久しぶりの札幌で、ANAスイートラウンジ



誰も居ない。

ガラガラ。

「規模(部屋の大きさ)」に対して、利用者が少なすぎるから、

なんか「スカスカ」な感じ。



コロナ前までは、

利用者数と「施設規模」がマッチしていた。

だから、「この規模」を維持できていた。



ところがコロナで誰も空を飛ばなくなって、

世界中の「空港というハコ」の「規模(大きさ)」が維持できなくなっている



誰も来なくたって、冷房代はかかる。

人件費もかかる。

床の掃除も必要。


その「規模」を維持するためには、

それ相応の利用人数が必要で、

この8カ月で資金は底を尽きた。




航空業界だけじゃなく、

これから世界中の各業界で、

「維持できなくなった規模」が崩れて行く。



日本中の駅前に、TKPの会議室。



ZOOMと在宅勤務で、「貸会議室」は誰も利用しない。

利用者がいないのだから、

このビルの「規模」も維持できなくなるだろう。



新千歳空港でお土産品店に寄ると、

商品の棚がガラガラ。

こちらも棚の「規模」を維持できないのだろう。

10個ある棚の、4つがスカスカに空いていた。




那覇空港では、

いつもお土産に買っている「黒糖チョコ」が無くて、

「どうしたの?」と聞くと、

保冷が必要な商品=電気代かかる⇒でも空港に誰も来ない

という理由から、取り扱わなくなっていた。

これも、「これまでの規模(品揃え)を維持できない」1つの例。



冷蔵設備が必要ないちんすこうだらけになってた(笑)

沖縄土産、口の中パッサパッサ地獄。




空港でもう1つ印象的だったのが、



↑こんなのに商品を載せて、店に運んで「仕入れる」じゃないですか?

新千歳空港で、

業者さんがこれの3倍くらいデカい台車に、

1箱だけ小さな段ボールを載せて、押していた。



こんな感じだった↑

このケースも、

空港には「これまでの規模感」では、

たぶんこの3連結のでっかい台車しかないのだろう。


ところが、仕入れは1箱だけ。

ほぼ「ただの筋トレ」状態で、なんのために余分な2台を連結してるの?

「目には見えない商品」載せてるんですよね?みたいな。



うちの店は、

「目には見えないモノも大切にしよう!」という道徳心を、

言葉だけじゃなく態度で実践するために、この台車押してるんですわ!

へい、らっしゃい!




みたいな。

そんな「道徳の授業 兼 仕入れ」みたいな感じになっていたこの台車も、

きっともうすぐ、「この規模を維持できなく」なるだろう。




とにかく、

世界中の、いたる業種で、

「これまでの規模」を維持できなくなっている。


そう。
世界は変わるということだ。


黒糖チョコは無くなり、

空港は2F部分が閉鎖され、

ホテルは縮小し、

道徳の授業は実践型になり、

ライブハウスは淘汰される。




◆事実
⇒規模が維持できなくなる

◆対策
⇒じゃあ、どうすればいい?




ってことで、

分からない事はなんでも先輩に聞けばいい。

あなたの近くで、一番の先輩は「自然」だ。

数億年もかけて「淘汰」「変化」「維持」「破壊」「再生」を繰り返している。


「規模が維持できなくなった」という事例も、

当然だけどパイセン(自然)は過去に何度も経験している。




うちの畑の↑この小屋の前に、

大きな木が2本たっている。

 

 






左端の2本ね。

小屋に座ると、この2本が邪魔して風景が見えない。

でも、「海を見たいから」という人間の理由で伐採する訳にはいかない。

木を伐ると根っこが止めている土がほぐれて、

ガケ崩れしちゃうし。




という理由で残しているんですが、

この土地の前のオーナーが久しぶりにやって来て、


前オーナー
「ああいう大きな木は、上の枝はぜんぶ伐って下さい」


みつろう
「え?森林伐採ダメですよ~。しかも、ガケ崩れしちゃいます。」


前オーナー
「台風が来た時に、大きな木は全体が揺さぶられて、

踏ん張るせいで根っこから倒壊します。

すると、ユンボで掘り返したように土がえぐれ、

周囲のガケが全部くずれます。

それを防ぐために、大きな木は枝を刈ってあげるのです。」




みつろう(自然道 初級)は、

「木を残すことが愛」

くらいに思ってたけど、

前オーナー(自然道7段)によると、

木(全体)を残すために、枝葉は振り落とせ!

と・・・。



で、実際に今年の台風で、

うちの畑では別の大木が倒壊してた。



大きくなり過ぎたせいで、台風で根元から倒れてしまった。



そう、自然界のパイセンからの学びは、

自然界(周囲の客の流れ)に沿わないくらい大きくなり過ぎた「規模」は、

どのみち淘汰される(維持できなくなる)。







台風は定期的にやって来て、「枝葉」を落とす。

毎年「床屋さん」みたいにやって来て、大きな木の枝を折ってくれる。

バキバキに折れる。

それで「スリム」になった木は、倒壊しない。


ところが、特殊な環境下で保護され「規模が大きく」なった大木は、

根っこから全て倒壊する。



人間社会は、どうだろう?

「大きくなり過ぎた」場所が多すぎる。








さて、ここまで読んで、

あなたは、どう思いましたか?


まるで今回の「コロナ」が巨大な台風に見えましたか?

もしそう観えたなら、

実はそれもネガティブな思考です。



むしろ、このコロナで「枝葉を落とす!」と捉えたなら、

今後やって来る「もっと大きな台風」の時に、

根っこから倒れずに済みますもんね。




自然(パイセン)が美しい理由は、

毎年、壊れ続けているからです。


年末の冬至(太陽の復活祭)までに、

あなたも一度大きく崩れてみませんか。






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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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