「ここにだって天使はいる」     NMB48 TeamN | みつ光男的 だれだれ日記

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家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

NMB握手会記事に便乗して
少し前に下書き済みの記事をUpだー!


「え?」と思われる方もいらっしゃるかもですが
NMB48は最初、曲の良さに魅かれて聴くようになりました。

僕がなんば推しになる以前から
「ナギイチ」や「北川謙二」を聴いて
娘も「NMBの曲はいいねー」って言ってましたし。

佳曲が提供されるのは「山本彩」と言う
「歌える」と言うよりは「何でも歌いこなせる」
メンバーが在籍してる、のは言わずもがな。

だからこそ『最高の劇場曲』を提供するために
チームN「ここにだって天使はいる」公演の曲は何度も作成が延期され、

この公演が先延ばしになってきたのだと思うのです。

あ、ここで「劇場公演アルバム」とは何ぞや?と
思われる方も多いかと…

NMBはもちろん、AKBグループは各グループごとに劇場があり
そこで毎日のように劇場公演が行われているのですが

そこで披露される曲はシングルやアルバムの曲がメインではなく

「劇場公演のための楽曲」があります。

姉妹グループは本家であるAKB48の過去の公演曲、
いわゆる「おさがり」を公演することが多いのですが

このNMB48チームN「ここのだって天使はいる」は
NMB48にとって初のオリジナル公演曲となったのです。

5度の延期発表と
1年半作成が延期されたと言うだけのクオリティの高さは間違いない。

僕の中では間違いなく
「逆上がり」や「RESET」を超える
(この2作も大好きであり、今やNMBチームBⅡ&Mの公演でもあるのですが)

「最高傑作の劇場アルバム」だと断言できるのです。

NMB48 TeamN  「ここにだって天使はいる」
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1. overture(NMB48 ver.)
2. 青い月が見てるから
3. Radio name
4. ここにだって天使はいる
5. カトレアの花を見る度に思い出す
6. 夢のdead body
7. 何度も狙え!
8. おNEWの上履き
9. この世界が雪の中に埋もれる前に
10. ジッパー
11. 初めての星
12. 100年先でも
13. リボンなんて似合わない
14. ドガとバレリーナ
15. 情熱ハイウェイ
16. 少し苦い人生相談
17. 不毛の土地を満開に…

お馴染み「Overtune」から続いて始まる
「青い月が見てるから」のあの、キュートなポップ感と言ったら!!

歌い出しの静かな曲調で「逆上がり」の「掌」のように展開するのかと思いきや
リズムチェンジでアップテンポに。

もうこの1曲で
僕は「ここ天」の魅力、その世界に引きずり込まれたのです。

ありそでなさそな体験談的な「Radio Name」
最初曲を聴いた時
「DJかけて恋のリクエスト~♪」
「『DJ出てこい!』(さん)のリクエスト~♪」だと思い込んでいたw

僕の聴き間違いが今でも笑えますw

そしてこのアルバムの特徴的で秀でている部分は
他のグループが歌えないであろう、「なんばならではの曲」の存在。

それがタイトル曲の「ここにだって天使はいる」

「初めての星」

「不毛の土地を満開に」

この3曲は他のグループが歌ったとしても
おそらくNMBのリアリティは出せないと思います。

「ここにだって天使はいる」
これこそがNMB48、
チームNだけじゃなく
NMB全体の事を如実に表現した曲だからです。

以前、握手会の記事も書いたと思うのですが
天使は「秋葉原」や「栄」ではなく「なんば」にもいるんだ、との
強烈な自己主張。

本店は知名度の高いメンバーがいる
栄には既にAKBで名を馳せていた松井珠理奈がいる

博多には言わずと知れたさっしーが移籍。

それじゃ「なんば」は?
たたき上げの生え抜きメンバーで構成されたNMBには
目玉になるメンバーもいない、

そして「アイドル不毛の地」と呼ばれた
「笑いの街」大阪でのグループ結成。

どうすればいい?
這い上がるしかない。

そんな思いが込められた
この3曲を聴くためだけにこのアルバムを
「買いましょう」とは言わないまでもw

レンタル店で300円出して借りる価値はあります。



そして僕が最も好きなタイプの曲である
「失恋後悔系」の最高峰曲と言える
「カトレアの花を見る度に思い出す」
甘酸っぱいようで、それでいて味わえば味わうほどほろ苦くなる、と言う
「モテない男」の青春の一コマが垣間見れるのですww

さやかちゃんソロ曲は
言うまでもなくクオリティ高い
「夢のDead Body」
この曲、本店や他グループのメンバーでこんなにカッコよく歌える人
いてるだろうか?

ワレワレの父子ユニット「ゴブンノサン」でも
「Dead Body」はカバー曲候補で
既にコード進行などはすべてチェック済!

そして個人的に思い入れのあるw
「何度も狙え!」から「おNEWの上履き」あたりは
ちょっと一息ついて楽しみましょ、て感覚。

旧チームN時代の「おNEW」の
みるるんのキュートさずば抜けてた。


そしてこの曲、
もしかしてAKBグループ全体の中でも最高曲じゃね?ってくらい
僕の中で好きな曲。
「この世界が雪の中に埋もれる前に」
肩幅さんの歌唱力がいかんなく発揮されてます。

肩幅さん卒業を受けて、この曲誰が歌い継いでいくんだろう。


そして男子ならみんな大好き「ジッパー」ww


「初めての星」~「100年先でも」でグッと来てw

後半は比較的、肩の力を抜いて聴いてますw
「情熱ハイウェイ」は公演だとテンション上がりそうですが。

そして最後を締める
「不毛の大地を満開に」

この1枚にチームN、と言うかNMBの魅力が凝縮されていて
正規アルバムよりも実は「ここ天」の方がクオリティ高いやん、
と思うのは僕だけでしょうか?w

と、ここまで書いて考えた。





この文章を読んで

「所詮、たかがアイドルの曲でしょ?」と笑う
そこのあなた

それじゃ「そこのあなた」は音楽の事をどんだけ知ってんねん、と
少なくとも「そこのあなた」よりはオレは音楽の事知ってるで!


と、
僕はいつも言いたいのですが、

そこはそれ
大人なのでぐっとこらえ(こらえてへんやんw)

これほどの情報社会でありながら
音楽に関して「かじる程度」のリスナーは

この少ない情報の中で流れている音楽をただ漠然と聴いて、
「それだけ」が全てだと思い込み、「いいね」と言ってる。

別に専門的に解釈してくれと言うつもりもないし
そこまで堅苦しくなるつもりもないです。

「音を楽しむ」音楽ですもん。

ただ、「うるさいから」「アイドルだから」「見た目が…」
そんな理由で敬遠したり迫害したりする、

そんな人たちは
正直、勿体ない人生を送ってるなあと思う訳で

例え、その程度の浅い情報から得た知識を
これ見よがしにひけらかしてる人間がいても
僕は別にかまいません。

僕の好きな世界に興味も関心も持ってくれなくて結構。

ただ、余計な口を挟んだりして
「僕の邪魔をするなよ、気分を害させるなよ」
言いたい事はそれだけですねw

そういうヤツらって音楽だけじゃなく
スポーツにしても映画やドラマにしても
ネットや人づてに得た「借りもの」の薄っぺらい知識が全て。

そのくせ
すぐに目移りするし、流行り廃りに流されて

結局自分の好きなモノなんて何ひとつ持ってない

「これが好きだ」と自己主張すらできない
かわいそうな人なんだと。

そのくせ、誰かをけなしたりするのだけは一人前。

そりゃ僕だってキライなモノありますし
文句の一つ二つも言いますがw

それは自分の耳でしっかり聴いて、自分のこの目でしかと見て
その上で発する言葉であって

「聴かず嫌い」「喰わず嫌い」でロクに見も聴きもせずに
批判だけするのとは次元が違うと思っています。

昔、大人たちが演歌を聴いて
「これが本当の日本の歌だ」と言って
どんなに上手い人でも
それがフォークシンガーだったりロックだったりすると
「こんなのは音楽じゃない」と批判している場面を
子供の頃、たくさん見てきましたが

それって
今の世代もそんなに変わってないんだなと思う訳なのです。

「演歌」も素晴らしい日本ならではのジャンルだと思います。
ただあまり馴染みがないだけで、否定する気は毛頭ないですし。


その垣根やら偏見やらを崩しつつあるのが
「山本彩」だと僕は確信しています。

これは僕の周辺の音楽ファンの間で
色々と意見を聞いてみて如実にそう感じました。

予備知識なしに彼女の曲を聴かせて
さやかちゃんの歌声を否定する人は一人もいませんでした。


結果、好奇心旺盛で色んな事に興味や関心を持って
それを自分なりに理解して楽しんでいる人間が
一番得した人生を送ってるのではないか、と

この記事を書きながら考えてみたりしました。
ひねくれてるかな?www



ここまで書いて更に考えた。


様々なジャンルの音楽を聴いてる僕ができること
それは「異文化交流」

これこそ僕の使命なのでは?とすら
思うようになりました。

「押しつけ」は楽しくないですが
好奇心旺盛で先入観を持たない方なら誰でもできることだと思います。

ロック好きな人でも違和感なく聴けるアイドル
アイドル好きな人でも違和感なく聴けるロック。

僕がその架け橋になれれば、

今までの音楽に費やしてきた、関わってきた時間が
決して意味のないモノで終わらないような気がすると
このアルバムを聴く度に思う訳です。

あ、ちょっとこれ、みつ光男、めんどくさいヤツですねw