「簡素、中立、公平」「公平」これはシャウプ勧告(1949)として学者のまとめた物です。「公平」の原則とは、様々な状況にある人々が、それぞれの負担能力(担税力)に応じて分かち合うこと、「中立」の原則とは、税制ができるだけ個人や企業の経済活動における選択を歪めることがないようにすること、「簡素」の原則とは税制の仕組みをできるだけ簡素なものとし、納税者が理解しやすいものとするということです。戦国武将北条早雲は伊豆侵攻時に重税と悪政に苦しむ庶民に、疫病の薬と大減税をして堀越公方と言う名門を一気に滅ぼす。僅か5万石だった伊豆に担税力は無いと判断した。公平の原則を知っていたのだ。領民は「早雲様は見た目は鬼のようだが、心は仏様だった」物納以外の賦役にも領民は進んで参加し、新領主を歓迎した。それまで税は5公5民が通常、更に役人は不正を行い税に対する信頼は無くなり戦国と言う乱世の原因にもなっていた。早雲以来五代100年の北条氏は4公6民に税を定め治世は安定し、武士は倹約を旨とし最大200万石にまで大発展する。古来重税で滅んだ国は数多いが減税で滅んだ国は無い。日本の社会負担率はいよいよ5公5民になったとの報告があった。しかも公共料金などに張り巡らされた利権は隠れ税金として諸外国の数倍の負担との研究もあり、実際の負担率は65%とも、歴史上亡国へまっしぐら #べらぼう #大河ドラマ