ドリーム燃料の時に調べた、
日章丸事件。
当時、世界中の「有色人種」が奴隷にされ、
白人たちは、自分の土地の「石油」を搾取されていた。
ペルシャ国にもイギリスBPが穴を掘って石油採掘。
戦後、
「イランの石油は、イランの物だ!」
と、至極当然のことを言ったイラン。
石油工場を国有化した。
するとイギリスは、
ペルシャ湾に世界最強の海軍を派遣して、
もしもイランへ石油を買いに来る船が居たら、
撃沈させます!
と宣言。
いやいや、マジで終わってる。
イギリスですよ?
で、それに立ち向かったのが、
出光佐三。
困っているイランに、
当時世界最大規模のタンカー「日章丸二世」を極秘裏に派遣。
イギリス海軍の駆逐艦3隻をよけながら、
機雷もよけながら。
到着したイランの港では、世界中から拍手喝采。
「ついに、白人に立ち向かった有色人種が!」
ちなみに、イランと日本は90年前からのお友達。
真珠湾攻撃をした際は、たまたまハワイにイランの皇太子が居て、
「白人に攻撃する有色人種がいる、イランも頑張ろう」
と。
1970年代は、
イランからの石油が40%を占めていた日本国。
アメリカジャイアンが、
「核不拡散条約」にイランが従わないから、
イランに「経済制裁!」しなさいと日本に命令。
簡単に言うと、イランから石油は買うな!
2019年5月までに0にしろ!
40%の石油を、違う国に振り替えるの
めっちゃ大変だからね?
ワシ、沖縄電力でよくわかる。
石油はスポットじゃなく「長期」で契約するのが当然だから、
急に「イランからは買うな!」って言われてもさ!
まぁ、日本はどうにか達成した。
そして、
先週、イランの大統領のヘリが墜落。
同じ時に、出光タンカーの社長が東京でタクシー事故で死亡。
「新しいエネルギーを排除しない」とインタビューしていたので、
ひょっとしたらイランからまた石油を買おうとしてたのか?と憶測が拡がっている。
イランの大統領は日本に対して、
「アメリカから独立せよ!あんたら、核も落とされたやん!」
と言っていた。
何が真実で、
どこまでが「憶測」なのかは分からないので、
わざわざ陰謀に結びつける必要はない。
そもそも「情報」とは何のためにあるか?
その道具を使って「安全になる」ためにある。
ところが、
世界の裏にはきっと「○○組織がある」「その組織が大統領を殺したんだ」
という「情報」を掴んだとしても、
それは「安全になる」ためのツールにはならない。
なぜなら、現代の戦争では、
もう死ぬ時は、死ぬからである。
いくら「前もって情報を掴んでいた」とて、
戦争が始まったら、AI兵器に殺されるだけ。
だから、「情報」を本当に使いたいなら、
このニュースから「陰謀」を想像するより、
しっかりとシートベルトをしよう!
と気づくべき。
というのも、僕も良く乗るタクシーGOが3回転して事故。
しかも、僕がよく通る羽田行きの高速道路で。
後ろに乗っていた社長が、シートベルトをしていたかどうかは分からないけど、
このニュースから「情報」を取るなら、
シートベルトをしっかりしよう
になる。
また、イラン大統領のヘリの墜落も
「ニンゲンの命は儚いから、一生懸命生きよう」
という「情報」に変換したら、役に立つし、
本来の「情報」の使い方になる。
日章丸事件と、
出光佐三の物語りは凄いので
ぜひYOUTUBEで見てみてね。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、中学生の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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