昨日紹介した慶応義塾大学の前野教授の「幸福」の研究は、

「非地位財」に関する研究です。


幸福には、

①「地位財」
お金や地位など数値で比べられるもの

②「非地位財」
上記(①)以外


の2種類があり、「地位財」についてはカーネマン博士の研究で、

「年収」と「幸せ」の関係が出ています。






それは、年収が上がれば上がるほど人は「幸せ」になるが、

その曲線が7.5万ドルになると、それ以上は「幸福度」が上がらいというもの。


前野先生にインタビューで聞いたところ、

7.5万ドルってのはアメリカの「平均年収より少し上」あたりだそうです。



平均的な人よりも稼げるようになったら、もうソレ以上稼ぎが増えても幸福度が上がるわけではない。



そこが「地位財」の限界。


一方で、昨日の記事の研究は「非地位財」です。

こちらは、「どこかで上限に達する」というような性質が無いため、

まさにサスティナブル(持続可能)な幸せです。




①ありがとう因子
感謝している人は、感謝していない人よりも幸福度が高い

②やってみよう因子
何かへチャレンジしている人は、チャレンジしていない人より幸福度が高い

③ありのまま因子
他人と比較せず、自分のペースで進んでいる人は幸福度が高い

④なんくるないさー因子
楽観的に捉えらえる人は幸福度が高い




前野先生はこの4つの因子を使って、

「幸せになれる商品開発」も多くの企業にアドバイスしているそうです。


例えばCANONのカメラに、この幸福分析を活用すれば

「使えば使うほど、幸せになれるカメラ」にできる。

試作として、カメラを買った後に、

撮った写真をUPし合うサイトを作れば、

②のやってみよう因子が刺激され「幸福度」が持続する。


製品だけじゃなく、「幸せな街づくり」にも先生は参画しているので、

セカイムラについてもお話して診断してもらいました。



もしも僕に1億円くらいお金があったら、

50都道府県に、200万円ずつで土地や古民家を買ってスタートしていた。

でもそんなのないので、「みんなで1から自分の県に土地を探す」ところからスタートしています。



このお陰で「やってみよう因子」が刺激され、

最初から「用意された土地」でスタートするよりも、

幸福がサスティナブルになっているそうです。

けがの功名ですな。


また、自分の手で見つけた土地だと「感謝」も生まれやすくなる。

セカイムラの場合は、あとは③と④の因子を組み込めば、

「使えば使うほど幸せになれる製品」になる訳です。



こんな感じで「サービス」や「製品」にも使えるので、

あなたが商売しているなら、そのサービスや製品にも4因子を当てはめて考えてみてくださいね。




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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中2の長男コクトウ君と、小4の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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