YAHOOの知恵袋に

「海外でも、師走のドタバタ感はありますか?」

という書き込みがあり、


・イギリス→あります
・アメリカ→あります3 ないです1
・オーストラリア→あります
・ネパール→ないです


全体的に「ある」っぽい感じ。




文化で観ると、

「今年の仕事は、今年のうちに」

ということで、ドタバタ劇が起こるのは各国共通。


ただし、

そもそも「元旦」や「大晦日」を大事にしてない国がある。

それは「北緯」や「南緯」にズレてない国。


赤道付近の人たちにとっては、

春分と秋分に2回、太陽が真上に南中するので、



「冬に向かう」
とか
「夏が終わる」
とか
「年末っぽさ」


とかが、そもそもない。



でもって、

文明は「北半球」に多いので、

12月21日の「冬至点(太陽エネルギーの底)」がやはり大事にされる。


キリストの誕生日も、太陽が強まる日「冬至」にするため。

年末の「明けて行く」設定も、最初は「冬至」だった。

そもそも、元旦とは冬至なのだ。



その「冬至」が起こる前の月に、

「年末っぽさ」が醸し出されるから、

・冬至までに軽くなろう
・冬至のタイミングを利用してテコの原理で良い方向へ行こう

みたいなのが形成されてきて、

「12月のシワスっぽさ」が出てるみたいです。



さて、これらは「文化」の面からの考察ですが、

もっと動物的に、生物学的に観ると、

やはり「冬ごもり」の準備期間に合致。




天井画家の、斎灯サトルさんに伺ったのですが、

秋にうつ病が増えるのは、

クマが冬眠前で外をうろうろしてるから、

本能的に「外に出たくない」状態になり、鬱になる、と。



たぶんそんな「ホルモン的な」、

過去から体内でずーっと続いている分子メッセージで、

12月の時期になると、

何かしなきゃ!

って焦り始めるのでしょう。



もちろん現代には冷蔵庫もあるし、

物流倉庫もあるので、

飢餓という意味で「冬に焦る」必要は無くなって数百年が経つはずだけど、

それでも過去から続く「体内リズム」が、

とにかく何かしなきゃ!


と「バタバタ」し始める。

焦り出す。


 

 

 


だ~か~ら~嫌いだよ、こんな日に出かけるの♪
人がやたら歩いてて♪
用もないのに♪




師走の街は、とても慌ただしい。


でもそのスピード感は、

生物としての本能に加え、

文化としての風習まで重なった総合芸術品だから、

やはりこれは人間世界の醍醐味だと思う。


実際、年末の街よりも美しい景色を僕は知らないしね。





さて、今日から月曜。

師走の月が始まります。

どうしようもないくらい「バタバタ感」を出して、

人間世界を楽しもう。







※満席

『さとうみつろうピアノライブ&トークショーin福岡』

日時:12月21日(冬至の日)

場所:福岡福銀ホール
 

 




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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、中学生の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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