皆さんはご存じないと思いますが、

僕は昔『アリとキリギリス』という寓話を考えました(当時はイソップというペンネームで活動してました)



アリさんは、毎日「将来のために」働いています。

目の前の「今を楽しむ!」を犠牲にして。

一方のキリギリスさんは、

毎日「今を楽しむ!」を忠実に実行し、

将来の貯蓄をせずにバイオリンを弾いて遊んでました。


後者がユーチューバーで、

前者が二宮金次郎といったところでしょうか?



物語りでは、「冬」が訪れて、

アリさんは「貯蓄した食料」があるのでエンジョイライフ、

キリギリスさんは貯えがなく、アリさんに助けを求めるも、

「いや、君は夏に遊んでたじゃないか」と凶暴なセリフと共にドアを閉じられ、

凍死します。



さて、このLINEの人は、

・アリの行動が正しいのか?
・キリギリスの行動が正しいのか?


と質問してるわけです。


「正しい行動」というのはもちろん世界には1つもありません。

アメリカにも中国にも「正しい」主張があります。

夫婦喧嘩でも、双方に「正しい」主張があります。


「正しさ」は、人の数だけあり、それは要するに『正しさ』なんて一つも無いことになります。


 

 (詳しくは、『正しさ』がテーマのこちらの本を、耳で聴いてみて下さい。新しいリスニング方法ですね。)





ただ、あえて言うなら、『正しさ』は歴史が決めます。



実はヒトラーの「行動」は、当時は誰にも批判されて無かったし、

逆に、ピカソの絵画は生前、誰にも理解されませんでした。


でも歴史が、「正しさ」をのちに決めます。




僕がこの物語を書いたのは、紀元前600年ごろでしたが、

その何年か前に「氷河期」という現象が地球にはありました。

それを考慮して、物語りを検証してみると、


夏の暑い日、アリは毎日働いてました。

キリギリスは、毎日バイオリンを弾いて遊んでました。


7月31日が過ぎ、8月1日が過ぎ、・・・、

夏休みの終わりの日である、あの伝説の8月31日がやって来ました。


アリは、毎日宿題をしてました。遊びたかったけど。

でも、明日は始業式。キリギリスのヤローは怒られる。ざまーみろ。



キリギリスは毎日ニンテンドーでフォートナイトをしてました。

きっと明日は担任に殺される。

ワクワクで眠るアリと、びくびくで眠るキリギリス。

ところが、8月31日の午後9時に氷河期が急にやって来て、

一瞬で地上の全生命体が死にました。


さて、この場合。


7月30日~約1か月間、

「毎日楽しいことをして」死んで行ったキリギリスと、

「毎日ツライ思いだけして」死んで行ったアリとでは、

どちらの人生の方が『正しい生き方』、つまり『こう生きておくべきだ』『人間はこうあるべきだ』と、後世に語り継がれるでしょうか?

 


物語りの解釈自体が変わって来ます。




この「氷河期急にクルーバージョン」だと、

キリギリスの方が正しい生き方であると、

のちの宣教師たちも伝えて回ったはずです。


で、ここまで聴くと、

「あぁ、やっぱりユーチューバーが正しいのね」と思うかもしれませんが、

「氷河期来なかったバージョン」だと、

アリの方が正しい生き方であると先生は生徒に教えるはずです。


実際に、その生き方の方が正しいでしょうから。




何が言いたいかと言うと、

アリもキリギリスも、地球が運命を握っているということです。


どっちが「正しい」、どっちが「良い生き方」かだなんて、

アリにも、キリギリスにも本当は決められないのです
(本人たちは自分で決めていると錯覚しているけど)。



アリもキリギリスも、「地球」の中にその運命を托生しているのだから。




僕の新刊『レイ上巻』『レイ下巻』の内容を質問されたので、

まじめに答えてみましたが(どこがまじめだった?)


「アリが正しい(ユーチューバ性善説)」のか、

「キリギリスが正しい(公務員手堅い説)」のかは、

「本人たち」はもちろんのこと、その人間社会や、TVコメンテーター、経済評論家たちには決められないのです。(本人たちは決めたがりますが)。



実はそんな『正解』なんてマボロシで、この当事者たちの誰にも決められないのです。
 



たった、6か月前です


わずか、半年前の話しなんです。


コロナが「騒動」になる前の世界は。

いったい誰が、今日のこの世界を想像できたでしょうか?


バフェットさんはコツコツと「航空関連株」を買い漁ってました。

それを、全部「売却した」のです。



どちらが『正しい』のか?と質問されましたが、

そんな規範は絶対にありません。

 

もう、何も信じないで下さい。TVも、教科書も、コメンテーターも、評論家も、道徳も。

 

新刊『レイ』にも書きましたが、外側の正しさは全て崩壊しました。



これからは、外側の崩壊した正しさを追わずに、比べない生き方、ルサンチマンを抱かない生き方が重要になってきます。

 

 

アリには、アリの良さがあり、

キリギリスには、キリギリスの生き方がある。


そこを感得して、お互いの「生き方」に干渉しなければ、みんながハッピーです。




思ってる以上に、アリが近くで観ると凶暴でビビりました(笑)。

遠くから観ると「かわいい」モノが、

近くで観ると、深く関わると「怖ろしい」ように、

「自分の生き方」を、「他人」と比較さえしなければ、

誰もがハッピーのままなのです。
 


詳しくは『レイ上巻』の第4話「人間は不平等である」を読んでみて下さい。

あなたの答えが、そこに確実に書いてあります。


質問、ありがとうございました。





 


◆◆◆連絡◇◇◇
新刊『レイ上巻』において、落丁本が発生しています。

(p33〜p48が抜け落ちている他)
落丁版に当たってしまった人は以下の対応窓口へ必ずご連絡くださいm(__)m
取替本を取り急ぎ1冊発送し、
その後、しばらく経って2,000円分の図書カードも送付してくれるそうです。

サンマーク出版
⇒問い合わせフォーム

 

また、特別に『レイ上巻』をネット上で無料で読めるようにしてもらってますので、
「修正本が届くのが待てない」人は、
お手数おかけしますが、抜け落ちた16ページ分の内容はネット上の本でご確認ください。


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この機会にぜひ無料立ち読みをご利用ください。

 

このたびは、落丁版が発生しご迷惑をおかけしました。

⇒落丁本が発生した経緯

◆◆◆




↓新刊の中で、主人公が言います。

「どうして俺と、大富豪のアレクサンドロスは、こんなにも違う人生なんだ?」

「どっちも、一生懸命に生きて来た」

「それなのに、こんなにも格差がある」

「不平等だ!」

と。


すると、AIレイが答えます。

「そもそも、『平等であるべきだ』というその思想が、間違っているのです。

人は、不平等であるべきです。  


でも、安心してください。

将来的にはAIの介入で、人類にはもっと「格差」が拡がり、

人々の暮らしは、より不平等になって行きます。

そして、そんな「不平等な社会」の到来によって人々はみな幸せになるのです。」

 



⇒『レイ上巻』の無料立ち読み
⇒『レイ下巻』の無料立ち読み

 

 

今日は、僕のお父様の命日。

幼稚園の頃に亡くなってるので、キリギリスのように生きたのか、アリのように生きたのかは知らないけど、

あなたの生き方を尊重しています。

親子であれ、国家であれ、先生であれ、宣教師であれ、

「互いの生き方に干渉」しなければ、みんなHAPPYです。

素敵なOBONをお過ごしください。

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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