「コロナのせいでお店が潰れた」

「コロナさえ起こらなければ」

「これからというタイミングだったのに」



『コロナ』って、けっこう便利みたい。

何でも『コロナ』のせいにすれば、たいていの人が「そうよね」とうなずいてくれるから。

何より、自分自身を説得できるから。



『コロナ』さえ無ければ、私はもっとやれてた。

『コロナ』が起こらなければ、私はこんなもんじゃなかった。



総じて、コロナ騒動に文句を言っている人には共通点がある。

誰も気づいてない、たった1つの共通点が。

コロナ騒動に文句を言っている人はどうやら、

コロナが起こる直前の時期に、人生のピークを迎えていたようだ。

少なくとも、本人たちは「そう」思い込んでいるようだ。


「マジで今、最悪だよ。」ってことは、

「マジで以前が、最高だったよ」ってこと。

「コロナ前が人生で一番良かったよ」と言っているのだ。



まぁ、実際に店舗が潰れた知人が居る。

「マジで今、最悪だよ。」と言いたくなるのは分かる。

でもそれは、深層心理において、

「コロナ以前が、人生のピークだったよ」と決めつけていることになる。


でも、本当にそうだろうか?

それは、誰にも分からないことじゃないか。

『居酒屋を3店舗経営していたコロナショック前のあの日々の自分』が、人生のピークだったかどうかなんて。

ひょっとすると、次に始める商売の方が、前よりも良いかもしれない。


それは、数字(売上額)だけに限らないかも。

以前が「1,000万円」で、今が500万円だとしても、

家族と過ごせていたり、人生にゆとりが出来ていたり、

【数値が上だった日々】の方が、「良かった」とは限らない。



あなたの周囲に、またはあなた自身。

「コロナのせいで、今最悪でさー」と文句を言っている人、居ませんか?

それは要するに、

「コロナ直前の時期が、人生のピークだったんだ!」という主張に他なりません。


あなたは、そんなちっちゃいモノじゃない。

これからの「あなた」は、これまでの「あなた」のモノサシだけでは測れない存在です。

 



 

 

 





↓コロナの文句を言っている人は、総じてみな、

「コロナが起こる直前の私の人生は栄華を極めていた!おほほほほ!」と主張しとる訳です(笑)。

(今が悪い)=「あの日々はサイコーだった」なんだから。


ところが、実際にその人たちのその「最高だった」とかいう、

去年の12月あたり?に、タイムマシーンでその人たちを訪問すると。

たぶん、その時期も「愚痴」を言っていたはずです。


結局のところ「目の前以外がサイコー」という主張を、

人生でずっと続けている訳です。


もし、この不毛な永遠ループから抜け出したいなら、

「目の前がサイコー」という気づきを。



とにかく、コロナは便利なキーワード。

自分へ言い訳をするための、最高の道具。

あなたは、コロナ前が「人生の栄華」でしたか?

そうじゃないなら。

コロナに文句は出ないはずです。

 

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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