寛弘2年(1005年)9月26日は安倍晴明の命日です。呪文を唱えて妖怪たちを薙ぎ倒す陰陽師――ちょっと前までは、そんなSF的イメージが先行していましたが、#大河ドラマ『#光る君へ』でかなり印象が変わったのではないでしょうか。怪しげなオーラを醸し出しながらも、要所要所で、藤原兼家や藤原道長に対して政治的助言を繰り出す。史実の安倍晴明です。藤原道長の日記『御堂関白記』や実資の『小右記』などにもその名が登場するほどの存在でしたが、では実際、当時の陰陽師はどんな存在で、いかなる影響力を持ち、政治に関わったのか?室町時代まで戦争も政治も全てお日柄やおまじないの類いで決まっていた。ゆえに晴明のような「学者」と言われる存在は絶大な力だった。特に平安時代は華やかな貴族文化の様なイメージですが、実は怨霊や祟りの類いの暗黒の時代です。#芥川龍之介「#羅生門」などの世界です。日本の3大怨霊、菅原道真 平将門 崇徳上皇と全て平安時代です