大手出版社の編集者と、
音楽メジャーレーベルの社員さんという、
普段はなかなか同じ場に居合わせない異色の組み合わせが、
僕のライブ会場でたまたま居合わせて、
2人の会話を横で聞いてた。
出版社
「紙の本も売れなくなってきているんですが、
CDはどうですか?」
メジャーレーベル
「CDは本よりも大変です。
もう、新しいビジネスにシフトしないと生き残れない。」
出版社
「生き残れないのは、出版業界も同じです。
バタバタと倒産し始めている。」
この会話さえ、もう5年くらい前だったかな。
お互いに、自社の製品が「オワコン※」になってしまい、
※終わっているコンテンツ
「こっちの業界の方が大変です」「いやいや、そちらも大変ですね」と、
励まし合い?というか、傷の舐め合い?みたいに最後はなっていて、
終わった後に両者に話しを聞くと、
「あっちの業界は大変そうなので、まだうちの業界の方がマシだと思えた。少し気が楽になった。」
と言ってた。
人間の感覚である「私の方が大変」はアバウトなので、
昨日、ネットで数値を調べてみた。
◆音楽CD業界
◆出版業界
ちょっと、ネットからの引用画像なので見にくい図ですが。
お互いに1995~1996くらいにピークを迎え、その後は減少の一途。
◆CD
4億5千万枚⇒1億5千万枚
100⇒33
◆本
2兆6,563億円⇒1兆3,701億円
100⇒50
減少率でみると、CDに軍配が上がる。
あれ、これ何の勝負だったっけwww
◆◆◆定義◆◆◆
オワコンは、
そのコンテンツでしか「体験」できなかったことが、
他の媒体でも達成可能になった時に発生する。
◆◆◆◆◆◆
「カセットテープ」だけを製造していた企業は、もう潰れている。
カセットでしか出来ない「体験」が、
CDやアイポッドでも可能になったから。
もちろん、「カセットテープ」でしか出来ない「体験」もある。
例えば、「キュルキュルキュル」という音はカセットでしか出ない。
だから、その「体験」を求めて、
いまだにカセット愛好家のDJとかも居る。
でもそれは、置き換わった「体験」の1%くらいだろう。
99%のカセットの「体験」が、他の媒体でも達成可能となったため、
カセットの売り上げも、99%減少する。
人間の「感覚」とは違い、数値は的確に如実に表れる。
もう一度、定義を。
◆◆◆定義◆◆◆
オワコンは、
そのコンテンツでしか「体験」できなかったことが、
他の媒体でも達成可能になった時に発生する現象。
◆◆◆◆◆◆
さて、沖縄人は台風の前の夜にTSUTAYAへ行くという習性がある。
これはもはや、文化だ。
台風で外に出れない間、「家の中で楽しむ映画」を探しにツタヤへ。
台風前夜、TSUTAYAの棚はカラになる(沖縄あるあるwww)
『レンタルビデオ店』も、全国的にはオワコンだけど、
沖縄県では、他府県よりも「低い倒産率」だ。
「置き換えることが出来ない体験」が残るから。
◆置き換わった「体験」
ネットフリックスで「映画データ」をダウンロードすること
わざわざ、ツタヤへ行かずとも、自宅で出来ることなので、
「映画データ」をダウンロードするという体験は、ネットの台頭で完全に置き換わった。
◆置き換えきれてない「体験」
沖縄人だったら、「台風前のワクワクを人が多く集まる空間でシェアしたい」とかがあるけど、
全国的には、
多くの映画タイトルが並んでいる棚から、1つの作品を選ぶという「体験」。
これは、ネットフリックスのトップページでも「疑似体験」が出来るけど、
やはり「実物の背表紙が並ぶレンタル屋さん」の方が分かりやすい。
ということは、「ツタヤ」をオワコンにしないためには、
ツタヤでしかできない「体験」⇒イコール⇒「置き換え不可能な体験」をよりブラッシュアップする。
または、あなたが「ツタヤ」を完全にオワコンにしたい勢力(イルミナティ?)なら、
ネットフリックスのトップページを、
バーチャル装置とかを使って「映画を選ぶ」という「体験」にして、完全に置き換え達成すれば良い。
◆◆◆定義◆◆◆
オワコンは、
そのコンテンツでしか「体験」できなかったことが、
他の媒体でも達成可能になった時に発生する。
◆◆◆◆◆◆
さて、その上で、
冒頭の、
出版屋さんVS音楽屋さん
「体験の置き換え」が、どちらの業界の方が「進んでしまったか」で、
このオワコン度が判定ができる。
数学的にね。
CDに関して言えば、
「CDを買うという行為」がそもそも何なのか?を考えると、
「音楽データを自宅に持って帰る」という行為。
でも音楽データのダウンロードは、完全にネットで置き換えられる。
だから、タワレコに行く必要は無い。
数年前にタワレコに久しぶりに行ったんだけど、
5つあるレジのうち4つが封鎖されていて、ほんと寂しかった。
売り上げも単純に5分の1なのだろう。
いや、もっと減ってると思う。
そもそも、CDなんて最後にいつ買った?
あなたは?
「ここ10年間CDを買ってない」って人が99%だと思う。
「ここ20年間」で質問しても、80%がNOじゃないかな?
「データを取りに行く」という「体験」は、
わざわざCDでやる必要などなく、
完全にネットへと置き換わったのだ。
みき
「くみこー、何してるの?」
久美子
「え?今日?見たら分かるでしょ、
今から、歩いて音楽データを渋谷まで取りに行くんだよ~」
絶対に、こんな会話は今後起こらない。
でも、20年前はソレをしてたのだ。
「音楽データ」が保存されたCDを歩いて渋谷に迎えに行く、という「体験」をしてたのだ。
一方の、「書店」はどうだろうか?
確かに「データを取りに行く」と言う意味においては、
その「体験」はネットで置き換え可能だ。
ところが、紙の媒体という強みが残る。
昨日、人生で初めてkindlで電子データの本を買った。
ロシアの哲学者グルシュエフって人の本が「電子書籍」にしか無かったから。
電子書籍のこの読みにくさったら、ありゃしない!
ぜんっぜん、
「体験」が置き換わってない。
だから、本の方がCDよりは有利なのだろう。
「置き換えきれてない体験」が残ってるから。
CD(データを取りに行って、その後自宅のスピーカーで聴く)
と、
本(データを取りに行って、紙で読むORディスプレイで読む)
まだ置き換えできてない「体験」が残っているから、
売り上げ数値にも的確にそれが表れているのだろう。
50-33
⇒17%が「紙ならではの体験」とも分析できる。
◆CD
4億5千万枚⇒1億5千万枚
100⇒33
◆本
2兆6,563億円⇒1兆3,701億円
100⇒50
◆◆◆定義◆◆◆
オワコンは、
そのコンテンツでしか「体験」できなかったことが、
他の媒体でも達成可能になった時に発生する。
◆◆◆◆◆◆
ということで、
「カノン瞑想のCDが欲しいです」っていうLINEがメチャクチャ来ます。
ここ3年でトータルしたら、1,000回以上は聴いた。
「カノン瞑想のCDが欲しいです」って。
じゃあ聞くけど、
CDデッキ家にある???
CDをもしも売っても、
CD聴けんくない?
沖縄は車社会だから、1人1台、カーステのCDが聴ける。
でも、東京の人とか、
CDデッキ家にある???
CD(データを取り出すための道具:別名:久美子の渋谷おさんぽ)
とか、絶対に買わんでしょ???
フリスビー愛好家???
昨日、「みつろうTVで初となる「純正律のカノン瞑想」を生配信します!」と発表したら、
27人のチョー低調な申し込み。
生配信の映像データは、永遠に何回でも繰り返し聴けます。
要するに、CDを買うのとまーったく同じ原理!!!
もう一回、整理するよ?
①「カノン瞑想のCD欲しいです」って1,000回以上は言われた
②カノン瞑想が繰り返し何度でも聴けるように、サイト配信する決断(英断)
③申し込み人数は27人
⇒
973名がフリスビー愛好家ってことだよね?
日本はいつの間に国技がフリスビーに???
ついでに、
色んな質問きてたので↓
みつろうTVはシステムが複雑で、申し訳ない。
でも会員登録の際のメールアドレスは変な事には使わないのでご安心を。
たまーに、オレオレ詐欺のメールを、俺が送ろうかなー、
くらいです。
キャリアの電波(ドコモ・AU・ソフトバンク他)だと、
なぜか申し込みが出来ないという、
もはやイルミナティの陰謀としか思えない現象が起きてるそうです(笑)
なので、そういうエラーが出た人は、
wifi環境で申し込みし直してみてください。
生配信を見逃しても、
録画データは繰り返し何度も見れます↓
これこそまさに、
CDと同じですよってこと。
むしろ、CDデッキが無くても、
スマホさえあれば、いつでもどこでも「純正音」を聴けるようになります。
電磁波とか化学物質が多い現代社会で体内の水分スピンが狂っても、
スマホで「純正音」をどこでも聴けて、
すぐに再チューニングできますよってこと。
CDデッキが無くても。
「初の生配信!嬉し過ぎて泣きました」
素晴らしい感想です。
10年後に教科書に載るでしょう。この人は。
じゃあ、仕方ない。
ロッテ戦なら、仕方ない。
ロッテ戦を見る人だけは、参加しないでOKです。
↑この人は、2週間後に教科書に載るはず。
ということで、絶賛、低推移で申し込みが、
増えてません!
日本の国技スモウを守りたい!フリスビー反対!とかの理由でもOKなので、
こぞってご参加ください。
初!カノン瞑想生配信!
ご要望にお応えして、
自宅でも参加できるように手配しました!
でも手配したら、誰も来ませんでした。
詳細・お申し込みはこちらから↓
世界でここでしか聞けない組み合わせ、
札幌時計台(古い木造)+純正律ピアノ
は、こんな「音」です↓
↓今日は下の2つのボタンを押す祭、
「さとうみつろうがオワコン」と言いながらポチ、ポチ↓
さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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