昨日から始まった共通テスト。


2日目の今日、受験生の長男は笑顔で家を出て行きました。


この2日間を迎えるまで、長男には様々なことがありましたが、周囲の方達の力を借りながらひとつひとつ自分の力で乗り越えて行ったのだと思います。


遡れば3年前の高校受験で公立高校を不合格となり、私立高校入学前のクラス変更の申請を出して選抜クラスで入学。


中学校の時は教科によってはクラスで1、2番だったのに、高校の最初のテストでは選抜クラスで下から2番目からのスタート。


中学校までは問題を解き終えて顔を上げると、自分が1番最初だったのに、高校ではもう全員解き終わって顔を上げている。


そんなクラスではそれまで自分が得意だった教科では絶対に叶わない化け物のようなクラスメイトが何名もいて、自分の得意な教科を新たに見つけ、いつか絶対にこの教科で学年1位をとると心に決め、高校2年生でそれを実現。


3年生の時に、県のコンテストで入賞し表彰され、今後は理系の道に進み、こういう研究がやりたいと目標を決めるようになりました。


3年前、私立高校入学前のクラス変更の申請を出すか出さないか親子で話したとき


クラス変更の申請は出したくない。

と言っていた長男に


せっかくチャンスが目の前にあるのだから、挑戦した方がいいと背中を押しました。


長男に自分の可能性に気がついて欲しかったし、その可能性に挑戦する気持ちを持って欲しかったから。


何より、目の前に能力のある人間がいるのに、それを見過ごしたくなかった。


最初にきっかけを提案したのはわたしかもしれないけど、入学後長男は本当によく頑張ったと思います。


「もし、公立高校に合格してたら、今みたいに勉強してなかった」

と言う長男。


そんな長男の頑張りにより、わたし自身にも思わぬ状況がもたらされました。


「自分が勉強してるのに、ママが勉強しないのはおかしいだろ」


そう長男に言われ、長男を厳しい環境に送り出したからには、わたしも頑張らなくてはいけないなと思うようになったのです。


フルタイム勤務と準公務員のダブルワークに


毎年いくつか資格を取り続け、20年前から目指し、なかなか合格できなかった資格試験も合格するまで受験し続けることが出来ました。


そういった意味でも長男に感謝です。


そして、長男が目指している仕事は実はわたしの亡くなった父が就いていた仕事だということに何か不思議な身内の縁を感じるのです。




試験2日目の朝、長男の好きなホットドッグとたまごサンドを作り、送り出しました。


真面目で素直で優しくてお笑いが大好きな長男よ、これからも自分の力で自分の人生をつかみ取れ!!


父も母もあなたを見守っています。