小学館が嫌いである。

いや、正確には。

小学館を押し返せなかった「自分」が嫌いである。



おはようございます、ベストセラー作家のさとうみつろうです。

6年くらい前に、

小学館さんから出した以下の本。


 

 

 



『営繕(えいぜん)さんの幸せドリル』

という本。



大企業にはだいた存在している『営繕(えいぜん)係り』さん。

何か?

会社の中の用務員さんのような存在。

大企業がゆえに、電球も個数が多い、トイレも多い、会議室の机も多い。

だから、壊れたら「買う」んじゃなく「修理して使う」


それが、『営繕(えいぜん)係り』。





とある架空の会社の中の、営繕(えいぜん)係りさんが主人公の本。

依頼が先で、小学館さんから「みつろう先生、ぜひ会社の本を書いてほしい」と。

しかたあるまい。

美味しいレストランにも連れて行ってもらったし。

「よし、良い本が書けた~!」と思ったら、

当時、「うんこドリル」という本が大ヒット中でして。

嫌な予感はした。



企画会議後に小学館さんが、

何が何でも「ドリル」と言う言葉を使いたいとのこと。


みつろう的には、

『営繕係休憩室』にしたかった。


これなら小説っぽさがある。

ショムニ感がある。



「ドラマ化を狙っていきます」と担当者さんも言っていた。

TVに強いコネクションありますから、とも言っていた・・・。


美味しいレストランも連れて行ってもらったし(二回目)、

ドラマの台本っぽく書いて、

こりゃ『営繕係り休憩室』でしょと思ったら。


幸せを付けたい、

ドリルを入れたい、

ってことで、


営繕さんの幸せドリル



もう、この時点でどこを目指してるのかがあまり分からなくなった。


まず「営繕」が誰も読めない。

みつろう、大幅に反対した。

大規模に旗を振った。

応仁の乱くらい、異議を申し立てた。

すると、


「みつろうさんの申し出があったので、

社長まで含めた会議をしたんですが、やはり「ドリル」で」


と言われた。


本当に、社長まで?と思ったが、

美味しいレストランに連れて行ってもらったので(3回目)、

自分の意思を押しつぶした。



ぶっちゃけ、初めての体験だった。

他の本はぜーんぶ、自分が「こうしたい!」というタイトルにしている。

でも、この本だけはレストランに売られたのだ。


何が?


増刷が無かったのは、この本だけであるw



それから、6ねん。


サンマーク出版さんにお願いした。

「タイトルを変えて、文庫版にしたいんです!!!」

引き取ってくれた。

ところが、

またもや、タイトルを「自分が引き立つ仕事の流儀」にしたいと言われた。



もう、譲れんと。


そもそも、今回サンマークさんに「小学館」さんから移籍のような形で話しを振ったのは、

「タイトルを自分好みにしたいから」という理由のみ。

そこを、譲れるわけがない。

何より、美味しいレストランに連れて行ってもらってない!!!


押したり、引いたりして、

こうなった。



NOサラリーマン

NOジャパーン


良いタイトルじゃ。




 

 

 



ということで、納得のいくタイトルにリメイクしてもらって、

文庫版でドロップ!

買ってね。


6年前に『営繕さん』というタイトルで本を買った皆さんも。

タイトルが違うだけで、こんなに違うんだ

って読んでいて思うと思う(当社比)。

文章は、変わってないのにw

タイトルが違うだけで、染み入る感じが違うんだぁ~って。


なるとおもうので、ぜひ。







当時、

この本を読んでくれた銀座のママが感動したらしく、

サラリーマンに配り続けてくれた。

それから、6ねん。



今でも、色褪せずに「TVドラマ」を観ているように、サクッと読める、

感動大作です。



 

 

 


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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中3の長男コクトウ君と、小5の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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