止まらない円安が続いています。もはや欧米はおろかアジアへの旅行も不可能な状況。「日本は輸出で成り立つ。周辺窮乏化からも円安は歓迎」まるで昭和の論を張るニセ専門家も多い。日本の輸出は加工貿易、輸入した原材料を加工して輸出する。円安は何も良い事が無いのは自明だ。日本は賃金上昇と円高で生産拠点は海外に移転済だ。サービス業が7割となった構造にまだ気づかないらしい。先日、日銀の政策金利が20数年ぶりに0.75%に上がり一体日本のエリートは何を学んできた?のだろうか。物価上昇=金利上昇で抑制と言う教科書に書いてある事しかやらない愚行だった。今の物価上昇はほとんどが食品とエネルギー、それは円安とウクライナ戦争によるもので、全く景気過熱からの需要過多ではない。市場からお金を消したからと言って米やガソリンが安くならない。表にある通り日本の円安は実効レートではなんと270円!!これはアメリカの物価や経済成長などを加味した今の円の実力。ニューヨークでは女性の一人暮らしの生活費が1か月100万!と言う事実からも分かる。

なぜ水戸黄門こと徳川光圀は七公三民の重税で領民を苦しめたのか?水戸黄門は諸国を旅して民を苦しめている殿様や代官を成敗し、民を助ける正義の味方みたいなイメージがあります。しかしそれはテレビドラマでの話。実際、徳川光圀が水戸藩を治めていた時、七公三民(ななこう さんみん)という、ものすごい重税で民は苦しんでいました。なぜそんなに重い税金が必要だったのか?これは教科書や授業で教えてくれない歴史の裏話です。水戸家は家康11男頼房が始祖。尾張紀伊藩主は大納言、水戸は中納言と、家格も領土も下だった。しかし領地は江戸に近く参勤交代も無く江戸定住、ゆえに副将軍と言われた。それは3代家光と年齢が近く非常に頼りにされていた事からだった。しかし江戸住まいは金が掛かる、また実高23万石だったが、対面上35万石の表高にした為、諸賦役負担が大きく財政は厳しかった。そこに2代光圀の大日本史編纂が始まる。日本の歴史はバラバラの書物で伝わる為、体系的不備が有った。光圀は日本中から識者に聞き取り古事記から始まる全てを時系列で編集したのだった。完成には何と100年以上掛かり、莫大な費用も要した。その負担で藩財政は破綻し重税で領民は他領に逃げてしまった。幕府も見かねて支援をしたが、改善は見られず恒常的財政は窮乏した。黄門様の見識は素晴らしいが決して庶民の味方では無かった

2025年12月18日夜、首相官邸で安全保障政策を担当する幹部が記者団との非公式懇談の場で、「日本は核を保有すべきだ」「私は核を持つべきだと思っている」と発言したと報じられました。幹部はこの発言を「個人的見解」と前置きし、オフレコを前提とした場での発言でした。中国の核戦力増強、ロシアの核の脅威、北朝鮮の核開発など、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることが背景にあるとされています。米国の核抑止力のみに依存するには限界があり、核兵器保有の議論が必要だという認識を示したものです。政府は翌19日、「非核三原則は堅持する」と改めて表明し、火消しに追われました。しかし、与野党からは発言した幹部の更迭や進退を問う声が噴出しています。安倍晋三氏「台湾有事」から端を発した今日まで。立場主義は遂に外敵を求め最後の立場である日本人と国土に行きついた。それはナチスドイツの手法でもありハイパーインフレまで「ヒトラー物価」などと言ってゲルマン優位ユダヤ迫害などで世界征服を目論んだ。そして今回の核問題はまずNPT脱退が必須、これは戦勝5か国以外の核保有は禁止と言う物。それでも核保有すれば世界を敵にするならず者国家となる。イランでさえ核保有否定だ。しかも中国ロシア北朝鮮に対抗するのであれば数千発の保有となる。何年いくら掛かるんだろう。しかもどこに配備する?自分の家の近くで納得する人などいるのだろうか。じゃあ原潜でというが何隻建造する?古来様々な事は暴力で決着した。暴力は解決しないが仕方ない。しかし今は国民国家の総力戦であり被害は世界を破壊する程だ。関ケ原の戦いとは訳が違う。しかも海岸沿いには50基の原発が無防備に並び、食料自給率は飼料まで含めばほぼ0%と言ってもイイ。まともに考えれば第三の道を模索する事しかないのに…