10年以上ほぼ毎日飲んでいたお酒をやめて1年4ヶ月になりました。

断酒した当初は、とにかく1日断酒を続けて、1年断酒に繋げたいと思っていました。

けれど、断酒し始めの頃は、飲酒欲求との戦いの日々で、1年も断酒するなんて自分には程遠いことに見えました。

月に2回の断酒会にも真面目に通い続け、アルコールや依存症に関する勉強にも励み、断酒して1年に到達したとき、ふと心によぎったのが

もうそろそろ断酒会を卒業してもいいかな…

ということでした。

わたしはアルコール依存症と診断されたわけでもないし、通院も入院もしていない。
もう、このまま断酒会から離れて、1人で断酒を続けてもいいのではないか

そんな思いがよぎるようになっていました。

けれど、そんな頃に合同例会に参加して、現在も何度も入院を繰り返されている方達と接する機会があり、普段参加させて頂いている断酒会の方々との繋がりのあたたかさを改めて感じた頃


小説家でもあり、精神科医でもあり、アルコール依存症の治療にあたられていた、なだいなださんがアルコール依存症に関して書かれた書物に出会いました。

その中で、断酒して1年ぐらいたつと断酒会からの卒業を考える方がおられることに関して書かれている項目がありました。

そこに書かれていた内容を要約すると

『断酒して1年が過ぎ、断酒会は自分にはもう不要だと考えるのはことの流れで自然なことだろう。だが、そこで自分から視点を相手に移し、断酒会から自分に求められているものがないかを考えることも出来るのだ。』

この内容に目が覚めるような思いを感じました。

確かに自分は通院も入院もしていない。
自分で断酒を決め、断酒会をインターネットで探し、参加を始めた。
ひとりだったら、絶対に1年以上も断酒出来ていない。
断酒会に繋がっていなかったら、結局酒をやめきれず、だらだらと飲み続け、仕事をリタイアした後は酒だけが楽しみの人生になっていただろう。

もしも自分の拙い話が、誰かのお酒をやめてみようと思うきっかけになったり、断酒会参加への敷居を低くすることが出来たら。
お酒で苦しんだり、大変な思いをされている誰かの役に立てたら。

最近はそんな思いを抱くようになり、普段参加している以外の地区の断酒会や依存症の治療をされている院内で行われる断酒会にも参加するようになりました。

これからも断酒を続けていく為にも、この活動を続けていけたらいいなと思います。