ないと思います。
昨日掲載しましたトルコ石のロットは宝石鑑別書を取っています。
鑑別書が付属しない商品はご希望であれば有料でお付け出来ますのでご検討下さい。
今回トルコ石をお安く販売していたにも関わらず今まで売れなかった理由(商品の価格が安い→偽物・染色)が分かった事に感謝致します。
ありがとうございました。<<<

今回お安く販売していたトルコ石は利益率を下げて良い物をお安く販売していたのが裏目に出たようです。
「安物は偽物・染色」
とは一概には言えないと思うのですが残念でした。
現在はトルコ石に宝石鑑別書と付けた結果、販売価格は高くなりましたが偽物でもなければ「染色」もされていません。
これは宝石鑑別書を見れば一目瞭然です。
「染色」や「着色」に関しては簡単に見分ける事が可能です。
これらはトルコ石に色素を塗っているのと同じなのでアセトン(除光液の原液)に1週間程浸けていればブルー色が取れるのでどなたでも見抜く事が可能です。
しかし、変色・退色する恐れがあるのでお薦めはできません。
また、トルコ石の場合は無処理と謳っている物でもワックス加工が施されている可能性が高くアセトンに浸ける事でワックスも完全に取れるのでアセトンのご使用は自己責任でお願いします。

 


当店で販売していたアメリカ キングマン ターコイズを鑑別しました。

鑑別結果

鉱物名 天然トルコ石

宝石名 トルコ石

Remarks(備考) 透明剤の含浸処理が行われています。

※「透明剤により含浸処理」は「着色処理」・「染色処理」のように青い色をトルコ石に塗って見た目をより美しく見せる為の処理ではなく、多孔質で硬度が低い(柔らかい)トルコ石に対し「透明剤」を含浸する事で硬度を補強し耐久性を上げ退色(色落ちや色の劣化)を抑える為に行われる重要な処理方法です。

本物のトルコ石で含浸処理は無色の透明材使用でした。
信頼できそうな店で公的な宝石鑑別書を用意できるトルコ石ほど安心な買い物は無いのでご検討下されば幸いです。

鑑別書付き アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 カボション ルース 12.843ct

鑑別書付き アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 カボション ルース 11.390ct

鑑別書付き アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 カボション ルース 9.145ct

鑑別書付き アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 カボション ルース 17.445ct

アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 ペンダントトップ 2.8g

アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 ペンダントトップ 3.4g

アメリカ アリゾナ キングマン ターコイズ トルコ石 カボション ルース 1.8g

宝石鑑別書が付属しないトルコ石に関しては別料金でお付けできますのでお気軽にお問い合せ下さい。
ただし、納品に2週間程掛かりますのでご了承下さい。

 

ターコイズブルーランタン
糸魚川翡翠


今まで当店ではヒスイはミャンマー産のみを扱ってきましたが今回(2024年05月)より初めて日本の国石「糸魚川翡翠」を取り扱う事に致しました。
糸魚川翡翠に関しては単色のヒスイは少なく多種の鉱物が混ざり合う為、、宝石鑑別書で「鉱物名:天然ジェダイト」との鑑別結果が出ない事が多いので糸魚川翡翠の取り扱いを当店では見送っていた次第です。
翡翠は岩石なので色々な鉱物が混じる可能性が高い事から純粋な「ひすい輝石」の含有量の多い少ないでジェダイトであるかどうかの鑑別がわれています。
「ヒスイ」の判断は鑑別機関により異なるので一概に何パーセント「ひすい輝石」が含有する事で翡翠となるかは分かりません。
その点ミャンマー産翡翠は鑑別すればほとんど「ジェダイト」と鑑別結果がでるので翡翠を扱う業者としては安心できる翡翠なのです。

 

糸魚川翡翠


あともう一つ糸魚川翡翠を今まで扱わなかった理由があります。
それは翡翠の産地を証明する事ができない点でしたが今回仕入れさせて頂いた糸魚川翡翠は石元(糸魚川翡翠を大量にストックしている)がハッキリしている「小滝物産店」さんからの糸魚川翡翠だったからです。
そのうえ、糸魚川翡翠ブレスレットでしたら「この糸魚川翡翠原石を加工してブレスレットを作成しました」の写真が入ったシリアル番号入り産地証明書が付属するのでこれは間違いなく糸魚川翡翠だと証明されているので取り扱う事に致しました。
この産地証明書こそ正に信頼できる証(あかし)ですがこの翡翠ブレスレットを鑑別依頼すると全く異なった回答結果が出ています。
それは糸魚川翡翠が他種の成分を多く含有している為に鉱物名・宝石名共に「ひすい」とは書けないとの連絡が鑑別機関より届きました。

 


今回鑑別依頼した糸魚川翡翠は薄いグリーン色にディープグリーンが多量に混ざり合う翡翠でしたのでこれが正に糸魚川翡翠だと考えていましたが宝石鑑別書を取得できないとは思ってもみませんでした。
逆に他種鉱物が少ない色合いの糸魚川翡翠であれば宝石鑑別書を取得する事が可能です。
今回はこの「小滝物産店」さん以外で個人で経営されている業者の方より糸魚川翡翠3点仕入れましたのでご紹介したいと思います。
糸魚川翡翠は糸魚川市を流れる「小滝川」と「姫川」の流域で産出され採掘は禁止されており市場に糸魚川翡翠が出回ることは非常に稀ですが「ヒスイ海岸」等の海で見つけた糸魚川翡翠は持ち帰りOKの為、趣味と実益を兼ねた多数のヒスイハンターで日々賑わっているとの事です。
海岸で採れる翡翠は翡翠に似た違う石がほとんどで専門業者に鑑別依頼しないとその石が本当に糸魚川翡翠なのか分かりません。
今回そんな海岸で採れた糸魚川翡翠を採取し、ご自身で研磨し販売しているお店からのお品が入荷しました。
インクルージョンありありの糸魚川翡翠であればパスしたのですがインクルージョンがほとんど無い美しい翡翠だったので鑑別依頼をして販売する事にしました。

 


鑑別結果

鉱物名 ジェイダイト

宝石名 ジェイダイト(ひすい)

Remarks(備考)
ワックス加工が行われています。

間違いの無いジェイダイト(ひすい)の結果が出ました。
着色・染色・含浸処理(透明剤・有色材)の一切ない無処理の翡翠でしたが最終的な仕上げでワックス加工が行われているようです。

 


鉱物名 ジェイダイト

宝石名 ジェイダイト(ひすい)

Remarks(備考)
ワックス加工が行われています。
他種成分の含有を認む。

上の写真は産地証明書付きの糸魚川翡翠勾玉で他種成分が含有するにも関わらずジェイダイトとの鑑別結果が出ました。
これで本物の翡翠である事が公的機関で証明され、産地証明書が付くのですから「ヒスイ」としては完璧です。
今回、産地証明書付き糸魚川翡翠ブレスレットをロット(数十本単位)で発注したのですが購入できたのは合計数本という状況でした。
(現在2本のみ販売しており近いうちに残りも販売致します)
もし本当に日本国石である糸魚川翡翠をご希望でしたら在庫限りとなる可能性もありますのでお早いうちのご購入をお薦めします。
と言いましても希少品は価格も高いのでこのまま当店では全く売れない第二の「ヌシ」となる可能性が高いかもしれません?!
また、勾玉に付きましてはステンレス製ボールチェーンが60センチ無料で付属しますのでペンダントトップとして届いた時からご使用頂けます。
ステンレスチェーンは温泉等に入らない限りサビの心配もほとんどなく糸魚川翡翠勾玉を首に付けっぱなしOKなのでご検討頂ければ幸いです。

糸魚川翡翠

 

 

アイリスクォーツ


先日ですが上の写真の商品をご購入されたお客様から☆☆☆☆☆(☆5満点)商品レビューが届きました。
お忙しい中、商品レビューをご記入して頂きまして誠にありがとうございました。
以下がレビュー内容です。
「天然?水晶なのかは疑問。合成水晶かな。まあ、画像通り綺麗なんで。」と書かれていましたので今回ロットの1つを鑑別依頼しました。

 

アイリスクォーツ鑑別書


鉱物名 天然クォーツ

宝石名 ロック・クリスタル

このアイリスクォーツ丸玉は「合成水晶」ではなく「天然クォーツ ロッククリスタル」との鑑別結果でした。
仕入れの段階で天然水晶とディーラーより聞いて確証していましたが公的機関での鑑別をしていなかったので今回依頼させて頂きました。

当店は本物の天然石・化石・隕石等をお客様にご提供出来るよう鑑別にこだわりを持って経営していますので「合成品」であれば「合成品」と記載して販売しています。
現在(2024年5月10日)当店の在庫に「合成水晶」はありませんが「合成シトリン」なら在庫があります。

AAAA 合成シトリン ブレスレット 7.9mm-8.2mm

AAAA 合成シトリン ブレスレット 9.6mm-10mm

商品情報ご覧下さい。
商品名には「合成シトリン」と明記し、説明文には「合成品の製造方法」まで記載して販売しています。
これはお客様が天然シトリンと間違って購入しない為に行っています。


詳しくはこちらのブログ「天然石の合成」をご覧下さい。

「天然水晶」と「合成水晶」のブログもあります。

水晶丸玉 鑑別書 11通 天然クォーツ 1通 合成クォーツ

水晶丸玉 顛末記 3通 人口ガラス 合成ロッククリスタル 天然クォーツ

その他の鑑別書ブログ

このレビューを書かれてたお客様は水晶の透明度が高くて美しいレインボーが入りそのうえ価格が880円(税込)なので「合成水晶」と感じられたと思っています。
この商品は当店の看板商品で、これを気に入って頂き当店のリピーターになってほしいとの思いがこもった商品なので皆様にお薦め致します。

透明度抜群 AAA アイリスクォーツ 丸玉 レインボークリスタル 880円(税込)
 
予言石


お客様からの商品レビューで以下のような投稿がありましたのでご紹介いたします。

>>>石にベッタリと明らかに、ペイントが施されていたのが真贋含めて凄く気になりました。<<<

その名前はプロフェシーストーン(予言石)と呼ばれサハラ砂漠で採掘される形が興味深い天然石です。
この石がペイントされているとのご指摘でした。
確かに見た目がブラックやブラウンを塗ったかのような色合いをしていますがこれが予言石の特徴なのです。
これを証明するため以下のようにご返事しました。

>>> ペイントされているように見えるかもしれませんがこれが天然の色なのです。
これを証明する方法があります。
除光液を持っていらっしゃったら予言石を除光液に浸けてください。
量が足りない場合は布に除光液を付けて拭いてみてください。
もし、ペイントされているのであれば簡単に色が落ちます。
先程、当店でも実験しましたので添付写真をご覧ください。
薬品はアセトンと言うネイルオフに使う原液を使用しました。
これに予言石を浸けましたが一切色落ちがないのでペイントされていない事が分かります。

当店は商品の鑑別に力を入れておりブログもやっています。
宝石鑑別書ブログが以下になります。

天然石の本物・偽物を見極める「鑑別書」

この中の「ラピスラズリ ディープブルーに盛ってます」をご覧ください。

アセトンにラピスを入れるとアセトンが真っ青になっているのが分かります。
着色や染色は除光液を使えば分かるので一度お試しください。
<<<

 

予言石とアセトン

 


 

このメールに対しお客様より「私が持っていたもう一つのプロフェシーと風貌が異なっていたこともあり不安を感じましたが納得しました。」とのご連絡あり安心しました。
予言石は一枚目の写真のような色合いもあれば↓下の写真のようなベタっと塗った感のある色合いの予言石もあります。

 

予言石


上記の写真見ると予言石にチラホラと他の鉱物が共生しているのがお分かりいただけるでしょうか。
もし、仮に色を塗っているのであればこの共生鉱物も同じ色になるはずですが実際には異なる色です。
これが予言石の色は天然色である証明となります。
鑑別機関に鑑別依頼も一つの方法ですが原石の鑑別は価格が高く「出来ません」と断られるケースも多々ありますので今回のようなケースの場合はお客様ご自身で除光液で色落ちするか試してみるのも一つの方法だと考えます。
※除光液に付けた天然石は必ずしっかりと水洗いして液を洗い流してください。
そのままにすると変色の原因になります。
また、透明材による含侵処理(そのほとんどがブレスレット用ビーズ)がなされている場合は透明剤が溶け色がくすむ可能性があるのでビーズはお避け下さい。

プロフェシーストーン 予言石

虹

 


雨上がりの空にかかる虹の美しさは心を奪われる物があります。
そんな虹が何時でも見ることが出来たなら、ひと時の安らぎを与えてくれるかもしれません。
虹は大気中の水滴が太陽光を反射・屈折することで発生する自然現象で、その美しさや神秘性から古来より多くの人々を魅了しています。
太陽光が雨上がりや霧、水しぶきなど当たるとその光は屈折や反射をし色々な波長に分かれ七色の虹が生まれます。
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の色が美しいアーチ状に広がる様子は、まさに自然界の魔法のようです。
古代から多くの文化で虹は神秘的な力や幸運の象徴とされてきました。
虹を見ると、人々は希望や平和、調和などのポジティブなイメージを抱くことが多いです。
また、一方で虹はある神話や伝説の中で特別な役割を果たすこともあり、それぞれの文化において異なる解釈や意味づけがなされています。
虹を見ると、多くの人々が感動し、喜びを感じると同時に、自然の美しさや神秘性に対する敬意を示します。
子供たちは虹を見てワクワクしたり、夢中になったりすることがよくありますが、これは大人でも言える事ではないでしょうか。
私も小さい頃はひと時の綺麗な虹が無くなるまで見入ったものでした。
このように、虹は私たちの心に豊かな感情を呼び起こし、日常の中で幸せな瞬間を提供してくれます。
さらに文化や心理学の観点から見ても虹は人々に様々な意味や感情を与える重要な存在であると言えます。
私たちは常に自然の美しさや偉大さに感謝し、虹がもたらす希望・安らぎ・喜び(ワクワク感)を大切にするべきだと私は考えます。

 

アイリスクォーツ


アイリスクォーツ丸玉ペンダントトップのご紹介です。
水晶の中で、光の屈折により美しく輝く七色の虹が見えるものだけが、レインボー水晶・虹入り水晶・虹水晶と呼ばれ古来より珍重されてきました。
通常天然水晶が成長する過程で、地殻変動などによる地球の強力なエネルギーが加わることで発生するクラックが純粋な光を反射して虹色に輝くものをレインボー水晶(アイリスクォーツ)と呼びます。

 

アイリスクォーツ


今回はブラジル産アイリスクォーツ丸玉をペンダントトップに仕上げました。
丸玉は直径約17mmで虹が入ります。

価格は1個 税込み990円

楽天市場になりますが「アイリスクォーツペンダントトップ」の価格です。
当店の商品が安すぎて驚かれる事でしょう。
発送はランダムとなりレインボーの輝きに強弱ありますが必ず虹が含有するペンダントトップをお届けいたします。
赤字ギリギリのお値段なのでいつまでこの価格が維持できるか分かりませんが現在の在庫分は価格を維持しますのでご検討の程よろしくお願いします。
また、ペンダントトップではない純粋なアイリスクォーツ丸玉もございます。
こちらは直径が約22mm~23mmで税込価格880円とペンダントトップに負けじと低価格です。

 

アイリスクォーツ


と言いましても「何か怪しい」「偽物かも」等価格が安い事から疑われる方も多いでしょう。
当店は楽天市場で11年目を迎え「店舗総合評価点数」と「店舗レビュー」を読んで頂ければどんなお店か少し分かって頂けるかもしれません。
また、楽天市場5万店の中から約500店選ばれる月間優良ショップに2023年は7回受賞し2024年3月現在3回受賞しています。

 

月間優良ショップ

 

【※「月間優良ショップ」とは、お客様から高い評価をいただいている上位1%の店舗が選ばれる賞です】
評判が良いから100%安心だとは限りませんがお客様が購入するお店を選ぶ目安にはなるかと思っています。

 

アイリスクォーツ


ブログに関しましては宝石鑑別書を中心にのんびりと更新していますが今後も"True Stone"をよろしくお願い致します。

ブログ「True Stone 天然石の真実」

 

アイリスクォーツ

 

※今後は仕入れ価格や為替変動で価格が変更される可能性がございますが何卒ご了承の程よろしくお願い申し上げます。