「麗蘭」     麗蘭 | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

ここ数日熱くなりすぎたのでw
ちょっとクールダウン雪の結晶


超ご無沙汰のこのコーナー
「みつ光男選 名曲アルバム」


大好きなHR/HMに関してはアルバム1枚に焦点を当てて、
グッと掘り下げ

それと同時に

メタル好きな方にも聴いてもらえるように
僕の独断と偏見で愛聴している「メタル系以外の音楽」もピックアップして
ご紹介しますー


と、いう気持ちで始めたはいいが
2年で2回しか更新してないやんけーww


て、事で早速本題にw



高2の頃、それまでメタル好きだった友人が
お兄さんからの影響でローリング・ストーンズを聴くようになり

それ以降、全くメタルを聴かなくなりました。

R&B、ソウルミュージックとはそこまでの
魅力的なジャンルなのかと

早速友人からアルバムを借りて聴いたのですが

当時は「うーん」て感じ。

1988年にストーンズのミックジャガーのソロライブを
テレビ中継してたのですが

観てる途中で寝てしまうという醜態w

それならば、と

日頃聞いているメタルバンドの中からR&Bのテイストを持ったバンド
例えば
ドッグズ・ダムール
ジョージア・サテライツ
クワイアーボーイズなど聴きつつ

そっち形のジャンルに近づこうとしましたが

やっぱりガンズなんかの方がハードでカッコいい。

ルーズで独特のグルーヴを持った
R&Bを基盤としたロックバンド…

そんなある日

いつも慣れ親しんで聴いていた日本のバンドの中にも
R&Bのお手本になるバンドは存在することに気づいたのです。





それは





RCサクセション
THE STREET SLIEDRS




ストーンズに代表されるR&Bを最も身近に感じることが出来るバンド、
言語が違うだけで

今までカッコいいと思いながら聴いてたじゃないか。


これがきっかけでR&Bなる自分にとって非常に敷居の高い
音楽が僕の中でとても身近なモノに感じられるようになりました。


そこで「麗蘭」です。
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【麗蘭】   「麗蘭」
1. ミッドナイトブギ
2. 待ちわびるサンセット
3. アメリカンフットボール
4. 今夜R&Bを・・・
5. 真夜中のカウボーイ
6. さみし気なパイロット
7. ユメ・ユメ
8. 月の夜道でマンボを踊る友人の唄
9. ハイキング
10. ココナッツ バター
11. がらがら へび (P.Greenに捧ぐ)
12. ハーモニー (挽歌)
13. ミュージック
14. 夏の色調 (いろあい)



このユニットは
RCサクセションのギタリスト「チャボ」こと仲井戸麗市と
THE STREET SLIEDRSのギタリスト「蘭丸」こと土屋公平

この二人によるユニット。

僕が思うに
これほどロックとブルースとソウルミュージックが見事に融合された
そしてアコースティックとエレクトリックがここまで調和された作品は

他に類を見ないのではなかろうかと思うほどの
もう「名盤」という言葉の次元すら超えた

凄まじいクオリティのアルバムです。

サラッと弾きながらサラッと歌ってるようで
なかなか高度な演奏技術。

僕も学生時代にカバーしたのですが
後輩ギタリストくんが
「めちゃめちゃ難しいっす」と常に楽譜と睨めっこしてましたw

テクニック的な事もだけど
このグルーヴ感がなかなか出せないんですよなw

で、ありながら肩の力の抜けた
非常に聴きやすい作品となっています。

チャボの描く歌詞世界は正に「詩人」
現実と幻想の間を行ったり来たりしながら

独特の個性的な比喩表現あり
退屈な日常を風刺した内容あり

「変幻自在」とは正に彼の描く歌詞の世界の事を言うのだと思います。

まずは1曲

(お借りしました、ありがとうございます)

麗蘭     「ミッドナイトブギ」

アルバムのオープニングを飾るこの1曲。
最高ですw

このリズム感、出せるバンド
日本になかなかいないでしょ。

歌詞の「さあ君のポケットに入るよ」と言うのは
いわゆるひとつのアレ、ヤラしい意味のアレですなw
そう言う歌もありますw

歌詞の中にある
「真夜中の公園で二人で『ラバーソウル』」

そう歌ったかと思えば

「二人でアビーロード」
「二人でリボルバー」

清志郎だけじゃなくチャボもビートルズ好きなんだなとw



個人的には「アメリカンフットボール」と言う曲が
めちゃめちゃ好きですが、動画なかった(泣)

で、極めつけはこの曲。

(お借りしました、ありがとうございます)

麗蘭   「今夜R&Bを…」

正に彼らの敬愛するブルースマンに捧ぐと言った内容
素晴らしい曲です。

僕はこの曲に登場するブルースマンを片っ端から聴きまくって
R&Bをより深く聴くようになりました。

このライブ映像、僕はVHSで持ってますが
大学時代、友人にダビングして渡したら

「他のヤツに貸したら気に入って返してくれないからもう1本ダビングしてー」と
懇願されw

結局VHSを5本くらいダビングして色んな人に渡したわw

それもRC好きとかスライダーズ好きな音楽友達じゃなくて
元祖V系とかメタル好きな友達ばかり

いい音楽ってのはジャンル超える、
「これマジw」
(久々登場の新日本プロレス高橋裕次郎のお得意フレーズw)

「ブルースってよくわからんけど、何かカッコよさげだから聴いてみよか」

きっかけはそれで十分。

スライドギターに興味なくても、3コードは退屈だと思っても
聴けば変わる世界があります。

メタルもパンクも、元々は
すべてひっくるめて「ロック」だったじゃないか!!

ジャンル分けだとかカテゴライズなんてのは
音楽評論家が勝手に線付けしただけのモノですから

僕は自分が「好きである」、と言う
自分の感性だけを信じてますし、これからもそうです。

このアルバム、興味ある方は
一声かけていただければ、コピーしてお送りします。

それほどまでに聴いてほしいアルバム、なのですwww