延命措置はしません | わが家族の事件簿

延命措置はしません

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弟からメールが届いた。

父が急な発熱で苦しそうだと。
熱は39度を超えているらしい。

私は仕事のため病院に行くことはできなかった。

どうやら身体のどこかで炎症を起こしているらしい。
ついこの間まで元気だったのに、本当に突然のことであった。

そして6/2。
また弟からメールが入る。私は仕事でどうしても抜けられなかったが、担当医から話があると
いうことで呼び出しを受けているらしい。

その話の内容は

1.現在の病状について
2.今後、急変する可能性がある
3.病院としては心肺停止などの状況に陥った時に延命措置は行わないが、それでも構わないか
  家族で話し合って欲しい

との事であった。

数日前まで元気に歩いたり話したりしている患者に対してこの段階で延命措置はしないが構わない
かと聞かれるというのはどういう事なのか。

そんな事を言われて納得する事なんてありえるのか?

確かに、意識もなく、戻ることも期待できない状況で、ただ機械に生かされているような状態が長く
続いていたとしたなら、もしもの時には延命措置はしないが、それでも構わないかと聞かれたなら
それはその時である程度のあきらめと、本人が苦しいのではないか等と考えれば、ひょっとしたら
構わないと答えることもあるのかもしれない。

しかし父の場合はとてもそんな答えを出せる段階ではないのだ。

救急患者として搬送されたなら、病院は手を尽くさなければならないが、癌患者が命を落としかけた
時には何もしないというのが病院の考えらしい。

それは一般的な事なのだろうか。

どうしてもこれには納得ができかねる。

今日6/3も仕事であったが、なんとか早く会社を出て病院に駆けつけた。
父は他の患者と話をしていた。
多少しんどそうではあったがベッドに座り会話もしているのだ。
こんな父に対して、延命措置をしない事を承諾できるわけがない。

入院してから3ヶ月・半年くらいになると追い出されるような状態になる事や、延命措置に対する病院
の考え方ははなはだ疑問が残る。

父の話では、転院の話についても転院ができなければ退院しろみたいな事を言われたようだった。
なんというひどい話だ。

点滴を続けなければ今の状態の父ではすぐに腎不全を起こしかねないというのに。


なんのために病院は存在しているのか。