大手カレーチェーンが、

コロナ後はどうやってカレーを売ろうかなと考えている。

テイクアウトを主体にした方が良いのか、

営業時間をテレワークに合わせた方が良いのか、

思い切って「カレーうどん」に方向転換しようという意見も。



・・・。



まだ、カレーを売ろうと思っている。


【カレー】というジャンルからは、思考脱却ができていない。

【布団屋さん】を始めようとは考えない。

そりゃそうだ、これまでの『成功体験』と『ノウハウ』が邪魔するから、

【カレー】という、大きなジャンルの中で、

次はどうしようか?と悩む。





人間は誰でも(もちろん俺も)、

【固定観念】の中でしかアイディアが浮かばない。





思考が【ふとん屋さん】まで届く人は、まれだ。

i




ロイヤルホストは、優等生だったらしい。

リスク分散が完璧だった。

もしも「外食」がアウトになっても、他で【稼げる業種】にも手を拡げていて、

ポートフォリオ(リスク分散)が完璧だった。



それでも、コロナはその「分散された全てのジャンル」を襲ったそうな(笑)。


カレー屋さんが、

「次は何をしようかな?

思い切ってカレーうどんでもやろうかな?」

と、ぜんぜん思い切ってなかったように(笑)
(思考脱却できてなかったように)



いま、

次はどうやって金を稼ごうかな?

と考えている大企業の企画室が、パニックだそうな。

どのジャンルへ行っても、「稼げそうにない」そうで。



外食業がダメなら、レジャーへ手を出そうとしても、

レジャーも下火。

 


安値で買えそうな【ホテル事業】を買収しようとしても、

そもそも、ホテルがまた活況するとは限らない。

秋に第二波が来たら、空き室ホテルを抱えるのはリスク。


世界一の投資家バフェットさんも、

「航空事業」の株を全部売った。

「人々がまた飛行機に乗るようにはならない」と予測して。




これまで成功続きだった投資家も、

大企業の企画室も、

起業家も。


「次はどうやって金を稼ごうかな?」が浮かばない。




なぜなら。





この状態だから。

【カレー】から思考脱却できていなかった、

インド人のナンさん(46才独身)のように。



実は、【お金を稼ぐ】から思考脱却できてない。






【カレーの外側】があったように、

【お金の外側】があることに気づけてない。






カレーの外側ってなんだ(笑)


味の向こう側みたいな。

夢の向こう側みたいな。

なんか、表現が笑えたから、

さようなら。




 

 

 




↓とにかく、そういうことったい。

コロナ後は、「どんなカレーが売れるかな?」と考えているナンさんは、

入り口には、本当は【カレー】と【カレー以外】の選択肢があることに気づけてない。


ナンさん(夢は世界一周)は常に、【カレー】の内側だけで、

次の事業を考えている。





同じだろう。

入り口で、本当は【お金を稼ぐ】と【それ以外】のジャンル分けがあるのに、




【次はどうやってお金を稼ごうか?】と考えるから、

何の案も出て来ない。




どこにも手が出せない投資家と、

どこにも手が出せない大企業が、

メチャクチャ困っているというニュースに、


作家のさとうみつろう氏は、

ナンさんの名言【困ったらカレーの外側を目指せ!】を思う夏の入り口である・・・。





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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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