本当はもっと早く返事を出したかったんですが、穴水町では今も郵便局から手紙が出せません。

宅配便もそうですが、営業所止めで受け取りにいかないといけません。

それで生存報告をした後は今まで後回しにしていました。

2月になって復旧作業が進んできて、やっと七尾市内の郵便局から手紙を送る気になりました。

遅くなって申し訳ありません。

 

 

現在のほ場の写真を添付しました

A4用紙1枚にまとめて、私が借りているほ場のマップと甲駅エリアと大郷エリアの写真を送りました。
甲駅については私は継続して利用を希望していますが、のと鉄道さんがどう判断するかは分かりません。
どちらにしても今までと同様に中国ロシアなどの共産主義勢力や反日左翼勢力が入ってくることだけは断固として阻止します。
 
大郷エリアのほ場は慣行農業では必要がないものなので説明がいると思います。
今の慣行農業では種子や種苗は種苗会社から購入するのが普通です。肥料や農薬など農業資材も購入します。
ほ場は栽培と収穫ができればいいので、1種類の作物を面積ギリギリいっぱいまで作付けして、機械化することで作業効率を上げます。そして農地を集約して大面積にすることでさらに経営効率を上げます。AIやITはそのためのツールです。今の慣行農業では大規模経営ができないと市場では生き残っていけないので、農協のような個人農家の集合体では先が見えています。
 
それに比べると有機農業では、外部から農薬など汚染物質が入ってこないように4m以上の緩衝地帯を作ったり、天敵生物が活動しやすい環境を作るために混作したりします。肥料で使える材料も原則としてほ場とその周辺にあるものを自己調達します。種子や種苗もすべて自家採取していますが、そのための自家採取用の区画も必要です。それらのものをひとつのほ場の中に組み込むと収穫量には限界が出てきます。それから購入した種苗は自家採取できる品種に限定されるか現地の環境に適応して新品種になるまで収穫した農産物を市場で販売できません。これに加えて能登半島は地形的に山が多いので、傾斜地に小さな面積のほ場がいくつもあるのが普通なので農地集約にも限界があります。
 
それで私としては自家採取と品種改良用のほ場を慣行農業をしている地域から隔離された場所に作りました。
2つの区画がありますが、慣行農業の畑に隣接しているほ場では購入した種苗の試験栽培をしています。
試験栽培では能登半島の環境に見合った栽培条件を見つけることと従来から生息している動植物の生態系への影響と自然界にいる病害虫の増減を観察しています。それにつけ加えて何といったらいいのか、有機農業に対して攻撃的な農業関係者の対応もあることはありますが、今では右から左に聞き流しています。
どうでもいいことですが、ムーディ勝山さんは本名だったのか。
勝山だからてっきり山梨県の勝山市と関係があるかと思ってました。
ちなみに穴水町は山梨県の南アルプス市と姉妹都市協定を結んでいます。
 
ということで二十四節気の立春も終わって台湾などのアジア諸国は旧正月らしいですが、動植物が休眠中のこの時期でないとできない作業もあるので、天気を見ながら春の作業を始めていきます。
農業的には明治になって採用した太陽をもとにした新暦(キリスト教世界で使っているグレゴリオ暦)よりも、二十四節気で季節を判断した方が日本では作業計画を立てやすいような気がします。七十二候は江戸時代に中国のものを日本風に改良したものなので、今の時代では現代版を作らないと使いにくいです。ただ5日ごとに区切るほど季節の移り変わりに動植物が敏感に反応していたことを昔のひとはよく観察して暮らしていたことが分かります。最近は季節感が無くなっている気もします。
 
 
 
(甲駅です。ホームと待合室を借りています。黄色(要注意)判定でした)
 
(大郷エリアのほ場です。自家採取と試験栽培を中心にしています)
 
(大郷エリアで慣行農業地域から隔離されている場所にあります。2023年はヤーコン、バジル、にんにく、ホースラディッシュなどの栽培をしていました)