子供の日の翌日は、両親の日ってことで、

今日は「両親」について。



さて。

「手作りの料理」を出す店が、最近ほとんど無い。

中央から送られてくる冷凍食品を、

バイト君がチンするだけ。



もし店で「揚げる」としても、

衣付きで売ってる「カラアゲ冷凍食品」であり、

自分で買って来た肉に、卵と、衣をまぶして油で揚げてる店なんてほぼ無くなった。



トンカツ専門店でさえ、成形肉を使っている時代なので、

旅先で「手料理の店」を見つけたら本当に重宝している



レイビレッジの帰りに寄る居酒屋『和尚』さんは、

全て手作り。




みそ汁も、数種類の小鉢も、唐揚げさえも。

味も本当に美味しい。


そして、驚くべきことに厨房を1人でまわしている。

要領のよさがハンパないのだろう。

何なら、厨房を回しながらお会計までしてる。



何度も寄っているうちに顔を覚えてくれた大将に話しかけた。




「お会計お願いします。

いつも本当に美味しい料理をありがとうございます。

全てを手作りしている店ってだけでも最近では凄いのに、

この店は何種類もメニューがある。

しかも、厨房は大将ひとりで回してるじゃないですか。

忙しくて大変なはずなのに、凄い。」





大将
「ほんまやねぇ。

丈夫な身体に産んでくれた両親に感謝せにゃあきませんな。

お会計1,500円です。」




最初に出てくる言葉がコレとは、

マジ泡吹きそうになった。



「忙しくて、ほんと大変でしょ?」

と聞いた答えが、

「(忙しくても倒れない)丈夫な身体に産んでくれた両親に感謝ですね」



神か。

店名が「和尚」だけど、もう神か。


もし、みつろうが店長だったら、

忙しいことへの不満を言い、

バイト君たちがぜんぜん動いてないことに注意し、
(実際にホールで動いてないバイト君が3人も居たけど、大将は注意もせず敬語だった)

なんでこんな目に遭うんじゃい!と天を呪うけど。



「忙しくても倒れない丈夫な体に産んでくれた両親に感謝やね。」


涙でそうになったわ。

だから、あんなに美味しい味が出せるんやな。

何でもできるスーパーマンになるんやな。




この店の厨房の中に入ったら、

「忙しすぎる」という状況は、誰にとっても同じ。


でも、その厨房の中に入って、

何を想うかは、人それぞれ。



きっと幸せな人は、どこでも幸せになれる。

そして不幸な人は、何を手に入れても不幸だ。



「ない」を観るか、「ある」を観るか。

人生の違いはそれしかない。





 

 

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、小6の長女ザラメちゃん、4才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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