それじゃ、またね…いちごさん旅立つ | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

まさかブログでこの記事を書く日が
こんなに早く来るとは思っていませんでした。

昨日12月28日20時10分
娘と嫁さんの帰りを待っていたかのように
我が家の愛犬いちごさんは
穏やかに虹の橋を渡りました。

享年およそ17歳。
(保護犬のため推定年齢)

中型犬で人間に換算したらおよそ98歳らしい!
(先月まで元気に散歩してしました)

認知症になり足腰も弱っていましたが
今月に入ってから衰弱が急激に加速して

今月21日あたりから食事も水も摂れず
再度病院に行った後

少し元気を取り戻して
22日の夜は僕が付きっきりだったのですが

この日はびっくりするくらい食べた。

そしてクリスマス繁忙期を終えた頃から
再び食べられなくなり歩行も出来ない
昨日、病院で栄養剤と水分の補給

もう眠り続けるだけだったので
この先は自然の流れに任せて
最期の日を待とう、と

家族で相談した翌日のことでした。


僕が夜勤から帰って夜まで介護するつもりで
寝れないようなら
いつも通り抱っこして寝かしつけよう、

そう思っていたのですが…

帰るとずっと毛布の上で寝たままの状態、
ほどなく息子も夜勤から帰宅。

午前中、おもらしをして
抱っこしていた僕がびしょ濡れになり

てんやわんやで息子とおむつ交換した後も
浅い呼吸をしながら眠り続け

目を開ける気配もない。

もう今日がヤマ場かも…と思い
家事全般を終わらせると

ずっと抱っこしたまま
夕方まで共に過ごしました。


息子はここ数日、
ほとんど寝ずに看病しながら夜勤へ

嫁さんも介護しながら寝る時は隣で、
昼勤の娘も出来る限りの看病を…

家族の疲労はピークに達していました。

ほとんど意識のないいちごさんでしたが
何か最後に思い出らしきものを共有したい、

そう思い立って午後3時過ぎに
僕はいちごを抱っこして

以前、共に歩いていた散歩コースへ
一緒に行くことにしました。

すると…
これまで全く動かなかったいちごさんが
いつも歩いていた場所に来た時

微かに反応してくれたのです。

こんなことってあるんですね!

家に帰ってからも途切れそうな呼吸で
静かに眠るいちごさん

息子はこの日も夜勤を控え
疲れが限界を超えて起きれない状況
せめて嫁さんや娘が帰ってくるまでは…

1時間、2時間…

刻々と時間が過ぎていきます。

そして夜の7時半過ぎ、ようやく
娘と嫁さんが仕事から帰宅

状況報告していたので覚悟をしていた嫁さんは

「生きてる?」と
既に泣きながら聞いてきました。

それから約40分ほど過ぎた頃
それまで大人しく眠っていたいちごさんが

少し体を揺らして深呼吸をするように
数回大きく口を開ける動作をした直後、

静かに永遠の眠りにつきました。

本当に苦しむこともなく
辛い表情を見せることもなく

眠るように静かに旅立っていったのです。

僕らですらその命が尽きたことに
気づかないくらいに。

嫁さんと娘は泣き崩れていましたが

僕と息子は立ち尽くしたまま、茫然と
何とか現実を受け入れようとしていました。

そしてトレードマークだった赤い首輪と
おむつを外して、

前もって確認していた
ペットの葬祭場に連絡を入れて

31日にお別れの儀を行うことに決定、
家族全員で参加となります。

その後は身の回りの片付け等に追われ
ようやく深夜になって一段落

葬祭場の方から
「お別れの手紙を書いていただければ」と
言われていたので

メモ代わりに入力し始めた時、急に
画面が見えないくらい涙が止まらなくなった。

いつもならここにいる、と言う場所に
いちごさんがいなくて

いつものように散歩に行こうとして
その姿がないことで

ようやく現実を受け入れてしまったようです。

結局寝れずにこうしてブログを書いてました。


これからいちごさんがいない日々を過ごす

何か…ほんまかいな、と言うのが
正直な気持ちです。

僕に限らず家族のみんなは
いちごさんの生活リズムに合わせて
自分たちのサイクルを組み立てていた、

と言っても大げさではないくらい
大切な家族の一員でした。

命ある時、最後に体感した体の温もりは
この先も消えることはないと思います。

4年前にベジさん、そして今年いちご、と
家族を失ったわけですが

こんなに辛い思いをするのなら…

「もうペットは飼えんなぁ」

嫁さんがぽつりとそう言った一言が
全てを表しているように思います。

以前ブログでいちごとの出会いを⬇️
小説ぽく書いていましたが
この物語も遂に完結してしまいました。

ベジさんの最期は看取ることが
出来なかったのですが

いちごは苦しむこともなく本当に
眠るように息を引き取りました。

家族として、そして番犬として存在感を示し
癒されたり元気付けられたり
誰からも愛されたいちごさんなので
(ベジさんもいちごのこと大好きでした)

楽に旅立たせてあげよう、と言う
神さまのご加護だったのかも知れません。

最期の日に一緒に散歩出来て
本当によかったです。

いちごさんに関しては
後悔したり思い残すことは何もないですが

こんなにも寂しいものかと
今、改めて実感しています。

2009年の1月25日に我が家の一員となり
2022年12月28日、天寿を全う。

いちごさんの人生(犬生?)が
幸せであったことを願いながら

その命の素晴らしさや尊さを
改めて感じたいと思います。

これまで病気ひとつしたことのない、
そしてドックフード以外は口にしない

とても家計に優しい子でもありました(笑)

散歩していたら周りの人たちから
「かわいい」と誉められるくらい美人でした。
家族以外には絶対に懐かない、
気高く気丈で凛とした一面もありながら

時々見せるあどけなさやわがままが
とても可愛く感じられました。

この子がうちの家族であったことを
これからも忘れないし誇りに思います。

11月末に一度歩けなくなったいちごさんが

元気になるように、と願かけのつもりで
伸ばしていた顎髭を今朝、キレイにして

また元の男前なみつ光男に戻りました(笑)


さよならは言いません
いちごさん、それじゃ、またねー!



【追伸】
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心暖まるコメントやいいね、
本当にありがとうございます。

きっといちごさんに届いていると思います。