個人的に10代の頃
アメリカンハードロックは
そんなに聴いてなかった思い出があります。
いわゆるLAメタル隆盛時代を
リアルタイムで体感してしますが
そこまで聴き込むことはなかった。
Y&Tのようなブリティッシュロックテイストの
土着的なバンドは聴いてましたが。
そんな80年代の半ば
このバンドのこのアルバムに出会ったことで
アメリカンハードロックに対する価値観が
大きく変化していった。
それがWHITE LIONの2ndアルバム
「PRIDE」(1987)
第一印象はジョン・ボン・ジョヴィが
VAN HALENを歌っているような印象(笑)
ヴィト・ブラッタの
フラッシーでテクニカルなギターに
マイク・トランプの乾いた歌声
キャッチーなのにハードなサウンド、
それでいてデフ・レパードのような
美しいコーラスとボーカルハーモニー。
いわゆるLAメタルの十把一絡げにされる
バンドとは一線を画した
どこか哀愁溢れるサウンドなのは
やはりボーカルのマイクが
欧州(デンマーク)出身だからかな?と
そう言う点ではアメリカ人の
トニー・ハーネルが在籍した
ノルウェーのTNTの逆パターンですねw
まず1曲目の「HUNGRY」の
メロディアスな曲調に引き込まれ
ラストのバラード
「WHEN THE CHILDREN CRY」の
切なくも暖かい余韻で幕を閉じる。
そしてシングル曲の「WAIT」も印象的。
"シングルヒットを持つ = 代表曲がある"
ライブで第一声を聴くと歓声が上がる
そんな曲を持つバンドは強いですね。
この後リリースされた
3rdアルバム「BIG GAME」は
ややAORテイストが強くなったとは言え
スマッシュヒットした作品ですが
やはり「PRIDE」の衝撃に勝ることは
ありませんでした。
そして残念ながらこの後は時代の波から外れ
1991年に解散しました。
今聴いてもほんとに佳曲揃いの
良いアルバムです。
そしてこんな思い出もあるw↓
サザエさんやちびまる子ちゃんならともかく
自分が10代の頃聴いてた曲を
まさか息子と聴く日が来るとは、ねー(笑)

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