グッピーを育てたら、
グッピーの特性が分かる。
バナナを育てたら、
バナナってなんなのか分かる。
これは、
育てた人にしか分からない。
子供を3人育てると、
しかも上がもうすぐ高校生なので、
ほぼ子育てのハイライトが終わっていると、
「バナナを育てると、バナナが分かる」
のノリの、
「子供(人間)を育てると、人間が分かる」
の感覚がある。
何が「分かる」のかと言うと、
どんな大人を見ても、
「あの人も子供(ピュア)だったんだよなぁ」っていうのが分かる。
やくざを見ても、詐欺師を見ても、夜の街のお姉さんも、怒ってる人も、慌てている人も、
昔は「子供だった」ということが「実感として」分かるから、
悪い人には見えなくなる。
「子供だったんでしょ?」って見える。
長男と5才から遊んでいる近所の○○君に、△△君に、◆◆君。
ずっと成長を見て来た子たち。
中にはヤンキーになっている子も居る。
でも、今いくらヤンキーの姿に見えても、
「小さい頃の彼」がすぐ思い出せるので、
純粋で、無邪気だった頃の彼がすぐ浮かび、
いま(大人)の仮面の奥に、そのピュアだった子供時代が出てくる。
とても、ヤンキー(本当に悪いよう)には見えない。
「繋がる」感覚がある。
「ピュア」と「大人」の成長過程が、繋がる感覚が。
いきなり「ニワトリ」を見ても、
あぁニワトリなんだ~としか思えない。
ニワトリを知るよりも先に、
調理された「チキンフライ」を最初に観たら、
それが「昔ニワトリだった」とは思えない。
同じように、
卵から育てて「ひよこ」になり、
「ひよこ」を育て「ニワトリ」になる、
その全ての「成長過程」を知っていると、
大人であるニワトリを見ても、
「ひよこだったんだよね~」と、
そこへ「繋がる」感覚があるのである。
ひすいこたろうさんの本に、
「僕らはみんな子供出身」という本がある。
今日は子供の日。
たぶん、これを読んでいる人も全員、
同郷の者。
僕らはみんな、「子供」出身。
グッピーを育てたら、グッピーが分かる。
バナナを育てたら、バナナが分かる。
子供(人間)を育てたら、人間が分かる。
子育てが出来て、本当によかった点である。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中3の長男コクトウ君と、小5の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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