宮沢賢治「雨ニモマケズ」ファンタジー作家の先駆けの賢治が1931年(昭和6年)に手帳に書き残した詩で、生前は発表されず、没後に発見されました。簡単に内容をまとめると、
雨にも風にも、雪や夏の暑さにも負けず
強い体と淡白な生活を持ち
欲を持たず、怒らず、いつも静かに笑っている
人の幸せを願い、自分を勘定に入れない生き方
を理想とする生き方が描かれています。宮沢賢治が農民や弱き人々のために尽くそうとした姿勢が反映されており、日本人の「理想の人物像」として長く読み継がれています。
病気で絶望していた晩年の賢治、農政に生涯を捧げた彼も「寒い夏にはおろおろ歩き」自然には逆らえない農家の心情を簡潔に述べています。今「米なんか海外から買えばイイ」「高い米に文句あるなら食うな」など保守を自認する新自由主義者の「勝組負け組」思想が溢れ分断を煽ります。セクシー大臣のパフォーマンスなど賢治の「おろおろ歩く」の気持ちは分からない #べらぼう #大河ドラマ
「収穫逓減型ビジネス」先日ソフトバンク孫会長の決算説明会で出た言葉が話題になった。??なにやら難しく新しい言葉の様にマスコミが飛びついた、が、内容を確認すればただのレッドオーシャンの話。従来の白物家電などは参入障壁も低く、直ぐに価格競争に晒され消耗戦になると言うモノ。日本では全く発展しなかったGAFA型産業の構築が不可欠、ブルーオーシャンを目指すと言う内容だった。まあ当然であり孫会長が言うと、マスコミが飛びつくと言う情けない話だった。そもそも日本でもGAFA的発明が有った。Winnyは東京大学大学院情報理工学系研究科助手(当時)の金子勇によって2002年に開発が始まった。検閲が極めて困難な情報公開システムを目指すFreenetというP2Pシステムを手本にWinnyの開発を開始した。Freenetは情報がどこに保存されているのか、また、誰が情報の発信者であるのかを容易にわからないようにして、政府による情報の検閲・削除を不可能にしようと計画されていた。爆発的に普及し著作権法違反の違法アップロードが横行した。ここで司法はあらぬ方向に動いた。金子氏と逮捕した。この画期的動画共有ソフトはYOU TUBEで応用され、今だに世界を席巻している。国は日本版GAFAを妨害したのだった。この理屈だと高速道路で事故が起きたら国交大臣を逮捕するのと同じ。 #べらぼう #大河ドラマ
学校とは? あまり普段考えない事。その学校スポーツの代表的な甲子園が激震している。高校球児の戦いは感動を呼ぶ、と言う触れ込みはいつしか金と権力にまみれ、あのイチローでさえ高野連の研修を受けなければ指導すらできない。高校は全国から選手を集め野球部強化で名前を売り生徒を集め偏差値を上げる事に血道をあげた。それに保護者もプロでの成功を夢見て協力し、人権無視の寮生活は、さながら刑務所の様になった。最古の学校は足利学校と言われている。平安時代に地元豪族が書物を寄進して始まる。意欲ある若者が自主的に集まり500年近く続く。江戸時代も藩校と言う武士の学校が諸国にあり学校教育が盛んだった。しかし一変したのが明治の義務教育からだった。あまねく全国民に一定の教育を施す崇高な精神は当初非常に歓迎された。夏目漱石「坊ちゃん」愛媛に赴任した坊ちゃん先生は、生徒と触れ合うなかに様々ないたずらもされる描写がある。明治の学校はそれほど自由で垣根の無いモノだった。そして時は暗黒の昭和へ、第一次世界大戦で見た国同士の総力戦は、国民皆兵士にする装置として学校を利用したのだ。いまでも続く体育は運動会での行進や組体操、選手宣誓など軍隊教育が色濃く残る。もはや学校にスポーツを任せられない #べらぼう #大河ドラマ