僕はスポーツに対してぜんぜん反対の立場とかじゃないのですが、
実際、自分もラグビーしてましたが。
ただ、子供たちへの弊害があるな~と感じることが、
たま~にあります。
もちろん子供たちが悪いのでもないし、スポーツ選手が悪いのでもなく、
社会の未熟な「技術力が悪い」のですが。
オリンピックがTVで放映されてます、と。
金メダルを取ります、と。
インタビューされます、と。
それまでの人生とかが色々と出ます、と。
妹と、兄の二人で頑張ったんです。
一番好きな柔道選手は兄です。
とか、
近所の憧れの卓球選手が居て、
その人の家に行ってたんです。
するとなんと、10年後には一緒にオリンピックにペアで出て、
なんと金メダルまで取れたんですとか。
誰のどの人生を聴いても、涙もろいM氏はうるっと感動しちゃうのですが、
えーっと、
その「人生」とやらは、全ての人にあるぞと。
どこの誰に聞いても、あるぞと。
例えば、そこら辺でアスファルト剥がしている土建のお兄ちゃん捕まえて、
俺がインタビューして動画作ったら、
絶対に「感動する人生」を引き出せるぞと。
その「人生」とやらは、全ての人にあるんだぞと。
「そんなの当然じゃないか!」と、大人なら思えると思うんですよ。
でも、子供たちは?
TVを観たら、なんだかフラッシュ焚かれてる人が居る。
大人たちも「凄い凄い」と連呼している。
「そうか、この人だけが、凄いんだ!」
って誤解すると思うんですよ。
実際、
小学生たちが昭和に集団で「野球」をした理由は?
平成に「サッカー」を始めた理由は?
ぜんぶ、TVでチヤホヤされている人が「特別に見えたから」です。
これが、「現代の社会の技術力が未熟なゆえに」と言った部分です。
例えば、世界中の全員が、
なぜだか毎日TVに映るシステムだったらw
少なくとも、子供たちは勘違いしない。
「あぁ、誰にでも素敵な人生があるんだなぁ~」と。
今年から、僕の大好きな「スケボー」がオリンピックに加わりました。
要するに「新しいスペシャリスト」がオリンピックに1つ加わった。
てことは、本気出せば、
来年は「美容師のプロ」が加わり、
翌年に「土管掘るプロ」、
次は「掃除のプロ」とか、
他にもオリンピック級の選手たちは、
この街にめちゃくちゃ居るわけです。
この人とか、間違いなく「ピアノ」の世界チャンピオンじゃないですか?
種目に「ピアノ」があったら、間違いなく金メダル取れる日本人じゃないですか?
2位のオーストリアを、芸術点で3万点くらい引き離しちゃうじゃないですか?
どうしてNHKで放送しないのか、意味不明じゃないですか?
動画の28:00~の「あぁ~音楽にカタチが~あれば~♪」とか、
どういう脳みそしてたら、そんな音程と歌詞がミラクルに合わさって出てくるの?みたいな。
とにかく、「ピアノ」という種目がオリンピックにあったなら、
間違いなく日本人が金メダルを取れるんですよ。
で、よーく見たら、このカメラマンもメチャクチャ凄いんですよ。
APIAのカメラマン?
コロナ前から、ライブ配信に力を入れていたそうですが、
明らかに音も映像もMTVジャパンを超えてるんですよ。
世界で「金」を取れるんですよ。
居るぞ、と。
そこらじゅうに、オリンピックで金メダル取れる人がいっぱい居るぞと。
するとすかさず、
「え?1位だけが凄いんですか?差別ですか?」みたいなこと言ってくる人に、
「YES I AM」と言いたい。
ジャンルは細かいから。
「アクロバット」もあれば「ペア」も「シングル」もある。
掃除でも。
「風呂場の」「端っこの」「三角コーナー」の「髪の毛」を取らせたら「世界一」とか。
パン屋でも。
「ごぼうパン」なら世界一とか。
お母さんでも。
太郎君を笑わせられるのは世界一とか。
旦那さんでも。
ヨメ美咲のための優しさなら「世界一」とか。
世界中みんな、オリンピック級の選手だらけだと思うんです。
全員が1位だと思うんです。
まぁ、確かにピアノの日本代表が、あまりにもぶっちぎり過ぎていて、
「1位だけが凄いんですか!」状態になっちゃったかもしれませんが。
誰もが、
何かで、
ぶっちぎり1位
だと思うんです。
それを「種目」に出来ていないIOCのバッハ会長が悪いだけです。
さぁ、ここから大逆転が起こるんです。
だ、か、ら、こ、そ、
いまオリンピックを楽しんで見るべきなんです。
「誰もが、世界一の何かを持っている」と分かったなら、
いまTVでは、タイミング的に、
柔道の世界一や、スケボーの世界一や、卓球の世界一が映っているから。
それは、「三角コーナーのカビ取り世界一おきくさん」と同じくらい素晴らしいことだから。
その種目の人たちの演技を観て、人生を聴いて、感動しても良いと思うんです。
まぁ、技術力が未熟な現代社会ですから、
全員の生活が均等に生中継されることはないので、
子供たちには、
「柔道だけが凄いんじゃないんだよ」
「三角コーナーのおきくさん知ってる?」と言葉で伝えるしかありませんが。
その「人生」とやらは、全ての人にあるんだぜい。
日本選手団、金メダルいっぱい獲ってる?かどうかは、TV観てないから分からないけど。
みなさん、ファイト~。
たまーに、三角コーナーのおきくさんもNHKで放映してね~。
僕は、ニニギ選手権世界一位と言われました。
金メダルを取った人たちは、「その種目」では世界一位。
でも、「種目」は他にもたくさんある。
掃除のプロ、料理のプロ、旦那への優しさのプロ、子供へのオムライスのプロ。
もしも「オリンピックの種目」がめちゃくちゃ細かくてもOKだとしたら。
あなたは、
何の種目で金メダルを取れそうですか?
今日はソレを考えてみてください。
セカイムラ(仮)の人たちは、DDPにそれを反映させると良いと思います。
「ヨメの美咲と、三角コーナーおきくって誰?」と言いながらポチ↓ポチ↓
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中2の長男コクトウ君と、小4の長女ザラメちゃん、2才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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