サラリーマンの頃、
「休みなんて、とってくれるなよ」
という雰囲気の上司が多かった。
まぁ、日本の会社らしい風景だろう。
ヨーロッパは「休み」を権利としてキリストがくれた!、くらい強気に思っているが、
「はた端」を「らく楽」にと、他人のために働いて来た日本人に、
同僚が休まない中で、「休みたい」は言い出しにくい。
部署が変わり、
「ちゃんと、休み取りなさいよ」
と言ってくれる上司も居た。
でも、「言葉だけ」な気がして休みづらい。
一番良い上司だった時は、
その人がとにかく「自分が率先して休んで」いた。
見本とはこのことか?くらいに休んでるので、
「課長が休むなら、私だって」と、
みんな休みを言い出しやすかった。
で、本当の「休み」について考えると、
たぶんそれも違う。
「休み」は、無理やり与えるモノだと思うのだ。
「来週には、休もうと思っている」
というのは、その人の「計画」であり、
それはもう、業務なのだ。
「休み」というのは、
普段とは全く違う脳の使い方をする日。
肉体労働者は、家でゴロゴロするのが休息になるが、
パソコン労働者は、公園をダッシュするのが「休み」になる。
この、
「いつもとは違う事をする」というのが休みの根本定義なので、
「来週休みますね」と申請して休むのは、
その人の「計画的業務」の範疇であり、真の休息とは言えないのである。
本人が意図せず、急にやってくるもの。
それが、休みだ。
だから、風邪とかは本当にプレゼントだと思う。
この業務と、この業務を、ととのえた後に休もう
という「計画休暇」=「業務の一部」
ではなく、
本人が「休もう」と意図する前に、
無理やり、休まされるから。
ただ、やはり病気だとせっかくの「休み」が寝るだけになるので、
日本の新しい社会では、
ルーレット休暇
みたいなのを作って、
「今休みたい訳じゃないのに」という社員に、
ある日急に「5日間休みね」
と告げられる、
そんな制度にすると良い。
公職選挙法で、本人からは「出る」「出ない」が言えない
都知事選挙に出ると「ウワサ」の、
内海先生と昨日は対談。
精神科に行って、1粒でも「錠剤」をもらったら、
もう終わりだそうで、
どうやって、その「ゲートウェイドラック」を飲ませないか。
最近では、赤ちゃんが飛行機で泣いているのを見て、
「どうして搭乗前に睡眠薬を飲ませないのか」
とツイートする有名人(ホリエモンって言ってたかな?)も居るそうで。
その1粒を飲んでしまったら、死ぬまで「薬の奴隷」らしく、
マジ、恐ろしすぎる世界。
都知事選に出るとウワサの内海先生には、
ぜひ政策で、
ルーレット休暇
を提案して欲しい。
本人が「休もう」と計画して休む「来週の年休」は、
真の意味においては、休みじゃないのだ。
本人が意図せず、急にやってくるもの。
それが、休みだ。
都知事選、7月7日投開票だそうです、
東京のみなさん、よろしくー。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、中学生の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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