新曲を作ろうと思います。

『除草剤だけ使わせて下さい♪』


え?




弥生人が悪いんですよ。

僕たちがいま、除草剤を使ってるのは。



昔、ホモサピエンスだった。

狩猟採集をしていた。

ドングリを拾って、木の実を拾って、イノシシを捕まえて。


いろーんな植物を食べてた。

イネ科の中では、ヒエとか、アワとか。

ドングリ。ヤマイモ。


コメと、ヒエと、アワと、ムギと、

ぜーんぶ、ぐっちゃぐっちゃに生えてるから、

とりあえず、ぜんぶ食べてた。


でも、コメだけ食べたくなったヤツが居た。

絶対、居た。コメの出すホルモンに腸を操られたのだろうけど、

とにかく、「コメだけを選択して食べたい」ヤツが居た。


難しすぎる。

耕作放棄地を見てごらんなさい。

ぐっちゃぐっちゃに、色んなイネ科の植物が混じり合ってはえてくる。

その中から「コメ」だけを食べたいだと???



そいつは、考えた。

他のやつを枯らす方法を。

当時は農薬なんて無い。

植物を枯らすためには、水の底に沈めればいい。

腐って死ぬ。



そこで、草ボーボーの所に、水をためてみた。

しめしめ、イネ科のアワやキビやヒエが死んで行くわい!

おや?コメも死んでるやないかい!



ってことで、

コメを別の畑で土に植えて、

コメが30cmくらい背が伸びた後で、

水を張った「すいでん」にコメを植えてみた。



なんてこっちゃい!

水面よりも「上に出ている」からコメは死なない。

でも、水面より下にある他のイネ科の雑草は死ぬ!




コメだけを、別の場所で背を高くして、

水田の中に移し替える。

「田植え」というコトバが出来た。


他の雑草が水面下で酸素が無くて死んで行く中、

別の地域で背を高くして帰って来た帰国子女のコメだけ死なない。




この↑アホが「コメだけを食べたい」って言ったせいで、

「田んぼ」という帰国子女クラス栽培法ができた。


ところが、

それでも水面下から生えて来て、コメを追い抜く雑草がある!

追い抜かれたら、日光が当たらないので、

田んぼに入って、「コメ」以外の雑草を抜く作業が発生する。



お米の栽培は、

この重労働が

いちばん大変!



特に、このクソ暑い8月に。

炎天下で、他の雑草を抜く作業の繰り返し!



人気の、「田植え」なんて、1日で終わる。

簡単な作業。

「稲刈り」だって、1日で終わる。

簡単な作業。



コメ農家の一番大変な作業は、

8月の草抜き。



で、昭和に入って。

戦争が終わるまでは、みんな8月の地獄を頑張ってた。

でも戦争が終わった後に、

除草剤という神のような薬が出来た。


田んぼに、ポーンと投げ入れるだけで、

他の植物はみんな死んでくれる!

コメだけ生き残れる。


農作業の90%くらいが「雑草の引き抜き」だったので、

農家さんたちの労働の90%が解放された!

 




これ↑見て!

1950年は、「草抜き」だけで50時間も働いていた!

それが2014年「1.3時間」のみ!!!


誰でも除草剤使うに決まってるじゃん!

 

いちばーん「大変な部分」を、「どぽーん」と投げ入れるだけでOK!


ところが、

初代の「除草剤」が流れ込んだ川や海で魚が死ぬ事件が起こり、

使用禁止に!

農家たちは言った。「また、あの地獄に戻るんか!」

で、頑張って頑張って「魚を殺さない」除草剤ができて、

ドンドンと技術を高めて行って、今に至る!




50時間の炎天下での草抜きが、

1時間でOK!



で、レイビレッジではウエチさんとヤスくんが2人で草抜き。

ヤス君はいちど熱中症で倒れた。


今日、言いたい事は。

一般的な栽培方法



自然栽培

の違いは、メッチャ凄いんだぜ!ってこと。



一般的なコメの栽培は、

除草の作業なし!

「どぽーん」って団子みたいなのを投げ入れたら、

それが水田に拡がって行って、水面に膜を張って、

その下に居る植物は上に出てこれない。

投げ入れ時間、3分。


それに対して、自然栽培。

毎日、炎天下で、腰をかがめて、草を抜く。

昭和の人はみーんな、これでやってた。

明治も、大正も、ずーっとやってた。




この苦労が分かるロックミュージシャンなら


「除草剤だけ、使わせて下さい」って新曲つくるって!

農薬も、肥料も、なんならコンバインも使わないで良いので、

「除草剤だけ、使わせて下さい!」





もちろん、レイビレッジの水田では使いません。

セカイムラの全国の田んぼで頑張ってる村人たちも、

自然栽培系の田んぼだったら使ってません。


伝えたかったのは、

除草剤なしでお米を育てるって、

死ぬほど大変なんだぜ!

ってことだけです。



弥生人

「うーん、「コメ」だけを食べたいな・・」



子孫

「ヒエやアワやムギやキビも、一緒に噛んどけやっ!

味かわらんやろ!」



 

水田の開発

これは、人間の凄い発明でした。

そして、除草剤の開発も。

本当に凄いんだと思います(使ってませんが)


日本人の「重労働」の90%を削減したんだから。

ありがたい。

 

 

 

例えば、熊本のだいしん農園さんのお米と、玄米麺。

↓これがどれほど凄い事なのか噛み締めて召し上がり下さい↓

 

 

 

 

 

 



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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。大学1の長男コクトウ君、中3の長女ザラメちゃん、小2の次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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