今日は、石油と世界の歴史について お話ししますが、

きっと誰も興味が無いと思うので

「イギリス人が
午後の紅茶を飲んでなければ、
第二次世界大戦は起きなかった」



という暴論で進めてみます。




「面白い話し」じゃないと、

みんな聞かないもんね(/・ω・)/



 


むかーし、むかし。

人々は今日が幸せだったらそれでよかった。

「明日」のことなんて、誰も心配してなかった。

 

 

 


マザーアース地球は、豊かな「恵み」を与えてくれる。

狩猟採集。

ドングリを拾って、イノシシを殺してw



「来年の心配」してるアホなんて1人も居なかった。




ある日、男が女に嫉妬した。

子供も産めるし、おっぱいも出るし、

とっても「役に立っていた」女性に対して、役に立たない男が。


「お、俺たちだって、役に立つんだい!」と証明するために、


無駄に、でっかいマンモスを襲い始めた。




権謀術数の始まりである。



※詳しくは↓

 



「パワー(権力)」を証明し始めた男たち。

ただ、まだ「貧富」の差は無かった。


なぜなら、マンモスの肉は腐るので、

「他人よりも大量に保管する=金持ち」と、家が臭くなるだけだったから。

獲れた恵みは、村のみんなで分け合った。




そこへ、お米がやって来た。

高床式倉庫。

お米は「保管」が出来るので、

「他の人よりも多く」持つことが出来る。



こうして、「貧富の差」が発生し、

それに伴って「偉い人(指示だけして働かない人)」と「労働する人」に別れた。

お米は、「身分」を生んだ。

 

 



すると、当然だけど「来年も、お米獲れるかな?」って人類は心配し始めた。

ついに、宗教家が現れた。


○○神社に行けば、来年の豊作は間違いなし!!


庶民は、ダマサレタ。

今日だけで幸せだったのに、

マジ無駄に「来年の心配」までさせられるようになった。



その「心配」は、未来方向へ伸び続ける。

なぜなら、「来年」よりも「再来年」、

 

「再来年」よりも「5年後」のほうが、

どうなってるか分からない=「確からしさ」が減って行き、

数式上どう考えても

「未来であれば未来であるほど」不安になるという原理だからだ。



そのうち、もっとアホが発生した。



 

みつろう
「よーし、タンマリとお米を貯めたぞー。

 

まてよ・・・、俺が死んだらどうしよう?

この努力の結晶が無駄になる!

これは「自分の財産(他人より多く保管した米)」なのに!!!

あ!そうだ、
俺の可愛い子供へ一子相伝にしよう。




こうして、家督相続(血縁の重要度アップ)制度がスタート

婚姻制度を生んだ。



それまでは、村の中の男女なら、

誰と誰がSEXしてもOKだし、

 

それが誰の子供なのかも分からなかった。

アフリカの村では今でも、外の村から来た客人に「うちの妻を今夜抱いてください」とあてがう。

そこに嫉妬の心が無い理由は、「あの女は俺のモノ」という「独占」がないからだ。


「村で生まれた子は、村の子」として育てていた

のに、

「死んだ後に、自分の財産まで守ろうとしたアホ(みつろう)」の出現で、

「不倫問題」まで生まれたのだ。





アホには、もっとアホがやって来るの法則で



ある宗教家が言った。

「みつろうさん、大丈夫だよ。

○○したら、天国に行けるあるよ。」



天国???

なんだその「新しい概念」は???


「死んだ後も、世界がある」なんて初めて聞いたんですけど!!!

 


 

不安を、「もっともっと未来方向へ伸ばすこと」に成功してるじゃん!



そもそも、人間は・・・、

 

というか大脳新皮質は、

「知らないこと」に不安を覚える。


地球上で、誰一人として
「死んだことがある人」なんて居ない


だって本当に死んだ(観測の停止)んだったら、

もう死んでるんだから、その人の意見が世界に流布する訳がない

それなのに、

やれ「輪廻転生がどう」だとか「臨死体験がどう」だとかアホの声が響き始めて、

「○○をしたら天国へ行けるよ」という、

天国行きのパスポートを売り始める、ボロ儲け商売が発生した。




これを、「来世利益」という。

人間は最初

 

①今だけで幸せだったのに
②現世利益(来年とか、10年後)で不安にさせられ
③来世利益(死後の天国&その後の転生)まで考えろと


とにかく、

こうして「○○したら天国へ行けるよ」

という、宗教詐欺が世界中に発生した。





いま世界中で一番はやってる「アブラハムの宗教(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教)」も同じ。



キリスト教はもっと過激に、

「洗礼」を受けて入信した信者は、

教会で「告解(罪を打ち明ける)」したら天国へ行けるという商売へ舵を切った。


なんてことでしょう!


何をしても、教会に行って「神さまごめんなさい奴隷にするために黒人を3万人殺しました」って言っても、

ぜんぜんセーフ!

天国へ行けると来てる!!!


そんな宗教、入らない手は無いってことで大ブームに。




最初は「教会に来たらOK」だったけど、来ない奴もいるので、

「特別ルール」も作って、

十字軍として、パレスチナ地方を支配しているイスラム教を討伐しに行ったらOKルールも作った。

贖宥(しょくゆう)
贖(あがない)
宥(ゆるす)


である。



戦争に行くか、行きたくなければ「お金」を出せば、

教会に行ったのと同じルールね。

っていう、

空海が「このお経を唱えたら、3,000回以上四国を回ったのと一緒よ」ルールみたいな、

なんでなん?なんでそうなるん?って誰か疑わなかったんか?

っていうルールがブームに。


1100年~1270年ごろ


イスラム教が支配していた「パレスチナ地方」へ


神聖ローマ帝国から、十字軍は何度も遠征。

エルサレム王国を樹立。




そのうち、調子に乗ったスペイン人のキリスト教徒たちも、

イベリア半島(フランスの下あたり)に住んでいたイスラームと戦い、

レコンキスタ「国土回復民族運動」で780年間殺しまくった。



こうして、スペイン王国・ポルトガル王国がイベリア半島に樹立。

「ごめんって言えば何しても許されるカトリック最強ルール」で、

ポルトガル王は、アフリカ大陸に住んでた黒人たちも殺し、

「奴隷」にした。

世界初の「植民地」

1415年のことである。




そのうち、レコンキスタを完遂し、

1479年にスペイン王国が誕生。



1494年には、

スペインとポルトガルは、

「世界を俺たち2人で占領しよう。

スペイン君は左回りでアメリカ大陸へ、

ポルトガル君は右回りでアフリカインド・東南アジアを。」


と、世界の誰にも相談しないで勝手に2人で世界制覇することにしました。

トルデシャリス条約




ちなみに、

当時は「世界が丸い」ってことを知らなかったので、

一周してきたら「あ!また会ったね!」ってことになり、

100年後くらいに「世界のぶんどり線引き」を変えています。



先住民からすると、

ある日、急に悪魔が船に乗ってやってきて、

「カトリック教になるか?」とか聞いて来て、

ならなかったら殺され、なっても奴隷という地獄。

 




こんな、悪魔のような宗教。

当然だけど、自分たちの中でも「分裂」が始まる。


ローマ教皇のレオ10世は、

サンピエトロ大聖堂の修復のために「お金ほしーなー」って考えて。

1517年にめっちゃ凄いアイディアが受かんだ。


天国行きのパスポートを
販売すれば良いんじゃん!



その名を

 

贖宥状(しょくゆうじょう)。

これを買うだけで「その人の犯罪はぜんぶ許されます」という、

おっそろしい「お札」。



「まさか、買う人なんていないよねー」と本人もドキドキしながら眠ると、

ドイツでバカ売れ。


「これさえ持ってたら、AKBに会えるんだぜ!」のために、

CD400枚買うオタクのように、

バカ売れ。


もちろん、

「そんな訳ないだろ!」というツッコミも出てきた。

それがルターさん。


「そもそも、ローマ法王が偉いんじゃないし!

キリストが偉いんだし!」



ってことで、「抗議する者=プロテスタント」として、

新しい派閥が生まれた。


カトリック⇒ローマ法王が偉い

プロテスタント⇒そんな訳ねぇ


当時のカトリックは「禁欲」が偉い、「妻を持ってはいけない」、

でも法王は「天国行きパスポートでぼろもうけ」という意味不明な状態。

庶民には、すぐプロテスタントが広まり始める。


すると、カトリック側も「じゃあ腐敗を厳しく取り締まろう!」ってことで、

より一層「厳しく」なる。

それが、ザビエルが所属していたイエズス会。

その後、2つの宗派は今日まで争い続けている。




イエズス会(スペインとポルトガル)は、

「先住民ぶっ殺して略奪方式」より、

もっと効率がいい方法を開発し始めていた。




イベリア半島から、いちばん遠かった「黄金の国ジパング」を支配しに来た頃は、

その手法だった。



①イエズス会がキリスト教を広めて、

②その国を支配している王へ一向一揆させて、

③その動乱と同時に無敵艦隊の海軍を送り込み「国を支配」する。



この宣教師=スパイ工作員でした作戦が日本側にバレたのは、

偶然、四国に漂流したサン=フェリペ号。

 

 

捕えられた乗組員に

「なんで、こんなにスペインは世界を支配してるんだ?」

と聞いたら、

「スペイン国王は宣教師を世界中に派遣し、

布教とともに征服を事業としている。

それはまず、その土地の民を教化し、その信徒を内応せしめ、

兵力をもってこれを併呑するにあり」



というおっそろしい計画を聞いてしまい、

豊臣秀吉は激おこぷんぷんで、

イエズス会を追い出した。

信長の時代にバレてたら、全員殺されてただろう。


ちなみに、信長がイエズス会を「弾圧まではせず、でも逆らったら殺すからな」にしてたのは、

鉄砲の「火薬」の原料、硝石が湿度の高い日本では採れず、

ポルトガルに頼るため。


話しをヨーロッパに戻そう!
ぜんっぜん「石油の話し」になっとらん!





スペインは、アステカ帝国・インカ帝国の王も住民も殺し、

莫大な黄金を盗んできた。


すると、「ぬすっとの子はぬすっと」の法則で、

スペイン領だった「オランダ」が独立しちゃって、

世界制覇。



覇者はオランダの時代になった。

奴隷植民地「インド(東インド会社)」で採れた紅茶を、

ヨーロッパに持ち込んだオランダ。


自慢するように、オランダ人がイギリス人の前で紅茶を飲んだ。

するとイギリスの貴族階級でも紅茶がブーム!




当時イギリス人は、羊の毛の洋服を着ていた。

ところが、インドという国から「綿の花」から作った布がやって来た。

なんという肌ざわり!


イギリス人はとりこロールになった。

すると、

イギリスで「羊の毛を刈ってた、羊のショーン工業組合」が怒った。

イギリス人なら、黙って羊だろ!


男は黙って焼酎!のノリで、

イギリス議会へロビー活動。

無事に、「木綿の布の輸入禁止!!」に成功!




ところが、

一度おぼえた「肌ざわり」を忘れられないのはイギリス国民。


「よっしゃ、自分たちの手で「木綿」をつむいで、

手でよりよりして、「木綿の布」を作ろう!



と努力するも、

インドで、奴隷たちがタダ同然の労働で作るから、

「大量の洋服」が買えたんであって、


午後の紅茶を飲んでる「人件費の高い」イギリス人じゃ。

布を織ってたら、採算がとれん!




ってことで、産業革命が始まる!

機械を作りましょう

ってことに。

逆に、この1700年代まで「機械」が無かったことにビビるけど、

まずは「人の手」で回しましょう。



「回す」時間も、紅茶のみたいから、

「風の力で」ってことで、風車。

「水の力で」ってことで、水車。

いや、家畜の力で。


そうこうしてるうちに、

ワットさんが

1785年に蒸気機関を発明。


 

水を沸かして、

その「膨張するチカラ」でピストン運動をさせて、

そこから「円運動」を取り出すことに成功。






イギリス中で、「水を沸かすぞボイラー運動」が起こる。

こうして、イギリス人は薪(まき)を大量に消費して、

森がぜんぶ消えた。

すると、木の炭(もくたん)、

次に石炭へと「鉱物依存」がスタート。


石炭の中には「硫黄分S」もありSoxが出るので、

産業革命後のイギリスは、めっちゃ光化学スモッグばりばりだった。



ロンドンスモッグと呼ばれた。



この、モクモク「蒸気のチカラ(動力エネルギー)」が登場する1800年ごろまで、

世界中をポルトガルやスペインやオランダが「植民地支配」してたくせに、

ただ「風の力」だけで船が進んでたことにもビックリ!




さぁ、蒸気のチカラ!

まわるエネルギー!

 

動力!

ブリタニア号(蒸気船)が登場!



黒い煙を、ボーっと出しながら、

黒い悪魔が世界中にやって来た。



覇権国家(ヘゲモニー)の交代である。

①ポルトガル・スペイン時代
②オランダ時代
そして
③イギリス時代


当時のイギリスは、

 

カトリック(ローマ教皇)からは抜けていたので(女王エリザベス1世の時代1534年にローマから独立)、

プロテスタント。



ただ、そのイングランド国教会も腐敗していて、

「こんな宗教、やってられるか!」ってことで、

ピューリタン(清教徒)派、がメイフラワー号に乗って、

アメリカ大陸に渡った。



WASP(わすぷ)と言う言葉がある。

ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント

である。


16世紀は、カトリックが世界中を改宗して植民地にしたが、

ここからは、「プロテスタント」が広がって行く



アメリカ到着後、なんだ、かんだ、

めっちゃ、

いっぱい、

すっ飛ばして、

WASPピューリタンたちは、本国イギリスから独立した。



独立の父たちは、オランダとかイギリスが「お金貸すよ」ってめっちゃ言ってきたけど、

ヨーロッパで「金貸しロスチャイルド」に歯向かえない国家をいっぱい見てたので、反対。

「中央銀行制度」になったら、マジで奴隷と同じ。

 

南北戦争などを画策されるも、断り続け、

まぁ、結局は最後にはそうなったけど。



そんな名誉白人がインディアンを殺しまくってアメリカ大陸を馬車であるいてらぁ。


大丈夫、

 

「マニフェスト・ディスティニー(神の記した宿命)」と言って、

 

宗教的に、ノアのちん子を笑った「ハム」の子孫(有色人種)は殺してもOKルールだから。


ハムのちん子事件は↓これ

 





映画『大草原の小さな家』。

そりゃあ「草原」に居たインディアンを殺してフロンティ精神で住んでるんだから、

「大草原」に独りぼっちだわな。


文字も無かったチェロキー族は、

白人のために「文字」まで開発して仲良くしようとしてたら、

ゴールドラッシュで「お前ら、今すぐ出てけ」

って言われて、涙の行進。



この時に歌ったのは、

アフリカから奴隷を商売のように連れて来ていたニュートン牧師が、

「神は、こんな私さえも許してくれた」と歌った、

アメージンググレイスを、チェロキー語で歌ったらしい。


お互いに、励まし合いながら。

老人たちは行進中に死に、その場に埋められた。


さとうみつろうが、何度もアメージンググレイスを歌っているのは、

黒人奴隷貿易の鎮魂のためだったけど、

アメリカ大陸でも、歌われていたとは。



チェロキー語で歌うアメージンググレイス↓

 

 

名誉白人は映画『タイタニック』で、

アメージンググレイスを「恋愛の歌」として有名にしたが、

どんな神経だったんだろうか。





さて、大草原の小さな家にある通り、

アメリカはみんな馬車の時代。


でも、「蒸気で動く車」が出てきた。



でっかい音で怖いから、

 

アメリカ馬車連盟は、

「悪魔の乗り物は通行料10倍にしよう」ってロビー活動して、成功。

 

 



でも、

 

やがては「蒸気の車」が主流に。



そこへ、

外燃機関(ボイラー)じゃなくて、

内燃機関(エンジン)で動く新しい車が出て来た。



その車は、最初はアルコール燃料で走っていた。

 

なぜなら「アルコール」は、植物の発酵でできる。

農家は「醸造機」を持っていて、田舎では「ガソリンスタンド」なんて必要なかった。

排気ガスも、燃えても「二酸化炭素」と「水」しか排出しないからクリーン。


このころ、

 

アメリカで産声を上げた会社、「スタンダードオイルカンパニー」。

ロックフェラーさんが作った「石油会社」。

中東アラブじゃなく、

石油のスタートはアメリカなのだ。


ちなみに今でも、世界最大の産油国である。


スタンダードオイルカンパニーが登場した時、1870年って、

みつろうの、ひいおじいちゃんが生まれた頃。
めっちゃ最近。




その1870年、

石油の使い道は「灯り」のための、灯油くらいだった。



当時は、石炭からガス化した「ガス灯」か、

鯨の油から作った、鯨油の灯り。

 









ちなみに、その19世紀後半、

灯り需要の「鯨油」を取り出すためにアメリカは鯨を殺しまくっていた。


しかも、「クジラを、残さず食べた日本人」とは違って、

「油を取ったら捨てる」という、

 

鯨の虐殺。

 

いま日本を批判できる神経が図太い!



話しを戻そう。

T型フォードが出た頃、俺のひいおじいちゃんが生まれた頃、

①燃料は「灯り」需要がほぼ全てで

②動力需要(何かを動かす)は無かった




最初のエンジン車は、

 

田舎ですぐ給油できる「アルコール燃料」で走っていたが、

ロックフェラーさんが、ピューリタンの主婦連盟を焚きつけた。



「ねぇ、旦那さんってお酒で暴れますよね?」


こうして「禁酒法」を支援して、

無事に通過。


アルコールは飲んでもOKだけど、

「製造」しても「運搬」してもダメということになり、

アメリカにあった「アルコール燃料産業」は消滅し、

石油が一気に「ガソリン需要」を獲得して覇権を得た。



ヘゲモニー(覇権)で言うなら、

①スペインポルトガル時代
②オランダ時代
③イギリス時代
④アメリカ時代じゃなくて「石油時代」なのである


「国」を超えた、

超国家集団による、ヘゲモニー。




ちなみに、石油には「連産品」と言う言葉がある。

原油を温めて、

「沸点の違い」で取り出すのが石油。


だから、「灯油だけいっぱい作りたいなー」

ってのが無理で、「連産品」となって他にも出て来る。



仙台が謎に「牛タンの名産地」で、

え?仙台って牛のベロが地面から生えてるの?

 

ってさとうみつろうが10年前に言った通り、

ベロ以外の部位は、どうなってるの?状態である。




灯油を取り出すと、

ガソリンの部分(ナフサ)が出る。


そして、当時は「灯油」だけが欲しかった。



だからロックフェラーさんは、このどうしようもないナフサガソリンという「産業廃棄物」を、

夜中にこっそり川に捨てていたそうだ。




それが、禁酒法の成立で、

アルコール燃料産業を潰せるどころか、

産業廃棄物ガソリンが、一気に「自動車に」使えるようになった。


フォード自身も、

「いや、飲酒はNGだとしても、燃料用は作らせてよ!」って叫んだくらいイミフの法律。



ちなみに「ガソリン」の領域はそのままでは使えないので

「改質剤」を入れて使う。

だから「無鉛ガソリン」と昔の車には貼られてた。




改質するために、鉛を入れてた。

鉛とガソリンの反応で「猛毒ガス」が出ちゃうので禁止になったけど。

 

 

 




アルコール燃料を駆逐し、ガソリンの新たな使い道「マイカー」までGETして、

アメリカの91%を席巻したスタンダードオイル「石油」の躍進は続く。


すぐに世界大戦が勃発し、

戦車・戦闘機など、重油も使われるように。


世界は「石油」の重要性を知り

WW1以降、世界は石油を求めて争った。


戦争が起きるまで、

「あかり」にすら使われてなかった石油が。

戦後、急に「石油って大事!」と世界中が言い始めて、

アメリカさんにおべっかを使うように。



日本も、第一次世界大戦後すぐに、

中国ともめたが、

宣戦布告はせず、それを「シナ事変」と呼んだ。


「日中戦争」じゃない理由は、

戦争してる国へは「中立条約」でアメリカから石油が止められるから。


中国も、日本も、石油をほとんどアメリカ産で輸入して動いてたから、

もはや言いなりである。



そんな日本が、

1941年(みつろうの母が生まれた年・最近)に、

アメリカから「石油を売らん」って言われたので、

石油を求めて第二次世界大戦へ。


日本の「戦争」は、石油を止められたから起こった




同盟国のドイツは、フィッシャートルプシュ法で「石炭」から石油を取り出す技術を生み出し、

70万リットルくらい作れるように、


日本も、国の命運を賭けた国家プロジェクトで、「じんせき」と呼ばれる人造石油工場を3つ作ったが、

ドイツよりは効率が悪かった。





戦中、弾や戦車を作るため、「金属回収令」が出た。

それによって、庶民たちは容器がなくなり、

プラスチックを使うようになった。


WW2は、プラスチック需要も産んだ。



その後、アメリカはすったもんだあって、

(本当は、出光佐三の日章丸事件とかも書きたかったけど)

ペトロダラー体制、

「石油はドルじゃないと買えないよ」体制を構築して、

今なお、覇権国家(ヘゲモニー)である。

イラクも、カダフィーも、石油をドル以外で売ろうとして潰された。



ロシアなどアメリカに敵対する「BRICs」勢が今ペトロダラーから抜けるかもだけど、

結局は「極」が変わるだけで「石油産業」を中心として回るだろう。






そんな、石油は、

炭化水素と呼ばれている通り、

「炭C」と「水素H」が何重にもくっついて出来ている。


原油を熱すると、

C炭素が多い物は、下に溜まり、

C炭素が軽い物は、上に溜まる。




炭素Cが何個繋がってるかで、

製品が分かれるだけ。

炭素がいーっぱい繋がっている重たいのは、

タールやアスファルト。

一番下に沈む。




炭素数が軽いのはプロパンガスになる。

とにかく「連産品」なので、

石油を無駄なく使うために、逆に、地球上の「製品側」の方が合わせて行った現状。


さぁ、そこへ京都大学名誉教授の今中先生。


水(H2O)と空気(CO2)から、

炭化水素を作る技術を開発。

Hもあるし、Cもあるから、材料的には出来そう。

バターと小麦粉があれば、クレープは出来る。



でも、そんなに簡単じゃない。

物質は「電子の共有結合」でくっついている。






C君と、H君は、

お互いに「電子」を共有することでくっつく。


電子は必ず、2つペア。

1つは右回転電子、アップスピン。

1つは左回転電子、ダウンスピン


2つで安定する。


「夫婦」じゃない寂しい存在、

 

独身みそじ電子を、

ラジカル(不対電子)と言う。






1人になった電子(ラジカル)は、
すぐに他のカップルからイケメンを奪う。



すると、奪われたカップルが、

今度は別のカップルを襲撃して、奪い、またカップルになる。


最初は、広末涼子さんから始まった。

でも、シェフも巻き込まれ、シェフの妻も巻き込まれ。


この連鎖反応は、あっという間に激しく行われる。

恋は、パッションだからだ。



 




最終的に、

「独り身」と「独り身」、ラジカル同士が出会うまでは、

周囲のカップルを別れさせまくって、
化学反応と結合が進む。





この反応を、今中教授は利用して、


まずは特殊な光触媒で、

H2O(水)に紫外線を当てて、

電子を1つ励起(光で電子をぶっ飛ばす)する。








「Hプロトン」と、「OHマイナス」のラジカル状態にして、

そこへ、タネとなる油を混ぜる。

 




すると、空気中からCO2のCを奪い、

コップの中にあるラジカル水からHを奪い、

炭化水素(CH)は、

いつの間にか、「タネとして入れられた油」の炭素数を増やして行く。

 






こうして、10%ほど「タネとして入れた油」が増えるのである。

毎時120ℓ。

1リットル10~14円で石油ができる。




ディーゼル(軽油)を作れるので。

あとは、ディーゼル発電機をヤンマーから買って来て、

電気を作ったら、1kwH3円、

電気代が9割り引き。



マツダのディーゼルカーも買って来たら、

ガソリンからも脱却できるし。

「石油」じゃないから、排気ガスも水と空気だけ

ガソリンはNoxもSoxも出る。


石油が、9割安く、電気も9割安くなると、

あなたの「生活コスト」は全て石油からできているので、

9割下がる。

ここにきて、「連産品」産業がぎゃふんと言うのである。


どんな製品でも、必ず石油を使っている。

 

だって「石油を余らせず使う」ために、各製品は出来上がったから。

プラスチックも。薬も。調味料も。



そのせいで(笑)、

全ての商品が、急に9割り引きになるのである。

あっぱれ、ピューリタンである。

ありがとう、ピューリタンである。



これでレストランも、9割り引き。

高級フレンチ食べに行っても、800円。

飛行機も、9割り引き。

もちろん、労働も9割引き。



僕たちは、

ついに「人工石油」によって、

パラダイスを地球に形成するのである。


ながいあいだ、待たせたね。

ごめんね。

いっぱい、殺しちゃったね。

いっぱい、たたかっちゃったね。

はいってくれてありがとう。


もう、大丈夫。

みんな、幸せになれる。



この曲でも聴きながら、

今中教授の発明が、一気に世界中に拡がることを祈ろう。

 


覇権「石油」を変えるのだ。

どれほど、危ない事かは分かるだろう。

でも、もう市民が立ち上がる時だ。

これまでに殺された全員が、応援してくれる。

一気にみんなで「知って」、潰させない。

頑張ろう。

もうすぐ編集が終わってインタビュー動画をアップします。



↓クリックしたら、申し込めます。
⛺レイビレッジ今後の予定


11月18日(ピラミッドに宿泊できます)
ミツロウも参加する、今話題のアフリカの村の絵画展
AKIRAライブ


11月19日・20日
アーシングジャパンⓇさんによるアーシング体験&瞑想会
こちらもみつろう参加します

12月2日
大豊年祭

12月3日
吉野先生のカタカムナ

 


 

↓今日は下の2つのボタンを押す祭、

「石油の歴史」って言いながら↓ポチ↓ポチ

 

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、小6の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

詳しいプロフィール


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