3才のミリンちゃんが夢を見たようで、

10分以上ずっと、その夢の内容をママに話している(のを遠くから聞いてる父)。



「あのね、それでね、

マーマーのために、スーパーでお金を買って来たんだよ。」


という言葉に、耳がそば立つ。


「お金」を買って来るという発想が、

子供の素晴らしさ。


紙に書いてみよう。1番目から、10番目くらいまで欲しいモノを挙げれば、

だいたい、8~9個は「お金」で買えるはず。

「健康」とか「健康」とかくらいだろう、まだ「お金」で買えないのは。


日本人なら、ほとんどの人にとって「1番欲しいモノ」は「お金」で買えるモノだろう。

じゃあ、その「お金」は何で買えるのか?



お金は、お金では買えない。

だって、それはただの交換だから。

しょう油のシミがあるので、交換しましょって話し。

お金を買ってはいない。



先月対談した加古川市長さんに、

ファイナンス(お金)は、FINISHから来てると聞いた。

関係性を「終わらせる」のが、お金。

その先に「続き」が出ない。

「不等価交換」だと、永遠に「もらったもののお返し」「そのお返し」「のお返し」・・・と関係性が続くけど、

「等価交換」だと、その場で「ぴしゃり」と終わってしまう。




6年前に僕が出した『金持ち指令』という本では、

お金とは「迷惑かけないで済む券」と定義されている。



原稿がPCにあったので、添付します↓




 

今週のビンボー相談

『旦那がリストラされました』

埼玉県YMさん

 

 

埼玉県在住Y隊員(38)

「旦那がリストラされました。マジで、やばいです。」



 

みつろう隊長

「めっちゃ、チャンスじゃん!!

1,000年に1度、来るか、来ないか、行くか、行かないかのチャンスじゃん!」



 

Y隊員

「いや、励まそうったってぜんぜんポジティブに捕らえられませんけど??

リストラですよ?」

 

みつろう隊長

「超ラッキータイムなのに。

じゃあちょうどいい機会だから、「お金」ってそもそも何なのかを考えてみようか。

そこの未亡人。お金って、何かね?」



 

隊員

「勝手に旦那を殺すな。クビになっただけです。

えーっと、お金とは・・・、現代社会の万能ツール??」



 

隊長

「何にも、分かってない。

いいかい、お金とは「メイワクカケナイパワー」の日本語の事だ。



 

Y隊員

「???

・・・。

「迷惑かけないパワー」も日本語だし、「お金」も日本語だし、そもそも隊長の全てが意味わかりません。」

 



 

みつろう隊長

「どうして、「お金」が必要だと思う?

それは、「誰にも迷惑をかけないで済む権利」を得るためだ。

お金があれば、親戚の家に晩ごはんを分けてもらいに行かなくて済む。

お金があれば、同僚にお願いして「今夜だけ、部屋で寝かせて」と言わないで済む。

お金があれば、友達のドレスを借りないで済む。

要するに、「お金」があればあるほど、「誰にも迷惑をかけずに済む」わけだ。 

分かるかい?」

 

 

Y隊員

「な、なんとなく、分かります。

旦那がリストラされて、今目の前が真っ暗で、このままでは「誰かに迷惑をかけちゃう」って思ってましたもん・・。

食べるのに困ったら、親戚を回ろうだとか、家を追い出されたら、実家に泊まろうだとか。そもそも、子供の学費はどうしよう。」



 

みつろう隊長

「ほら。

子供の学費も、「お金」があれば、子供に迷惑をかけずに済むって発想でしょ?

要するに、「お金」というのは、「誰にも迷惑をかけずに済むパワー」のことなんだよ。」



 

隊員

「おっしゃる通りですね。誰にも迷惑をかけずに済むパワー、お金。」



 

みつろう隊長

「この「お金」さえ持っていれば、迷惑をかけずに生きていける。

さぁ、ここで、気づいて欲しいんだ。

お金という通貨が発行される前の人類は、どうやって生きていたんだろうか?」



 

 

隊員

「お金が発行される前は、お互いに助け合って生きてきたんじゃないですかね?

マンモスの肉は、村人全員で食べたはずだし。」



 

隊長

「要するに、「迷惑をか合って」生きていたんだよね?

本来の人間は。

でも、「お金」が出てきたせいで、人と人の交流が、どんどん疎遠になっていった。」



 

隊員

「納得できますね。お金の登場で、人と人の交流はどんどん減っていたはずですね。」



 

隊長

「そして実際の話しとして、「お金」というツールは権力者が大衆のパワーを分断するために開発された経緯があるんだよ。

政府が「お金」を発行すればするほど、人々は「迷惑」を掛け合わないようになるよね?

そうなると、どんどん民衆が孤立化していく。

孤立化した人は、「1人で生きていかないとイケナイ」とさらに思い込み、余計に「お金(メイワクカケナイパワー)が必要になる。

これは、悪のループなんだ。」



 

隊員

「時の権力者は、こんなことまで考えてたんですか?」



 

隊長

「うん。むしろこれ以上の計画を遂行している。

とにかくこうして、「お金」を発行すればするほど、民衆は孤立化して力を失っていく。

力を失った民衆は操作しやすく、権力者の地位はより安定化される。

こうして、「お金」発行する権力者だけがパワーを得ていくんだよ。」



 

隊員

「めっちゃ、怖いんですけどっ!!

これ、笑えるお金の連載じゃなかったでしたっけ?

いつからホラー都市伝説に?」

 

 

 

隊長

「じゃあ、権力者に負けないためにも、今週の金持ち指令だ。

誰でも良いから、「迷惑」をかけてみよう。」



 

Y隊員

「今週の指令だけは、すぐに納得しちゃいました。

むしろ今となっては、「迷惑」が悪いことだとは思えなくなってきた・・・。

迷惑を掛け合うって、むしろ良いことだ。

孤立化しない。権力が支配者に集中しない。

もっともっと、迷惑を掛け合いたくなりました。」




 

隊長

「迷惑を掛け合う、という言葉よりも、助け合うという本来の言葉を使ったほうが良い。

助け合いは、迷惑じゃない。人は支え合って生きてきた。」



 

隊員

「そう!そう!

だって、昔は、魚屋さんも、農家も、漁師も、助けあって生きていたはずですよね。

それなのに、「お金」のせいで、その助け合いを「迷惑の掛け合い」だと思い込んだんですね。」




 

みつろう隊長

「そうなんだよ。

だから、お金が無い時はチャンスだ!

「みんなで生きる」という安心感を取り戻すチャンスだ。

原始時代の人間社会のように、確かなな安心感を味わえるのだから。

人は1人では絶対に生きていけない。」



 

隊員

「今週の指令、やります!誰かと迷惑を掛け合います!」

 

 

 

 

隊長

「それでいい。

今週は誰かに、「迷惑」かけまくろう。

急に泊まりに行ったり、晩ごはんを食べに行ったり。

するといつか相手も、あなたに「迷惑」をかけるだろう。

こうして交流が生まれれば、「お金」なんてそのうち必要無くなるだろう。

だってお金は「誰にも迷惑をかけないためのツール」なのだから。」

 

 

◆今週の金持ち指令

誰かと迷惑を掛け合ってみよう

 

◆今週の金言

お金とは「メイワクカケナイパワー」の日本語の事だ。


ー------------

誰にも迷惑かけずに済む券、「お金」。

無ければ無いほど、必ず誰かに「迷惑かけて」「頼る」ことになる。

お金が無い場所には「連携」が生まれ、

お金がある場所には「孤独」が生まれていく。


そんな、仕組み。

それを、3才の娘が見抜いての「お金を買って来たんだよ」発言だったと、

父は思っとる。


今週も、良い一週間を。

 

 

 

6年前の本だから、ほぼ絶版になりかけていて買えたら貴重。

 

軽いノリでお金の本質が学べると話題になりましたが。

 

6年経つと、わだいはきえました(笑)


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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中3の長男コクトウ君と、小5の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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