前日の夜から雨だった事もあり
海が濁ると魚の「食い」が悪くなる事も考えると
土曜日に予定していた釣りは次回に延期しようかな~、と思っていたのですが
夜勤明けで家に帰って、お昼ご飯用におにぎりを作る長男を見ると
さすがに言いだす事も出来ず(笑)
そのまま出発~(笑)
家を出た直後はまだ、雨は降っていなくて
釣具屋さんに着いた頃、ポツポツ降り始めた。
で、北条へ向かう途中で
「おいっ

とつっこみたくなるくらいの土砂降りになったのですが
既に引き返す気もなく(笑)
10時過ぎに北条鹿島の船乗り場に到着。
防波堤まで行ってみると
釣り場は誰ひとりいない(笑)
そんなわけで雨の中、のんびり準備しながら釣り開始。
釣りの仕掛けは今回も疑似針の下に
錘代わりに餌のジェル状オキアミを入れるカゴをつけた
「サビキ」と言う仕掛け。
必要に応じて疑似針に冷凍エビをトッピング。
1時間くらい、何にもアタリなし(笑)
そして雨はどんどん本降りに(笑)
「服が重たい~」
長男がライフジャケット着用しているのでまだいいのですが
僕はそのままの服装、もうシャツには雨が染みこんで重いし寒い(笑)
この寒さ、以前「九死に一生」的な番組で観た海難事故を思い出した。
(光) 「あの海の遭難事故で『低体温症』になるの、わかるなあ」
(長男) 「あかん、寒い~」
8月に海で震える親子(笑)
時々アタリはあるものの、釣れるのは餌取りの魚
ツバクロ(スズメダイ)かサンバソウ(石鯛の幼魚)のみ。
最初は物珍しさもあって、騒ぎながら釣っていましたが
釣ってもすぐ逃がさないといけない魚を外して海に戻すのが段々面倒になってきた。
ので、エサ目当てで近くまでやってきた
海猫やカモメに魚をあげたりしてヒマつぶしを。
↑実は結構、残酷な行為だな(汗)
雨は更にひどくなる一方なので
釣れない時はお昼ご飯
長男作のチーズおかかと明太子をガツガツ(笑)
(光) 「ご飯食べて体温上げな、寒くてたまらん」
(長男) 「体温上がるわけないやん、パパがクーラーボックスの中におにぎり入れとるのに。カチカチやん」
(光) 「アホか~、熱いモノ食べるから体温上がるんちゃうんやで、食べることで体内が活性化されてやな・・・」
(長男) 「訳がわからん」
相変わらず、餌取り魚の攻撃は激しく、撒き餌のオキアミにも群がる小魚
仕掛けの、針の下につけているエサカゴが海中に入るたびにわらわらわらわら(笑)
擬似針に冷凍エビをつけても、そのエビを全部取られる。
(長男) 「この『トラップ』を潜り抜けないと本命には到達せんな~」
ま、時間はあるしのんびり行きましょう。
こんな感じで釣りを始めて1時間半経過。
「まだ、この段階では使わない」
そう言っていた長男も冷凍エビをつける事に。
そして・・・
エビをつけた竿を長男が海へポチャンと投入。
カゴの中のオキアミを撒き餌状に散布するため
竿を思い切り振り上げた瞬間・・・
(光) 「○○(長男)、浮きがないぞ~~~~~~

ついに来た、この瞬間。
この、浮きが豪快に海中に消えるタイプの引きは
僕らの狙っているアジのモノではないのは間違いない。
だとすると、この獲物は何だ。
(長男) 「重い、重い~」
全力でリールを巻き上げる長男
途中でリールが空回りしてキュルキュル音が聞こえるくらいの
強烈な引き。
(光) 「よっしゃ、あとはパパが引き上げる」
ここからは
僕が糸を手繰り寄せて長男がリールを巻く、という共同作業
すぐ手前まで魚影が見えた瞬間
「お

その色は白い色でした。
僕はてっきりグレ(メジナ)だと思っていたのです。
グレならば、黒っぽい魚影のはず。
一気に糸を引き上げると釣れたのは
30センチを悠に超えるウマズラハギ。
カワハギの仲間で、煮ても焼いても刺し身でも超美味

しかも、キモは絶品、なのです。
(長男) 「めちゃめちゃ引いた~」
よく糸が切れなかったものだ(笑)
長男曰く、「(去年秋に釣った)グレよりも引いた~」
(光) 「海にはこんなのいてるんや~」
当たり前だ(笑)
これで勢いに乗りたいところですが
その後も釣果はさっぱり(笑)
何も釣れないよりは、と
こちらではサンバソウと呼ばれている石鯛の幼魚を何匹かキープ。
(光) 「これ、何匹も逃がして、食べると実はめっちゃおいしいとかやったら悔しいし」
(長男) 「おいしかったら、次も持って帰ったらええもんな」
サビきの浮き釣りに少々限界を感じて
長男は休憩、僕は浮きを外した竿をセットして
底釣りで海底の魚を狙う事に。
ポチャンと投入した直後・・・
うわ~、何かエライ勢いで引いている~~~

苦戦しながら巻き上げてみると獲物は「ベラ」
投げ釣りの時、外道(ここでは、本命ではない魚の意味)としてよく釣れますが
実は揚げものにするとおいしい魚。
(光) 「調子出てきた~」
再度、竿を投入すると再び強い引き。
巻き上げてみると、今度はメバル
魚ラッシュだぁ~(笑)
しかし、その後はさっぱり(笑)
なかなか強烈な引きで浮きが沈んだと思って
嬉々として巻き上げるとスズメダイ・・・
今日はスズメダイの「引き」の感じが
コツコツと浮きが動いてから沈む、という
アジ特有の引きに酷似したモノが多く
何回ガッカリさせられた事か(笑)
お、これは、と巻き上げると
スズメダイ・・・の連続で
(長男) 「はい、残念賞~」
と、何回笑われた事か(笑)
エサも少なくなり、釣れないため
長男と次回リベンジを誓いながら
疑似針6個に全て冷凍エビをつけて、最後の一投。
(光) 「最後にマヌケなアジが1匹でも釣れたらええのにな」
(長男) 「これで釣れたら奇跡やね」
途中、ウキがピクピク沈みましたが
(光) 「もう騙されへんで~」
(長男) 「とりあえず巻いてみたら」
長男がうちのすぐ近くまで行って浮きあがってきた魚をみて
「おおおおおおぉぉぉぉ~~~~

釣れ上がったのは何と体調20センチほどのアジ
最後の最後で、ようやく本命1匹ゲット(笑)
「奇跡が起きた~~~~」
たったアジ1匹で大喜びの親子。
そして親子釣りコンビのリベンジ決定(笑)
みつ光親子は28日(水)に再び、北条鹿島でのリベンジを決めました(笑)
リベンジと言うよりは、ただ釣りに行きたいだけですけどね(笑)
ほんの一瞬だけ晴れ間も覗きましたが、その一瞬で日焼けしました。
これが1日快晴だったら、どうなっていたか考えただけで恐ろしい(笑)
船がつくまでの時間を島内散策してみましたが
登山が出来たり、キャンプ場もあり
なかなか1日満喫できそうな島ですね。
機会があればキャンプして、釣れた魚を料理して食べたり
なんてのも楽しそう。

この船が鹿島の『鹿』の船で、
これがかわいい(笑)
島には野生の鹿もいて
「ご注意ください」とはありますが
思いのほか、人懐っこい(笑)
帰りの船の中で
(長男) 「楽しかったぁ~」
いつもは釣れないと機嫌悪くなったり無口になったりの長男が
あまり釣れなかった今日でも、楽しかったと言ってもらえたのは
何かうれしかったですね。
僕は釣れなくても海に竿垂らして
ボケ~っと景色を眺めているだけで幸せですけど(笑)
次回はリベンジだ(笑)
船到着後、大急ぎで車内に置いていた着替えを持ってトイレに駆け込み
着替え完了(笑)
とにかく寒かった(笑)
で、こちらが今日の釣果。
ウマズラハギは長男のリクエストで刺し身になりそう(笑)
1匹だけで、何だか申し訳なさそうな感じのアジを
次回はもっと釣るどぉ~


今回も楽しい釣行でした。