もしも、世界の全ての全てを見通せる存在が居たとして。

まぁ、歴史上は「神さま」と呼ばれていたり、

物理学者が特異点と呼んでいたりして。



この世は、常に「あなた」と「だれか」との間に起こる人生劇場だけど、

あなたは常に、主人公である「あなたさん」側の感想しか、観測できてなくて。



図で言えば、ピンクの部分。



この世は常に、「あなた」と「ダレカ」との人生劇場なのだから、

「あなたさん」の感想しか観えていないのは、

実はあなただけであり、

緑色のダレカさん(時に旦那さん、時に上司さん、時にお母さん、時にママ友)にも、

実は毎回、「思っている事」がある。



そんな、「あなた」さん「だれかさん」両方の関係性を観ることが出来る存在が居たとして。

あなたが、「うまく騙せた」と思った時、

騙させてあげたダレカさんが居ることを、全体把握者は見抜く。

人生劇場と言う、「関係性」が観れる位置だからね。



あなたが、勝った時。

あなたを「勝たせてあげた人」がそこに居るだけ。

あなたが、ズルして「上手く出し抜いたな」と思った時。

「出し抜かせてあげたひと」がそこに居るだけ。

ダレカさんが、どう思っているかは分からない。

実際、「出し抜かせてあげた」なんて思っていないかもしれない。


でも、構図的には、

「出し抜かせてあげた人」がそこに居るように、全体把握者には見える。



あなたは、勝ったんじゃない。

勝たせてあげた人が、あなたの周りに居ただけ。


あなたは、上手に乗り切ったんじゃない。

譲ってくれた人が、そこに居るだけ。


どうにか、自分だけ得をした!、んじゃない。

あなたに、得を譲って損をしてあげた人がそこに居るだけ。



あなたは口が上手いし、いろんな場面で「自分が」優位になるような交渉をしていると思う。

でも、「勝ったわ!」「騙せたわ!」「うまく納得させたわ!」と思った時。

「勝たせてあげた人」がそこに居た、ということを忘れないで欲しい。

少なからず、全体把握者は【構図】しか見えないから。



僕は、よく考える。

勝った日に。

出し抜いた日に。

うまく行った日に。


勝たせてあげた人と、勝った人、どっちが凄いんだろうって。

騙させてあげた人と、騙した人、どっちが凄いんだろうって。

うまく行った人と、譲ってあげた人、どっちが素晴らしいんだろうって。





子供と大人の関係は、常にそう。

子供は、可愛いウソをつく。

大人には見え見えだけど、

「はいはい、可愛いから譲ってあげるよ」と大人は引く。



この人生劇場の、全ての「勝った」瞬間には、

絶対に、「わたしさん」より凄い人が【構図上】は存在している。


「勝った」と「騙せた」と「上手く説得した」と思っている「わたしさん」を、

「はいはい、良いよ。今回は騙させれてあげるよ(^^♪」

と、そのダレカさんは言っているのだから。



高校に行ってないもんで(卒業はしたけど、行ってない(笑))

1から電子の「スピン」について調べてたら、

酸化還元反応が、面白い。


サビも、老化も、燃焼も、劣化も、

全ては「酸化反応」。

ただし、エネルギー保存の法則があるから、

酸化反応が起こると同時に、必ず還元反応が起こっている。

 

だから、「酸化還元反応」って言うらしい。

高校、行っときゃ良かった(卒業はした。サボってただけ)。



何が言いたいかというと、

「還元剤」を入れると、周囲の物質は「還元」されて、

まぁ簡単に言うと、「若々しく」「イイコト」が起こる。


周囲のモノたちを「若々しく」して、「イイコト」起こしてあげると同時に、

自分自身(還元剤)は、酸化する(劣化する)

酸化と、還元はセット。

電子が行き来してるだけだから。


じゃあ逆に、酸化剤は?

食塩水もそう、フライドポテトもそう。

鉄を錆びさせ、食べた細胞を「酸化」させるけど。

自分自身は「還元」しているのである。


自分には、イイコト(電子の受け取り)が起こっている。




スピンについて、色々と分かって来たことがあって、

マジで「錬金術」のようなことが出来る。

現実に「イイコト」ばかりを起こせる方法が分かって来た。


でも。

自分に「イイコト」が起こるということは、

確実に、周囲から「イイコト」を奪うということ。


左回転で「受け取っている」ようでいて、

右回転で周囲が「受け渡して」いる。






その人は、酸化剤。

その人が「勝った」んじゃない。

勝たせてあげた人が、その人の周りに居ただけ。


その人は、上手に乗り切ったんじゃない。

譲ってくれた人が、そこに居るだけ。


自分だけ得をした!、んじゃない。

その人に、得を譲って損を引き受けてあげた人が周囲に居るだけ。





勝ちすぎて、イイコトなんて一つもない。

全体把握者は、何を思う。

いや、全体把握者じゃなくても。

子供同士のケンカを観ている母親は、

「勝った子」と「負けた子」なんて観てない。

「勝った子」と、「勝たせてあげた子」と観えるに決まっている。



右回転、左回転を極めたら、

あなたは、酸化剤にも、還元剤にも成れる。


そして僕は、還元剤でありたい。







新刊の発売日が、7月30日に延びています。
予約はまだ受け付け中なので、予約しといてね〜。

 

 

 

 

 

 



↓自分でやってみて、恐ろしいくらい「スピン」が使える。

この場面では、ここを左に回転させれば。

ここでは、ここを右に回せば。

土をパリティ変換(XYZ軸全ての座標の転換)させれば、

重なった電子スピンの流れがお互いに引き合って、途中に入れたタネがどうなるか。


中国人が、

お茶を入れる時に、めっさ高い位置からドボドボとカップに注ぐのも、

水を「らせん回転」させるためだと分かった。


水が「腐る」理由をみんな「流れていないから」とまでは感覚的に分かるけど、

流れない水がどうして「腐る」かが分かっていない。

そこにも、電子のスピンが。


蛇口から流れる水を観たら、すぐ分かる。

絶対に「らせん回転」している。



まぁ、とにかくスピンは色んなことに、使える。

色んな「イイコト」を引き起こせる。

「イイコトだらけ」の人生にも出来る事が分かった。


でも。




それは同時に、周囲から「電子を奪う」ということ。

勝ったんじゃない。

勝たせてあげた人たちを、周囲に作ったのだ。



なんか、徳を積んでるっぽさがハンパなくない(笑)???

周囲の人たちがよ。




逆に、あなたが負けた日には。

または、騙された日には。

または、不幸な夜には。


あなたは、負けたんじゃない。

「勝たせてあげた」のだ。


あなたは、失格だったんじゃない。

「譲ってあげた」のだ。


あなたは、不器用なんじゃない。

「器用だと思わせてあげた」のだ。






エネルギーは絶対に保存される。

あなたは、負けた還元剤だ。


スピンについての記事を『テーマ分け』しました。

 

読みやすいように。

 

興味ある人は、『左回転の法則』というジャンルで色々と読めますのでどうぞー。 


テーマ分けはこちら


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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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