8階のベランダで赤ちゃんを抱っこしていると、
なぜか、下に落としたいという気持ちになります
私はおかしいのでしょうか?



これは「育児ノイローゼ」じゃなくて、

【侵入思考】という現象で、めっちゃ正常です。

むしろ、落としたいと思ったという事は、

あなたが赤ちゃんを「メッチャ大事にしている」証拠です。



たしか、6年前の阿部敏郎さんとの秋分イベントでも、

この『侵入思考』の話をしたんですが、誰か覚えてますか?



あれから6年が経ち、

今は便利な世界でして・・・、

なんとAIがその『論文』を見つけてくれました。

6年前のイベントでは、

「これ、どこかの大学で聞いた話ですが」って言ってたのに、

しっかりとその『論文」を探してくれる時代に!




ちょっと、読んでみて下さいね。

本当にこれ、産後ママたちを救えると思う。

育児ノイローゼになってるママさんが周囲に居たら、

「それ、正常だよ!」って伝えてあげてね。


――――――――f

『侵入思考(intrusive thoughts)』と呼ばれる現象です。

フロリダ州立大学のジェニファー・ヘイムズらが2012年に発表した、
高所現象(High Place Phenomenon)の研究で明らかに。

論文のタイトルは、
「An urge to jump affirms the urge to live」
飛び降りたい衝動は、生きたい衝動の証である)

フランス語で古くから l'appel du vide(虚空の呼び声)

 と呼ばれてきた現象です。


①高い場所やベランダで、
体を柵から引き戻すための「警報」として、
脳の「速い安全システム(扁桃体を中心とする脅威検出系)」が、
「落ちてしまう」という最悪のシナリオを瞬時にシミュレーションする

②その「警報」が発火したあとに、
遅い解釈システム(大脳皮質側)が、
「今、私の体に強い信号が走ったのはなぜだ?」と、
その「原因」を後付けとして探す

③目の前にはもう危険がない(柵から離れている)ため、
原因を探している「脳の解釈系」が、
「警報信号」じゃなく「自分が飛び降りたかったからだ」と、
「私の意志だった」と誤帰属してしまう


なので、安心して下さい。
「飛び降りたい衝動」の正体は願望ではなく、
安全装置の「警報音」を、「自分の意志の声だ」と聞き間違えたものです。

※この研究では、飛び降りる意思が全くない人でも、
約半数が高所現象を経験していると報告されています。

さらに、「赤ちゃん」では。
ブリティッシュコロンビア大学のフェアブラザーらの産後研究で、
新生児の母親のほぼ全員が「赤ちゃんに危害が及ぶ」という侵入思考を経験し、
そのうち約半数はそれを、
「まるで自分が危害を加えようとしている
(落とす、投げるなど)」と、
誤帰属(誤解釈)したという経験を持つ。
そんな結果が出ています。


「赤ちゃんを落としたくなる」は、
それくらい普遍的な現象で、
むしろ大切に思っているものほど、
このリスクシミュレーションが激しく回るというのがポイントです。

もしも関連研究でもう一つ挙げるなら、
ダニエル・ウェグナーの『皮肉過程理論(シロクマ実験)』。


その後「考えないようにしよう」とする監視プロセス自体が、
その内容を何度も照合し続けるため、
抑え込むほど侵入思考が強化される


—これが「自分が赤ちゃんを落としたくなっている気がする」という感覚を、さらに増幅させる仕組みです。

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あなたの近くに、育児で頑張っているママさんがいたら、

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。大学1の長男コクトウ君、中3の長女ザラメちゃん、小2の次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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