息子の中学 卒業式 | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

こちらの記事の前に…

さきほど息子が受験した高校の合格発表を

見に行き…

 

 

無事、希望の高校、希望の学科に合格しましたー!!!

こちらの「合格発表ドタバタ記事」はまたいずれw

 

 

 

昨日、3月16日は我が家の相方(ベジさん含む男性陣の一人)
我らが5ブンノ3の頼れるべき相方

息子の卒業式でした。

何でも、娘と嫁は
僕が卒業式で泣くかどうかを賭けているらしく
↑話してるのが聞こえたのよw

そうとなれば是が非でも泣くもんか、
と妙に意固地になり
当日を迎えたのです。

仕事熱心なワタクシですが (自分で言う)
この日ばかりは誰よりも早く職場を後にして
大急ぎで帰る。

と、言うのも
朝の6時くらい、夜勤の大詰めの時間帯に
ふと、ある事を思い出したのだよ。

「録画用の機械の充電、忘れてるやんー」

そうなんです、昨年の11月
学校の学習発表会の時、演劇を録画してから
使用してなくて
バッテリー残量すら定かではない。

また嫁に烈火の如く怒られ
それが原因で僕が劣化の一途を辿るのは
たまらんと(笑)
↑「韻を踏む」か(笑)

家に着くなり、こそこそと
充電器を取り出して磐石の体制に。

家を出るまでの、約50分の間に
大急ぎでお風呂、朝食をすませて

前もって準備してたスーツに着替えよう…


と、ここで「うわー!」と
嫁が声を上げる。

介護関係の仕事をしてる嫁
ここ数年ジャージで勤務してした影響か
知らぬ間に巨大化wwしていた模様で

礼服を着ると身動きできない状態にw

娘に頼んで「背中のジッパー」ww
下げてもらい別の服に着替える。


そちらは何とか着れたようで
「入学式までには何とかせねば」と
頭を抱えているww

そんなやり取りを横目に
「お願い♪背中のジッパー、ちょっと上げてちょうだい~♪、みるきーやったら上げてあげるけど~」

とか歌いながら

「やっぱり日頃の節制って大事やね、いつも気にかけてないからそう言うことになんねんて」
と、久しぶりに「勝った気」満々で嫁をディスる。

「うるさいわー」と言われつつ
意気揚々とスーツを着ようとした
その時

あれ?

何があった?

スーツのズボンのファスナー


上がりませんけどwww


太りすぎて上がらないんではない。

どんなに頑張っても上がらないのだよw

「うわー、チャック壊れたー!」

一旦穿いたズボンを脱いで
全力で上げるもののビクともしないではないか。

生地に噛み込んでる訳でもない。
錆び付いてる訳でもない。

もう、別のスーツを持ってきて着替える
時間の余裕はないぞー!

そんな僕を尻目に
「人のことあれこれ言うても、『日頃の節制』じゃなくて『日頃の行い』が悪いからそうなるんよー」と
逆に嫁にディスられる始末。

「ちょっと、もう時間ないよー!」

焦りと屈辱にまみれながら
全力でファスナーを上げると…

ようやく動いた!

無事に着替えができて
さあ、行こうと外に出る前に
歯磨きしてない事に気付き

ようやく車に乗ったのが9時16分。

式の始まりは9時30分。

「ちょっと、急いでー!」

わかっとるわい!

学校着が9時21分。
(かなり近いです)

運動場が臨時駐車場になっていて
そこから歩いて3分。

会場に着いたのが
9時25分
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席に着くか着かないかで

「卒業生、入場!」のアナウンス。

正に危機一髪www

でも、この時僕はひとり
「勝ったな」とほくそ笑んでいました。  

ここまでバタバタしていたら
「泣く余裕」などないと安心しきってたのです。

案の定、入場を見た後は
これ以上ないくらい冷静に式を見ていました。
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しかし突然、何の前触れもなく
「その時」は来たのです。


在校生代表の「送ることば」が終わり
合唱が終わり

卒業生からの「旅立ちの言葉」


息子の小学校時代からの友人
K君のスピーチが始まりました。

彼は以前の学習発表会でも
中学生らしからぬユーモラスなトークで
会場を爆笑の渦に巻き込んだ

ある意味、エンターテイナー的存在。

今回も情感豊かに3年間の思い出を
語ってくれています。

が、あるタイミングで
彼に「異変」が起きたのです。

途中からマイクを通して
鼻をすするような音が聞こえてきました。

そうなんです、K君はスピーチの途中で
感極まってしまい

泣きながら話していたのです。

会場の空気が一変。

僕の涙腺にも少々影響がw
それでも何とか持ちこたえ

続いて、卒業生からの「記念合唱」が始まり
みんなが壇上に上がって歌が始まった時

視界に飛び込んできた状況に
目を疑いました。


何と、


何人もの女子生徒が
歌えないくらいに号泣しているのです。

女子だけではありません、
男子も何人も泣きながら歌っているのです。


息子の卒業式で、
あれこれ思い出して涙腺崩壊となる前に

僕は生徒のみんなからもらい泣きw

その後の校歌斉唱も涙、涙の生徒たち。


・・・これまで僕は

 


最近の若者は冷めてる、とか
感情を表に出さないんだと

勝手に思い込んでました。

もっと熱くなれよ、
と勝手に苛立つこともありました。

何やねん!この子らみんな熱いやん!
この中学、この街…

いや、この世代!

まだまだ捨てたモンじゃないな。

気がついたら卒業式はクライマックス。

あの「少年式」と言う行事で歌われた
息子が作曲した楽曲「ぼくらの未来」が

式のラストに記念合唱と銘打たれて歌われたのです。

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「少年の日 式典に行ってきたぞ」

↑こちらに書いてます。


会場、感動の嵐!!!


卒業生の中には
泣きすぎて歌えなくなる子たちが続出。

 

小さいころから変わらず純粋な心を持ってる、我が街の子供たち…

そんな中、息子は冷めているわけでもなく
号泣するわけでもなく
噛み締めるように一緒に歌っていました。

そんな息子の気持ち、手に取るようにわかります。

親ですから。

きっとみんなが泣くから
泣くに泣けなくなったんだな、とww

我が家でのポジション、立ち位置を考えると
「こらえてる」んだなと言うのが手に取るように伝わってくる。

卒業生が退場していく中
その半数くらいは涙すると言う

今まで見たことがないくらいの感動の卒業式が終わり

最後のホームルーム。

式の途中では学年主任の先生
「鬼」かってくらい厳しいww
息子の所属した軟式テニス部の顧問の先生がずっと泣いていたと
嫁が言ってました。

思えば、テニスで伸び悩む息子のよさを引き出すために
「部活の歌」を作るよう、息子に提案したり


少年式で息子に作曲を任せたのも

 

最後の学習発表会で長編の演劇を企画したのも
こちらの学年主任の先生だと聞いています。
「最高かよ」

↑劇の様子はこちらに書いてます。

できない事を責める、無理強いするのではなく
その人にしかできない事を長所として伸ばす


素晴らしい先生だと思います。

息子は「あのハゲ」とかよく
文句言ってましたがww

息子の担任の先生は国語の美人先生(と褒めておくw)
宿題の量が膨大すぎるとよく文句言ってて
何度となく手伝わされたものですが(笑)

「最後のホームルーム」では先生も
込み上げるものを堪えきれず

最後に一人一人に卒業証書を手渡して
先生との最後の会話
そして卒業生からクラスメイトと家族に一言、の場面では

ハンカチ何枚あっても足りないくらい
泣かれてました。

息子の時は
「○○君が作ってくれた曲を最後に歌えていい記念になりました」
大粒の涙。
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「最後の言葉」の前には
先生自作の「思い出のアルバム」をスライドショー形式で
DVDで流してくれるという泣ける演出…



のはず、だったのですがwwwww



画像のスライドショーの途中で
BGMが流れ始めた瞬間

思わず吹き出した(笑)

流れてきた曲は
ミスター子供たちの(誰やねんw)曲なのです。

女性の先生と言うこともあり、年代的に考えても
妥当な選曲だとは思うのですが、

ここでミスター、来るか(笑)

(同じミスターでも鈴井さんじゃ、ないよ)
↑「どうでしょう藩志」のみ共感をw

註) 何でここで僕がこんなリアクションをしたかと言えば、

    僕はこのグループが非常に苦手で(ストレートに言うならキライw)

      自分が作った歌にも彼ら(いや厳密には「彼」)を

      挑発するかのような曲があったりするくらい、なのです。


僕はすぐに息子に視線を送りました。
息子も僕の方を見てニヤニヤ。

計らずして「涙腺大崩壊」を免れ
「若干崩壊」に留まったのは先生の選曲のセンスのおかげ、かw

とは言え、教室は涙、涙。
みんなこんなにこの学校が、
このクラスが好きなんだなと実感させられました。

ここでも、女子はほぼ全員
男子もかなりな人数が誰憚ることはく涙を流してしました。

本当に素晴らしく、ステキな光景を見ることができました!
生徒さんたちに感謝です。

感動に包まれた「最後のホームルーム」も終わり
最後のお見送り会。
在校生たちが校門まで列になって見送ってくれました。

ここでも、息子と二人
「あの選曲の…」
なぜかその話題でもちきり(笑)

(光)     「先生の年代やと『あり』やけど選曲のチョイスが、なー」
(息子)    「『選曲』と『チョイス』意味同じやん」

隣のクラスではファンキーモンキーベイビーズの曲が流れていて
その話でも盛り上がる。

だから「応援歌」歌う人は、
あんなスキャンダルは厳禁なんですってw
僕に攻撃されますよww

(光)    「この学年の先生は…」
(息子)   「父さんをどこまでも挑発するねー」

(光)    「まさかここで『加藤くん』ならぬ自制心が甘すぎる『加糖くん』(故に「糖」)の歌聞かされるとは」

息子は僕の書く、いわゆる「毒吐き系」の歌詞に共感できないと言ってましたが

(息子には「ク●曲」シリーズと呼ばれてますw)


「色々」知っていった上で、そして
僕が何故こう言う歌詞を書くようになったか、の経緯を伝えると

僕の「怒り」もただの「悪口」ではないことを
最近は理解してくれているようです。 

最後は先生も含めて
体育館裏で記念撮影を始めとした『ラストコミュニケーション』。

別れを惜しむかのように
みんななかなか帰ろうとしません。

僕も美人なw担任の先生にご挨拶させていただきました。

(先)    「○○君、すごくいい曲を作ってくれまして」
(光)    「息子曰く、完成度には満足してないらしいですよ」

(先)    「まだ未完成なんですね、これからもっと凄い曲を作ってくれそうですね」

(光)       「今、一緒に作ってるんですよ。僕も昔やってたんです、音楽」
(先)    「あー!それで、お父さんの影響なんですねー」

(光)       「あ、僕が何か言ったわけじゃなくて気がついたら音楽が好きになってましたね」

(先)       「そうなんですねー」

(光)   「あ、そう言えば!先生、息子が国語の宿題多すぎや!っていつも言うてました」
(先)      「(笑)、あー、そうですよねー!わかってるんですー、それでも多すぎましたよねー」

(光)   「でも、おかげで成績上がったって言うてましたよ」
(先)   「あー、ありがとうございますー」

遠巻きに聞いていた息子が
「おい!」と言う表情でこっちを見る。
でも、なんの話かは聞こえてないはず。

途中で嫁も加わり、色々話しつつ

息子は担任の先生ともパシャリw(真ん中が息子)

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その後父子ユニット 「5ブンノ3」として記念撮影w

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まだ息子は友達たちとの時間が名残惜しそうだったので
息子を残して僕と嫁だけで先に帰りました。


僕らが帰って30分くらいしてから
息子も帰宅。

見ると、制服の第2ボタンがなくなってる。

「お、どしたん、女子にあげたか?」
聞くと

「いやー、誰か欲しい人おらんかなーと思って外したんやけど誰もいらんみたいやから持って帰ったー」

やってww


しかも、留め具が壊れたらしく

「あー、もう!明日の合格発表や離任式にまだ着ていくのにー!」
嫁、怒りながら

「義務教育」最後の一仕事は
「ボタンつけ」になったのでした。

息子に
(光)       「先生に『あの話』しといたで」
(息子)      「え!選曲のこと?」

 

(光)       「そんなわけないやん、国語の宿題の量の話やて」
(息子)      「あ、そっちか」

 

(光)       「先生がみんなのために作ったモノに、文句言うわけないやん(笑)」
(息子)     「オレも泣きたかったんやけどなー…」

人前で泣けないから我慢して笑ってた…
みんな泣きたかったと思うよ。


息子はそう言いました。

その時
ふと、ある曲の歌詞が頭をよぎりました。


「友達」


2番のあの歌詞は、
そう言う事なんかと。

 

 

(お借りしました、ありがとうございます)

NMB48    「友達」



そう言えば、息子は
僕たちが教室に行った時に
泣いていた仲のいい友達の隣で
何も言わずに
ただただ静かに寄り添っていました。

 

言葉にしなくても伝わることが、伝えられることがある…

僕みたいに感情を表に出すのも
またひとつの生き方
息子みたいに感情を押し出さないのも
またひとつの生き方。

息子は、僕と自分は似てるけど
お互いに相対してる部分があって
同じじゃないから
音楽を作ってても面白いものができる、
そう言ってました。


冷めてるんではなく
熱さを表に出さない
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↑一人、たたずむ息子w


まだ若い息子の方が、随分大人に思えました。

何はともあれ、3年間おつかれさま。

あの厳しいテニス部を最後まで続けられた事
一度、テニスそのものが楽しくないと
退部を決意した事、

「退部!?」

↑詳細はこちらにw


成績は学年で真ん中くらい
もっと上の時期もあったので
もどかしく思えたこともあったけど

それよりもあんなマイペースで
自分の信じる道しか進まないタイプで
↑誰に似た?w

なのに、そんな息子を理解してくれる「友達」がたくさんいて

息子のよさを引き出そうと
音楽の才能を見いだしてくれた先生

クラスの女子からは「ゆるキャラ」的存在で
弄られキャラだったのも知ってます(笑)
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担任の先生曰く

「『自分』と言うのを確立させていて、安心して見ていられる」子だったそうです。

 


高校に入ったら
「勉強しなさい」なんて言う気は正直、毛頭ありません。


好きなことをやればいい。


僕はそう思っています。

夢があるから、

その夢に向かってひたすら邁進してほしい。

で、たまに父の遊び相手になってくれたらww

 


ただ、夢を叶えるためには
努力は惜しまないように。

好きだからできる、
好きだからやれる、

そして、努力は必ず報われる。

例え「結果」はすぐに出なくとも、その時努力した事が

いつかどこかの「人生の節目」で報われる日が来る。

その時「あ、あの時頑張ってよかったな」
と思える日が
できるだけ近い未来に来ることを願って

父からのはなむけの言葉にしたいと思います。

そして「その日」が来たら
僕もですが、家族みんなで喜びを分かちいたいですね。

「この支配からの」

ではなく

「この狭い世界からの」

「卒業」おめでとうー!!

そもそも君は
誰からも支配されるような男ではないからねw


そこは敢えて「父に似た」と言う事にしておきましょう。


最後にひとつだけ、ちょっとした偶然を。

夜勤からの帰り道、スマホから流れる曲を
シャッフルでBGMにしていたのですが

家に着いて、正に今から息子が
中学最後の登校をしようとした時

偶然流れ始めた曲が





「10年桜」でした。


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(思わずスクショしたがなw)

 

 

(お借りしました、ありがとうございます)

AKB48   「10年桜」


やっぱり僕は「ちょっとした何か」を
持っているのかも、と思った瞬間でした。
↑自意識過剰だぜww