「え?なんでパパ帰って来てくれたの?
僕の誕生日のこと、覚えていてくれたんだ!
パパ―!」
「今日はね、本当は仕事で帰れない予定だったんだけど、
奇跡が起こったんだよ。
だから、早く帰れたんだ。
ほら、誕生日プレゼントだよ。」
「パパ―!」
という家庭があったとしよう。
遡ること、3時間前の大阪空港。
M氏は悩んでいた。
うー、どうしよう。バスに乗ろうかな?タクシーに乗ろうかな。
時間的に、間に合わないかもしれないし。
でも、タクシーに乗ったら5,000円もかかるけど、
バスなら750円だし。
贅沢だよなー、タクシーはやめよう!
さぁ、冒頭の親子。
実は、タクシー運転手。
それも個人営業の、タクシー運転手。
誰かが「贅沢して」、タクシーに乗ってくれたら、
あの親子の感動のストーリーに繋がって行っていたのだ。
「本当はね、今日は遅くまで走らせないと行けなかったけど、
5,000円のメーター回してくれたお客さんが居たから、
この誕生日パーティに間に合ったんだよ!」
どんなストーリーにも、
観方は2つある。
「あの人、贅沢ね。この距離でタクシーなんて乗っちゃって。」
と
「ねぇ、パパ。パパを今日ここに来れるようにしてくれた人って、
神さまなんでしょ?」
あなたの「贅沢」って、
実は、必ず誰かを潤しているって知ってましたか?
むしろ、誰に対しても使わないで「財布に入れっぱなし」なんて最悪。
極悪人の極み。
M氏は、バスに乗ったのでした(笑)
で、バスの中で、
「ひょっとして、誰かのメーターを5,000円まわしてあげたら、
そこの家族が、今日は離婚後10年たったよ誕生日来て良いよ記念日で、
俺の5千円のお陰で、今日の仕事を切り上げられて・・・」
とか色々考えて、タクシー乗っとけば良かった!と思って、
贅沢って、誰かを必ず救うんだよなって改めて思いました。
「限られた資源が」の問題の時にだけ、
贅沢はダメですが、
もしも、資源さえも豊富だったら、
贅沢すればするほど、誰かが豊かになりますね。
今日は日曜日、少し「誰かを潤して」みませんか。
その別名は、少し「贅沢をして」みませんか。
↓今日は下の2つのボタンを押す祭、
「贅沢の敵はいなかった」って言いながら↓ポチ↓ポチ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190720/13/mitsulow/3d/d4/p/o0606057614507594394.png?caw=800)
さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、小6の長女ザラメちゃん、4才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
↓ページいいねであなたのタイムラインにお届け↓