11月5日、今日は僕のお父さんの誕生日(だと思う)。

6才の頃に亡くなってるので記憶があまり無いけど、

僕の長男のコクトウ君はもうすぐ14才。


彼が9才くらいの頃だったかな。


みつろう
「っは!!!

よく考えたら、俺は【お父さん】という職業や性質・その「やり方」を知らないのに、

コクトウに【お父さん】で在ろうとしている。

習ったことが無いモノなのに、それで「在れる」訳が無い!」


と気づいたことが。




目「え?」

「いやいや、TVで【お父さん】くらい見たことあるでしょ?

どんなことをするのが【お父さん】なのか分かるでしょ?

それをやればいいじゃん。」



って思うかもしれないけど、

それは【ドラマのお父さん】だ。



もちろんドラマじゃなくて、

近所の友達のお父さんも見たことがある。



でもそれも、

【近所の友達のお父さん】であり、

【その人物】が、「自分の息子」に対してする態度やしぐさこそが【お父さん】であり、

ソレを横から観ていても【お父さん】にはならない。



お父さんが、自分の子供に対して接するしぐさや態度が「お父さん」である。



意味不明だと思うから図示すると↓




【お父さん】というのは、この「左側の緑の人物」を指すのではなく、

「矢印」・「ベクトル」そのものがお父さんなのだ。

「人物」ではなく、「関係性」を表す単語が「お父さん」なのだから。




↑この「ベクトル」が【お父さん】なのだから、

それは、浴びている「子供」にしか受け取れないモノという事になる。

横から、この「関係性」や「矢印」を見ていても、それはただの「矢印」なのである。




【お父さん】を知るためには、

「自分のお父さん」が必要。

それは「関係性」を表す単語だから、世界中のどの「他人」を見てもソレは分からない。




まぁ、あまり伝わらないと思うけど(笑)、


5年くらい前にソレに気づいて、



みつろう
「ぬおっ!!!

俺はコクトウに【お父さん】っぽいことをしてるけど、

怒ったり、キャッチボールしたり、怒鳴ったり、教えたり、

週末はドライブに行ったり、

でもよーく考えたら、

その全ての「お父さんってこうだよね?」って思って俺がやってることは、

TVや、漫画や、他人や、映画が原作で、

まったくもって【お父さん】から来てるモノじゃない。


俺は、「お父さん」とは何なのか分からない人間なのに、

彼に「お父さん」をしている!




って思った日があった。




えーっと、別にさみしい話とかじゃなくて、

「矢印そのもの」が「お父さん」だから、そのベクトルは浴びない限り体感できないよーってのがポイントね。


そう、これは【お父さん】だけの話しじゃなくて、

例えば、【お母さん】が亡くなっている人もそうだろうし、

【子供】が居ない男性もそうだろうし、

【友人】が居ない人も、

【恋人】がいない人も、

【おじいちゃん】が生まれた時には死んでた人も。


これらを表す単語は全て【関係性】のことだから、

他人同士のベクトルを横から見て、「恋人ってこんなのだよね~」ってするモノとは違うのだ。




【恋人】ってのは、この「右側に居る男性」のことじゃない。

矢印やベクトルそのものが「恋人」なのだ。




だから、ドラマでこの矢印を横から観てても「恋人」は分からない。

あなたは「視聴者」で、

その男性は「俳優」になる。





ベクトルを直接浴びない限り本当の「ソレ」は分からない。


ただし。

【恋人】ってのは、「これから先将来できる可能性」があるけど、

【お母さん】とか【お父さん】とか、

【おじいちゃん】とかは、

これから先に出現するモノではない。



「お父さん」は世界に1人だけ、【お父さん】からしか浴びられない。



そう考えると、とっても不思議で、

俺が子供に対してやってる「お父さん」ってのは全部、

ドラマとか、他人から「こういうのがお父さんだよね」って持って来たニセモノ、ということになる。

アホらしい、辞めた方が良い。怒る必要は無い。立派な姿を見せる必要も、

教育する必要も無い。


何年前だったか、ソレをコクトウ君に思った。




俺は、「お父さん」とは何なのか分からない人間なのに、

彼に「お父さん」をしている!


なんじゃそりゃ!

原理的に出来るわけがないことは、「出来ない」んだから、

やる必要がない!



って。

全ては、「これこそが、THEお父さんだ!」という思い込みだったのだ。


「お父さんって怒鳴っちゃダメなんだよ」とか、

「お父さんって、キャッチボールへ連れて行く役割なんだよ」とか。

そんなの全部、はたから見た矢印。




「思い込み」を捨てて、自分で0から作り出せる。


他のモノも、全部そうだ。【お母さん】も【経営者】も【セラピスト】も。

本当は、誰もが0から創り出せる。


あなたは【お母さん】でも【会社員】でも【主婦】でもない。

その全てが、きっと「よそ」で作り上げられた矢印(関係性)を観たモノマネ。



そして、これまで父や母から「直接浴びて来たベクトル」があったとしても、

別にあなたがそれを子供へ踏襲する必要も無い。

部活で3年の「先輩」にやられたキツイ仕打ちは、

必ず1年生の「後輩」にする必要が無いように。




今日は、11月5日なもんで、数年前に気づいたそんなことを思い出してみた。

まぁ、

6年間も浴び続けた【お父さん】という矢印があったのだから、

それだけでも十分に有り難いことです。

父ちゃん、ありがとう。お誕生日おめでとう。

 

 

 

 

 

 


まいにち古民家再生WS開催中。
11月5日(金)、6日(土)、7日(日)は、
あの有名な「さとうみつろう」さんも現場にいます。

お申し込みは↓こちらから



☆川のイスキヤ光楽園☆

✨スタッフからのお知らせ✨

たくさんの方にご参加いただき
光楽園は日々変化が目まぐるしいです✨
みなさまのご協力に感謝しております。
誠にありがとうございます!!
現場として「欲しいものリスト」をアマゾンで作っています。
応援して頂けるは、以下のリストをクリックしてみて下さい。

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/1TI49UUYOE7VE?ref_=wl_share

その他、ビールなど差し入れ全力でお待ちしてます
↓こちらへ直接お贈り下さい↓
〒671-2512

兵庫県宍粟市山崎町与位字高尾山800番地20
「川のイスキヤ光楽園」宛て
(送り先の電話番号記載欄が必要なら)

(08070126821)
 



 



↓今日は下の2つのボタンを押す祭、

「関係性は、浴びるベクトル。見るベクトルはニセモノ。」と言いながらポチ↓ポチ↓

 

応援人気ブログランキングへ   にほんブログ村 哲学・思想ブログへ感謝

↑いつもボタンクリ応援・口コミ応援ありがとうございます↑

 

▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中2の長男コクトウ君と、小4の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

詳しいプロフィール


この作者の記事をSNSでフォロー
everblog
   



 

 


 

⇒みつろうTV

 

 

 

 

ページいいねであなたのタイムラインにお届け↓