夢と現実の境界線のようなモノ   「ゾンビ大会」② | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

真っ暗な視聴覚室


隠れる場所を探すと奥にもう一つ部屋があった。

鍵がかかっていないので2人で入ると、テーブルの上にお茶と食べ物。
明らかについさっきまで人がいた形跡がある。

その更に奥には再び「DANGER」と書かれたドア。

嫌な予感が的中している、

これまでの「不安」がこれで「確信」に変わった。

これらの「武器」の数々は
いつどこから出てくるかわからない「本物のゾンビ」対策として
至るところに武器庫を設置して、施設内で武器がチャージできるようになっているのだ。

これはいよいよあの不気味な「人の気配」の原因、

「ゾンビ」が本物であると言うリアリティが増してきた。

と、その時…

「誰や!」

背後から声がしたので振り返ると
迷彩服に身を包んだ1人の女性、しかもかなり若くて美人。

 

 


今に至る事情を話すと

 


「そうか、そしたらあんたらもゲーム名目の『ゾンビ計画』に参加したんやな、気の毒に」

ゲーム名目?
ゾンビ計画?


…何の事だ?

これはゲームじゃないのか?、ただのイベントではないのか?

 

 


「私はアンナ、このしょーもないゾンビ計画を中止するよう、ある組織の一員として潜入したんやけど…」

アンナが言うには、この施設内では
極秘のプロジェクト「ゾンビ計画」が進められているらしい。

労働賃金が発生しない「ゾンビ」を開発して
無報酬で彼らに強制労働させるため
亡くなった人を高額で引き取り、ゾンビ化させる新薬を試していたのだが

 

当然そのようなプロジェクトが認可されるはずもない。


しかし認可されていないにも関わらず、ゾンビの貸出を行ったため
ゾンビへの労働依頼が増えすぎた結果

「ゲーム」と称して人を集め、集まった人たちをゾンビ化させているうちに
生きている人間への薬の投与が、
より強力な「ハイブリッドゾンビ」を生み出す結果となり

 

ゾンビたちに残された、たった一つの欲求

「食欲」を満たすため職員を襲い始めて、制御不能になり


「ゾンビ屋敷」が「ゾンビタウン」となる前に
敷地ごと「ゾンビ壊滅計画」の依頼が
国家レベルの極秘組織から来たのだと言う

 

にわかには信じがたい話。

実は看護師が手にしていたあの「注射」こそ
ゾンビを生み出す「新薬」だったのだ。

そして、薬を投与されると
体内で極端に細胞が活性化した後に肉体の壊死が始まり、
およそ1日かけて全ての記憶が失われる代わりに
無尽蔵の体力と命が与えられ

食事も睡眠も摂らなくても
永遠に動き続けることができるのだと、

ただその動きはまるで死人。
 
薬品会社と言う肩書きの、ある組織が
人工的に作成したゾンビを利用して暴利を貪らんとする…

 

それが「ゾンビ計画」なのだ。

 

当然ながら薬を投与されたゾンビから外傷を受けると

傷口からその体内にゾンビ開発ウィルスが侵入し

 

攻撃された側もゾンビ化してしまうのだ、と


アンナは言った。
「おかしいやろ、人として」

「じゃ、オレらも戦わなあかんの?」

「これはほんまもんの銃やったんやな」

アンナは腰にペットボトルを固定して
長いストローでいつでも飲めるようにしている。

「そのドリンクは肉体強化剤みたいなのん?」
「あ、これは抹茶オーレ、私、めっちゃ好きやねん」


何故かアンナは、関西弁。


そんな話をしている間に
外からは怒号と悲鳴、そして肉の裂けるような骨の砕けるような異様な音。

正に阿鼻叫喚の驚天動地。

外ではもう、既にリアル「ゾンビ大会」が始まっている。

ここに逃げ込んでいなければ
今頃、僕とシオンも…

今まで聞いたことのないような
悲鳴や叫び声を耳にしながらシオンが言う。

「これ、現実なん?」
「受け入れられへんと思うけど、そうやねん」

「ほな、行こか」
「他に生存者は?」

「今日入った人が何人生き残れるか…私らもここに来て」
「私ら?」

アンナ達はこのイベントに「ゾンビ計画」壊滅のチャンスがあると感じて潜入したらしい。

「そう言えば、この中で制服着た女の子に会わへんかった?」


「あ、もしかして、あの黒板消し!」

あの女の子はゾンビでありながら、
人間としての理性を少し残しているらしく

彼女が「ゾンビ壊滅計画」の鍵を握っている、との事。

「そしたら、その子から探そか」
「外、出るん?この状況で?」

「ここにいてもどうにもならへんから、それに『キャプテン』が…」
「キャプテン?まだ他にも…?」

アンナの仲間もここに来ている、
「キャプテン」と呼ばれているその人とは?

 

 

アンナはその「キャプテン」なる人物とゲーム前日にこの建物に潜入し、
途中、施設内で二手に別れてから合流できないまま
既に数時間経過しているのだ。

 

アンナから簡単に銃の使い方をレクチャーされる。


「よっしゃ行こか、狙うのは頭やで、他のとこ撃ってもあかんからな」

「マジで撃つんか…」

「あ、これ…抗ウィルス剤。まだ効能は確証されてないけど、ないよりはマシ。噛まれたら使うんやで」
「おお!ゾンビ映画みたい!」

そして3人で外へ出ようとする。
と、そこへ…

 

 

 


 

隣の壁を突き破って

 

 

 

 

一人の女性が正に室内に「飛び込んで」きた。
 

 

 

【みつ光男の解説シリーズ②】

 

この夢に出てくる学校の間取り(間取り?)

実は僕が通っていた小学校とほぼ同じなのです。

 

廊下を隔てて、両端に階段がある事とか

階段を降りた先に下駄箱があり、左側に視聴覚室。

 

そして渡り廊下を通ると体育館、と言うのは

僕の通っていた高校と同じ間取り。

 

実はこの夢の前に見た

ゾンビ系の夢でもこれと同じ学校が舞台でした。

「ああ、久々ホラーな夢」

 

そして何よりもこの夢における衝撃的な事実。

 

それは今まで存在を知らなかった人が夢に出てきて

「その人」が実在していた、と言う

 

自分でも信じられないような話。

 

ここで登場した「アンナ」なる人物

あまりにも鮮明に記憶に残っていたのですが

 

この夢の数日後

まだ僕がNMB48をほとんど知らなかった頃、

 

少し前に読者登録したNMB48ブログを見ていると

チェックリストの一番最初に見慣れない名前のメンバーの名前が…

 

しかもそのタイトルは「夢を操作できないものか」的な感じ。

 

ふと気になって、誰の記事だろうと確認してみると

その名は「井尻晏菜」

 

「晏菜」は「あんな」と読むのです!

 

これが僕が「あんたん」井尻晏菜ちゃんを知ったきっかけだったのです!

 

ビジュアルも夢に出てきたアンナとうり二つ…

 

正直、まゆつばモノのエピソードかと思われがちですが

これ、ガチですw

 

そしてもう一人

黒板クリーナーを使っていたゾンビ化した女の子

「ナカイ ミオ」

 

彼女もまた、実在するあるAKBメンバーとそっくりだったのです。

それは…

 

みーおん

 

向井地美音(むかいち みおん)ちゃんでした。

 

「ナカイ ミオ」 

「ムカイチ ミオン」

微妙に名前が似ているw

 

 

「AKBINGO!」と言う番組を観てて、凍り付きましたw

当然ながら当時、僕はみーおんの事は知りませんでした。

 

しかも、みーおん

「セーラーゾンビ」なるドラマにゾンビ役で出演してたのだとかw

 

不定期にストーリーが続く夢を見るばかりか

その夢が現実と何らかの関連性がある、

 

もしかしたらそんな能力があるのかと思うくらい

偶然とは思えない「驚愕の出来事」がこの夢から始まりましたw

 

そして、これ以降も「ゾンビ大会」から引き続いたストーリー性のある夢を

何度か見るようになり

 

今に至りますw

 

いつかあんたんにこの夢の話、しに行きたいですねw

この後もあんたんは夢に関する話を何度もブログで書いてましたしw

 

そして、この夢

さあ、外に出て戦おうかと言う場面で目が覚めたのですが

 

次の章へと続く「繋ぎの箇所」のみ

夢ではなく「オリジナルのストーリー」となっています。

 

どこまでがリアルな夢の場面で、どの箇所が自作ストーリーなのか

そんなところもチェックしつつ読んで頂ければ幸いですw

 

そして「ゾンビ大会③」へと続きます。