その瞬間は、不意にやって来た。

長男コクトウ君は、男だから対象外。

長女ザラメちゃんは、もう中学生だ。

記憶が正しければ、1度も言われなかった。


昨日、ミリンちゃんとお風呂に入ってると


「ねぇ、結婚ってパーパーとも出来るの?」


「いや、できんよ。」



「えぇー、ミリン、パーパーみたいな人が良いな」


「なんでよ?」


「じゃあ誰とも結婚しない、ってのは大丈夫なの?」


「それは大丈夫だけど、大人になったら良い人が出て来るはずよ」




パーパーと結婚したいな



ドラマや映画の中だけに出て来る

自分とは縁がない言葉だと思っておった。


少なくとも、記憶が正しければ長女のザラメちゃんは言ってない。


それを、

あまり家に居ないパパと、不意に二人でお風呂に入ってる時に、

ミリンちゃんが言い放った昨日。



まぁ、

「パーパーじゃないと嫌だな」

というよりも

「誰か、知らない人と一緒に居るのが嫌だな」

から来てたみたいだけど。




なんか良く分からんけど、アインシュタイン。




ちなみに、その1時間前に。

事務所から帰って来たパパに、

食事がテーブルに用意されている。

よーく見たら、イチゴがいっぱい入っていたっぽいお皿が。

たぶん

「パーパーの分、残して食べてよ」

ってママに言われて待ってたみりんちゃん。


10個くらいは食べて、

頑張って「3つだけ」パパに残して居たっぽい。


ご飯を食べ始めたパパの横に来て、

「パーパー、いちごって好き?」

「うん、メッチャ好きよ」

「そうか・・・、じゃあ1つだけ頂戴。」

で1個ゲット。


2つしか残ってないパパ。


するとザラメちゃんは、

「パーパー、1つ残ってるからね」

と言って、1つ食べた。



「1つ食べるね」

じゃなくて

「あんたの分も、1つ残ってるからね」

と言って、1つ食べた。



「ない」より「ある」を見やがれ!

って事なんだと理解した!



「2つ食べられた」

じゃなくて

「1つは、残ってるよね?」


という、

父がよく本に書いてある

「無い」よりも「ある」を見よう
 

を、実践しているっぽいミリンちゃん。



最後の一個も半分カジッて来たけどな。




とにかく。



「パーパーと結婚したいな」



お父さん諸君

夢をあきらめるな。

ふいに、その日はやって来る。

 

43才の晩年のできごとじゃった。



 

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、小6の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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