非常に馴染みの深い言葉です。
何せファンクラブが「式神倶楽部」と言う名前ですし、
僕たちも陰陽座の話をする時は日常会話のように登場する言葉
「式神」
陰陽座の表題曲「陰陽師」でもお馴染の通り
陰陽師が使役する鬼神の事で、
中でも有名なのは安部晴明が使役したと言われる「十二神将」。
十二神将とは陰陽師の占術である式占(ちょくせん)にみられる十二天将で、
「青龍・朱雀・白虎・玄武・勾陳(こうちん)・六合(りくごう)・騰蛇(とうだ)・
天后(てんこう)・貴人・大陰(だいおん)・大裳(たいもう)・天空」に由来しています。
文献の「宇治拾遺物語」や映画の中などでは「式札」という紙のお札に魂を吹き込むイメージがありますが、
実際は使役意図に沿った鳥獣や異形の物に姿を変える事も出来るようです。
映画「陰陽師」では晴明が式神を使役して悪に立ち向かう場面が見られますが、
実はそういった悪行を戒めるためだけではなく
「式神」は呪詛の媒体として、使用される事が多々あったそうです。
占いや、恨みを晴らしたり呪いをかけるために
陰陽師に依頼をかけ、対象者へ式神を用いるのだそうです。
呪詛をかけられた人は、式神に打たれやがて死に至るため
別の陰陽師に呪詛除けの術で、呪いを解いてもらう他に助かる道はなく、
また呪詛返しをされた場合、最初の依頼者と呪殺を依頼された陰陽師は
共に「恨み返し」のような形で、命を落とすのだそうです。
怖い話やなあ(笑)
いわゆる「丑の刻参り」や「呪いの藁人形」なんかに近い世界ですね。
2008年~2009年に放送された「ゲゲゲの鬼太郎」でも
どの話は忘れましたが、陰陽師が悪役として登場して
式神で鬼太郎を攻撃すると言う、
我々、式神(この場合は陰陽座ファンと言う意味で)にとっては少々ショッキングな場面も見られました。
↑ここで嘆くのは僕くらいか(笑)
陰陽座における「式神」の存在意義とは
「陰陽座の魂」を共に分かち、同じ志を持ちながら前に進み
大げさな表現ですが、
個々の魂は陰陽座の分身である、という意味合いだと僕は理解しています。
そう言う意味では陰陽座が存在して、僕たちが「式神」であることは
非常に大きなつながりであり、
この位置づけを当初から構想していた兄上のセンスはやはり凄いなと。
(お借りしました、ありがとうございます)
さてさて、「鬼子母神」の感動と興奮冷めやらぬ状態ですが、
夏ツアー『夏鶯の聲に酔う也』まで・・・よくよく日程を確認すると
初日の横浜まであと半月なんですね~~~~~~~~

僕の地元松山でのライブまではちょうど2ヶ月、
実は真夏のライブは初体験

2010年の7月のツアー「続・生き」は延期になりましたからね~。
年を考えると体力と前歯が心配ですが(笑)
魂燃やさないわけにはいきませんね(笑)
また会場でたくさんの式神さんにお会いできるのが今から楽しみです。