ならば、こんな時代だからこそ 今こそ陰陽座に刮目せよ | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

9月24日発売
陰陽座アルバム。

届きました。
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今更になってCDアルバム2枚同時発売の意味をもう一度熟考してみた。


聴きたい曲があれば、数百円でパソコンからダウンロードできる
このご時世で
まず、このCD2枚を同時にリリースできるレーベル、
KING RECOEDさんの器の大きさに驚きました。

同梱されていた冊子にも評論家の方が一筆書かれていましたが
このアルバムには握手会の参加券もMVや特典映像もない

純粋に各12曲ずつの楽曲のみが詰め込まれた
本当に「ごくごくフツーのCD」なのです。

僕が思うに陰陽座(と、言うよりリーダー「兄上」こと瞬火さん)は
不器用ではなく、頑なに己の信じる道を進み
その愚直なまでの姿勢にファンが魅かれ

そして聴き手に有無を言わせないクオリティを保ちながら
ひたすら謙虚。

でも、それが「式神」と呼ばれる我々ファンとメンバーの間で
「当然」のように暗黙の了解となっている。



楽器を弾くふりをしてステージに立つミュージシャン(もどき)に
口パクじゃないととても聴けたもんじゃない歌手の方々…の
(それって、そもそも「歌手」と呼べるのか?)

CDの方が売れている昨今の

偽物が溢れかえっている今の音楽業界で
(決して悪意があるわけではないのであせる

ヴィジュアルや音楽性だけでなく、楽曲とライブだけで
ファンを虜にする
こんなバンド、他にいるだろうか。

僕は、もしもいつか陰陽座がいなくなった時、
他に拠り所にできるバンドや曲があるのだろうか。

考えただけで、背筋が寒くなる思いがするのです。

こんな時代だからこそ
陰陽座の真摯な姿勢に頭が下がりますし、
数千円を出してアルバムを購入する事も
まったく厭わない。

もちろん、特典などついていなくても。

ちょっと品のない言い方になりますが
これぞ「金を出して買っただけの価値があるアルバム」
だと確信しています。

そして陰陽座がすごいところは

今更、言うまでもありませんが

その圧巻のライブパフォーマンス。

ライブで声が出ていない
声量の乏しさに合わせるため演奏の音があまりにも小さすぎる
高音部や難解なパートをフェイクや客席に振ってごまかす
演奏力に欠ける


上記の事柄
陰陽座ライブでは何一つ当てはまるものはありません。

むしろ、ギターソロひとつとっても
CD楽曲を忠実に再現して、なおかつ派手な動きで客席を煽る。

そして人柄が感じられる、ほのぼのとしたMC

陰陽座ライブのMCで
「おまえらの~!」だとか
「もっと声でないのかよ~!」

なんて言葉は一切なし(笑)

これもまた陰陽座の魅力の一つでもあります。

あれ、何の話だったかな?

あ、ニューアルバムだ(笑)
ただ今、『風神界逅』をリピート中。

曲の話はまた後日、のつもりですが
ちょっとだけ(笑)

まあ、いきなり度肝抜かれましたわ(笑)
12月のベストアルバムの2曲は
ほんのプロローグに過ぎなかったのだ。

②「神風」の、あのアグレッシブさは何だ!

もっとセールス重視で万人向けにするのであれば
彼らの実力ならできたはず。

それがあの、妥協なき激しさで迫られると
「これぞ陰陽座」

陰陽座を好きでよかったと心から思うのです。

「金剛九尾」で見せたしなやかなシフトチェンジ曲
「小袖の手」を連想させる曲もあり、
アルバムはかなりバラエティに富んだ内容になっていますが

基本、かなりハードです。
好きやわ~。

アルバム「鬼子母神」で陰陽座はある一定の高みまで
昇り詰めたのでは、と思ったのですが
それは大きな間違い。

既にこのアルバムで
「鬼子母神」を超えるクオリティを確立しているではないか。
正に「恐れ入りやの鬼子母神」、である。

ラストの「春爛漫に式の舞う也」
とても懐かしく、そして切ないタイトル。

2011年、中止になったライブのツアータイトルと
同じ名前のこの曲は

あかん、泣かせるわ。

詳細はもっと聴き込んでからにしますね。
ひとつ言うならベースが非常に「饒舌」です。
「ブンブン」言うてますね(笑)


ちなみに兄上ブログにあった
「あなたならどうする?」で2枚の聴き方の話がありましたが

僕は意外かと思われがちですが
『【其の弐】「お、そうきますか」型 オススメ度:★★★』
こちらの、まずは『風神界逅』思い切り聴き込んでから
次の「『雷神創世』へと向かいます。

我慢できるかって?
そりゃ、そのためにしばらく「陰陽座を聴かない」という
修行をしてきたんじゃないですか。

あの苦しみに比べれば、1枚は聴けるんだから幸せですよ。

実は僕の中ではもうひとつ
【絶対にしてはいけない聴き方】:ライブに行けない方のアルバムはしばらく封印する
も、想定していました。

これは皆さん、絶対に真似してはいけません(笑)
絶対後悔します。

と、「風神」ライブは行かないと言いつつ
実は近場の広島ライブのある12月1日、休みを抑えている
女々しい男、みつ光男であった(笑)
↑まだ一般発売って手が(笑)

雷神の方もちょっとあれこれライブ参戦方法を検討しています。
こちらは決まり次第、と言うか家族の承認が出れば敢行します。

しかし、やはり
陰陽座は凄い、と言うのが改めて感じられた
この新作2枚。

聴き方としてはさっきも述べましたが
まずは1枚をモノにする、と言う

メタル系で例えるなら
GUNS'N'ROSESの「USE YOUR ILLUSION Ⅰ&Ⅱ」を
聴いた時のような感覚ですね。

ガンズのこのアルバムも色んな意味で難解でしたが
陰陽座も聴いて聴いて、
歌詞の深い意味などもわかっていくと言う楽しさもあります。

やはり陰陽座は怪物だ、いや妖怪だな(笑)
兄上は常に一歩二歩先を完璧に見据えている。
そして我々式神が欲するものを理解して、それ以上の感動を与えてくれます。

ツアー日程を見て、一瞬でも
「陰陽座は大都市志向になったのか?」とか「利潤追求に走った?」
などと少しでも疑念を抱いた自分が情けない、

ごめんね、兄上(軽すぎやろ)



今日は短いですがこのへんで(短いか?)

陰陽座を聴いている方以外には「???」な内容となってしまいましたが
この拙文を読んでいただき、ほ~んの少しでも
このバンドに興味を持っていただければ非常にうれしいです。

ラジオ等で陰陽座の曲を耳にする機会がございましたら
「あ、あれはあのみつ光男が熱く語っていたバンドじゃないか!」と
少しでも耳を傾けてもらえたら幸いです。


「陰陽座 OFFCIAL YouTube」
↑こちら陰陽座のオフィシャルYouTubeのリンク先です。


それじゃ、また次回はアルバムの感想で
お会いしましょう~音譜