1億2000万総「ONE PIECE」ファン現象? | みつ光男的 だれだれ日記

みつ光男的 だれだれ日記

家族と過ごす何気ない日常と好きな音楽、プロレス、自作小説について。
更には日々の癒しとなるアイドルについてなども長ったらしく綴ります。

僕は漫画「ONE PIECE」大好きです。

生まれてこの方、たくさんの漫画を読んできましたが
今現在我が家にあるのは
「ONE PIECE」
「キン肉マン」&「キン肉マンⅡ世」
「ドカベン」&「大甲子園」
「鬼太郎シリーズ」
「WARASHI」
「ジョジョの奇妙な冒険」

更には雲の上のお方(笑)尊敬する高橋留美子先生の作品あれこれ。

そして大好きな「こち亀」(単行本は引越しの際に破損したので総集編みたいなの)


とは言え、
僕が「ONE PIECE」を読み始めたのは連載が始まってかなり経ってから。

そう、忘れもしない「首領 クリーク」が登場した
サンジが仲間に加わるあたりからです。

それから第1巻へとさかのぼって読むようになったのですが



何度泣かされた事か。


1巻の50ページ目くらいで既に号泣しましたから(笑)
↑何のエピソードかお分かりですか?


で、そんな「ONE PIECE」大好きだからこそ
こんな事を言ってもいいのかなと思いつつ

だけど「ONE PIECE」大好きだからこそ敢えて言おうと
常々思っていた事があり

先月末かな?海賊船「ゴーングメリー号」の話がSPで放送された時
やはり言うべきだなと確信しました。

「『ONE PIECE』の、この手のSP番組って『泣き』や『感動』を売りにし過ぎてないかい?」

確かに「ONE PIECE」は少年漫画でありながら
非常に義理人情を重んじるとても人間味溢れる内容が多く
それが多くの人の心を捉えているのは確かですし(僕もその一人です)

現代社会では無くなりつつある「大切な何か」を教えられる部分もあるのですが

それは複雑に入り組んだ人間関係や激しいバトル(リアルな戦いも心の中の葛藤も含めて)があってこそ
引き立つのだと思うのです。

おそらく僕の中でこんな感情が芽生え始めたのは
「アラバスタ編」が映画になった頃からだと思います。

あの有名なラストシーンを始め(後ろ向きで腕を上げる場面)
瀕死のウソップが叫んだあの言葉・・・
もうダメかと思われたところで救出に来た「Mr.プリンス」ことサンジ・・・





・・・と、ここまで読まれた方の中で
「ONE PIECE」をご存じない方は

「え~、そんなの言われても全然話わかりません~」
と、思われたはず。


問題は、そこなのです。

先日の「メリー号」の話でも『感動の場面』を優先させたいがために
完全に「ストーリーを知っている人ありき」の状態で話が展開されていたように思えるのです。

「『ONE PIECE』面白いって聞いたからちょっと観てみよう」
と言った初見の方が観た時
果たして感動の場面以外のサイドストーリーが理解できていたのだろうか?
と、思う訳なのです。

乱暴な言い方をすれば
「バトルの部分なんてどーでもいいから、とりあえずラストの感動の場面を観て」的な
構成のように思えました。

僕らファンはストーリー知ってる話だからいいんですけど
本当に初めて観た方は

① ルフィと袂を分かったウソップが何故違う姿で現れたのか(そげキングの事ね)
② CP9の戦闘員に妙な人たちが加わっている、とか
   (正体バラした時はルッチとカクとカリファしかいなかった)
③ ロビンの過去に何があったのか、あの短時間の回想ではわかるはずない、とか


数々の疑問点が残っていたのでは?

そりゃ、決められた時間内であれこれ組み込むのは至難の業だし
ある程度わかりゃそれでいい、って制作側の意向かも知れませんが
あまりにも詰め込み過ぎただろ、2時間少々に間に。

その結果、一番の押しにしたいのが「感動」「泣かせる」という要素、
と言うのが何だか見え見えな感じで、

実際、観ていて楽しかったし感動もしましたが、何だか複雑な気持ちになったのです。

せめて「予告編」みたいな感じで放送前に30分程度でもあらすじを放送してくれるくらいの
こだわりが欲しかったなあ。
贅沢な悩みですけどね。

一番はやっぱり格闘シーンが軽く扱われているように感じた事ですね。

本来、一番の売りであるべきアクション漫画のバトルシーンが
まるで「刺し身のツマ」のような扱いなのは

原作者と制作者の意思の疎通があっての事なんだろうかと、穿った考え方までしてしまった。

「ま、このSP観て原作やオリジナルのアニメDVDが売れればいいかぁ~」
なんて思って作ったとは思えませんが・・・

先述した「アラバスタ編」を映画館で観た時に始まり
チョッパーとの出会いを描いた「冬に咲く、奇跡の桜」
ナミの過去を描いたアーロンとの話

そして今回のメリー号の話

何だかどれも消化不良な感じでした。

実際、うちの長男は「呪われた聖剣」や「STRONG WORLD」と言った
オリジナル映画の方を好んで観ますし
「テレビのSPは何か話がわからん~」とも言っています。


「ONE PIECE」が大好きだからこそ敢えて、こんな話を長々と書いてしまったわけですが

一番怖いのは初めて観た方から
「あれ、思ってたほど泣けなかったね」なんて言葉を聞いたりする事・・・
この言葉をもし聞く事があれば、本当にショックですね。

全てのストーリーを知っていてこそ、泣ける場面ってのもあるんですから。

敢えて言いましょう
「ONE PIECE」は泣けるだけの漫画じゃないんです、と。

色々な要素が複雑に絡み合っているいるからこそ
感動の場面がより一層引き立つのだ、と


僕は声を大にして言いたい!!

それらはどんな部分でさえもおざなりにはできないのである、と
僕は思うのです。

実際、僕は「メリー号」の話を子供たちと一緒に観ていて
子供たちが「???」の部分に全て注釈や説明を加えました。

そうしないとある程度予備知識のある我が家のチビたちでもわからなかったのは事実なのです。

今や、子供たちよりも大人の方が熱くなっている感のある
「ONE PIECE」

「今日は泣きます」
「感動もらいます」
それはとても素晴らしい事だと思います。

でもたまには僕みたいな回りくど~い考え方をしている人間の言葉に
耳を傾けてもらえると、僕自身ちょっとホッとします(結局自己満足かい!(笑))

「テメェ~、何言ってんだ」でも
「ちょっとわかる気がする」でも
忌憚のない声が聞けたらいいな~、などと思っている今日この頃です。

ただ、間違いないのは
僕は「ONE PIECE」が大好きなんです、と言う事です。

あぁ、今日も長かった(笑)
みつ光男的 だれだれ日記僕はこの34巻辺りから、また単行本読み返す事にしますよ。

「エニエスロビー編」のストーリーは
僕の中では「アラバスタ」を超えたかも知れないですね。
・・・って話ししても初めて聞いた方はわかんないですよね?

僕が言いたいのはそう言う事なんです。
でも、話す(笑)

「空島編」や「フォクシー海賊団」とのバトルは
きっとこの話の構成を考えるための場繋ぎやったんちゃう?と
大胆発言してしまうくらい、
「メリー号」とのお別れを描いた話までのストーリーは最高でした。

あと一つ気になるは
W杯直後やオリンピック直後に必ずと言っていいほど登場する
「にわかファン」
後々、ず~っとファンでいてくれるならうれしいですが

そうじゃないなら
「麦わらの一味」「むぎわらのひとあじ」と読むくらい

どんなに話題になろうとも意に介さない、ブームに乗らない
うちの嫁のほうがいくらか潔くて清々しい気がします(笑)


とは言え、あまり深く考えすぎない方がいいんでしょうけどね(笑)
他の人からすればどーでもいい事がやたらと気になる
みつ光男でした。


ちなみに僕が最高に大号泣したのは
サンジが仲間に加わる時、今まで働いていたレストランに別れを告げる時の一言。

この話もいずれテレビでSPやるんかなあ?(笑)
でも、この場面では、まだ仲間になっていない人が多過ぎるからやらないかぁ・・・

ね、わからんでしょ、詳細な説明がないと(笑)←しつこいんちゃう?(笑)

そして好きな歴代主題歌。「ウィーアー!」以外ならこの曲

(お借りしました、ありがとうございます)

東方神起    「Share the wolrd」

歌詞もストーリーに沿った内容だったし
ちょうどインペルダウン編へ向かう時期で、子供たちと盛り上がって観てました。

僕は東方神起のライブでこの曲の時
映像中盤で流れる海賊キャプテンキッドが手を伸ばす場面のポーズを秘かにやってみたのですが
周りの人たちは誰ひとり気付きませんでした、
隣にいた長女も、もちろん気付かず(笑)

この後、あの悪名高き「ヘ○サゴンファミリー」が歌う主題歌になって
ネット上でえらい物議を醸し出してたのも懐かしい話です。


そしてワタクシの大好きなラブラブ蛇姫「ボア・ハンコック」も登場しますが
そんな話はまた後日(笑)