アニメくれよんしんちゃんの、みさえとしんちゃんの会話でも、

ドラえもんの漫画で玉子とのび太の会話でも。


「怒らないから、正直に言ってごらん」


親は子に言う。


まぁ当然だけど、正直に言ったしんちゃんはいつもみさえに怒られる。




子供心がどう変化していくのかは、

自分が3人の子育てをしてみて分かった。

最初のうち、子供は正直だ。ウソをつく必要が無い。

というか「ウソ」の意味が分からない。


でも、理不尽な親に巻き込まれて行く。

これは、文化だ。国による、文化だ。




昨日の「飛行機撃墜」のニュース。

やった事はマジ最悪だけど、どこまでもウソを突き通して「隠ぺい」を続ける国もある中で、

正直に、自分たちが「やってしまった」と認められる国。



この勇気だけはめちゃくちゃ凄いと思った。



ふつー認められないよね。


これは、文化の違いが醸成した心だろう。

西洋や日本の文化圏で育ったら最後までウソ突き通すってばさ。

自分の過ちは認めない。

ちなみに「過ちを認めたら、最後」ってアメリカでは習うらしい(学校で習うんじゃなくて文化という教育においてね)




基地のある沖縄では、米軍人との事故対応を何度もやってる保険屋さんがいて、

「彼らは車がぶつかってもI'm sorryって絶対に言わない」

「別に悪い奴じゃなくて良い人ばかりだけど、そういう文化なの」

って言ってた。

「逆に日本人は口グセのように車から降りて来てすぐに「ごめん!」って言うけど、あれは裁判で不利だから」

とのこと。

自分の過失を認めた事になるそうだ。

 
 

 

この話しを聴いた時(美少年だった頃)アメリカってこえぇ〜と思ったのと同時に、

「でも、日本人も口ではごめんってすぐ言うけど心ではどう感じてるかはナゾ」だと思った。

 

 
 
 




一方、中東の文化では。

不倫したら死刑とか、みんなの前でムチ打ちの刑とか、

街の中で公開クレーンの首つり処刑やらもあって、西洋や日本とは罪の意識が違い過ぎる



①絶対に過失は認めないでウソは突き通せ!と(文化的に)教え込まれる国

②口だけでもすぐに「ごめんね」と言う国(心がどう感じてるかは別)

③あまりにも罪が重すぎて?ガタブルで正直者が多くなる国


どちらも「文化」であり、そこで育った子供たちはそういう心になる。

愛媛で育ったらみかんで、アメリカで育ったらネーブル。

最初はどっちも小さなタネだった。




新成人、おめでとうございます。

君たちを育てたのは、君たち自身じゃない。

親であり、先生であり、社会であり、固定観念であり、伝承であり、国家であり、

文化だ。


自分を「自分」で育てることなんて出来ない。


だから、君たちが今「君たち」であるのは、君たちによるものではなく、

周囲の影響だ。





ガタガタ震えるくらい怯えて、ウソをつけない国がある。

そこで育てば、正直者になる。


絶対に過失を認めず、最後までウソを突き通す国がある。

そこで育てば、意地っ張りになる。


すぐに口だけで謝って、いつまでも態度が直らない国がある。

そこで育てば、ホンネと建前が分離される。



どこで育つかは、君たちには選べなかった。

みかんは自分がどこに植えられるのかを知らない。

でも、育ったみかんには出来る事が増える。



親になれる、先生になれる、国家の一員となり社会の形成に寄与できる。

ずっと繰り返されてきた固定観念を変えられるのは、君たちだけだ。



文化を作れるメンバー、「セイジン」へようこそ。



理不尽な事を感じたら、悔しいことがあったら、

なんぴとも「自分で自分を育てられない」という原理原則を思い出して、

どうぞ親となり、先生となり、影響力となり、

国家を、社会を、文化を変えて行ってください。


次のみかんの品種を決められるのは、

育ったみかんだけです。

ー腐ったみかんより。

 



これ読んで、「全ての「正しさ」を超えて行け」↓

 

⇒無料で立ち読み





↓山で野良仕事をしていたら、

なんだか暴走族がうるさい。

なんでかなとスマホを見ると、「あぁ成人式か」と。

そのスマホに「イラン大統領、飛行機撃墜を認める」が同時に。

これって、凄いこと。

ふつー絶対に認めないよね。


ご存知ぼくが大好きブッシュ大統領とか、ぜったい最後までウソを突き通すはず(⇒ブッシュ好き) 。

「大量破壊兵器なんてありませんでした、ごめんなさい」なんて絶対に言わない。



人間だから、だれにでも過ちはある。

「間違ってしまいました。」

それを認められるのは、めちゃくちゃ凄いこと。

「正直に言ってごらん、怒らないから」

という前フリが用意されている国との違いがすごい。


ただ、どうしてこんな「正直に言える(途中で自分のミスを認められる)」のかなぁ~と考えてみると、

やはり文化の違いが影響しているのだろう。

公開処刑なんて見ちゃったら、国民はガタブルでウソなんてつけない。


「どっちが良い」というのは無い。

だって、どこで育つかをみかんは選べないから。



だから、君たちに出来るのは、

「自分を育てたのは、自分ではない」という原理を何度も思い出して、

周囲への感謝、そして周囲への影響力を行使して行けば良い。


親となり、先生となり、社会となり、

新しい素敵な「文化」を形成すれば良い。




ちなみに。

「正直に言ったら怒らないから、いってごらん!」と息子に言って、

マジで怒らなかったこともある。


「やっべー、これは怒らないとダメな案件だけど、

正直に言ったら怒らないって約束しちまったから、怒れんバイ。

なんてバカなんだ俺、約束しなきゃ良かった。

めちゃくちゃ怒りたい、でも怒れん」


になったこともある。

そしてもちろん、みさえや玉子みたいに、

正直に言った子供を怒った事もある。


きっと子供は、

「あれ?正直に言ったら怒られるんだな」と感じ始めて、

次からは正直に言わなくなるのだろう。

これは文化だ。継承されてきた悪しき文化だ。



ミスを認められるイラン人。

過失を認めないアメリカ人。

ホンネとタテマエの日本人。


素敵な人間が多すぎるこの世界を、

もっともっと旅行したくなりますな奥さん。


とにかくシンセイジンおめでとー




↓今日は下の2つのボタンを押す祭、

 

「のび太のお母さんの名前が野比玉子だったなんて・・・」と言いながらポチ↓ポチ↓

 

応援人気ブログランキングへ ガラケー用  にほんブログ村 哲学・思想ブログへ感謝

↑いつもボタンクリ応援・口コミ応援ありがとうございます↑


 

▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。小学校6年生の長男コクトウ君と、2年生の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

詳しいプロフィール


この作者の記事をSNSでフォロー
everblog
   

 

 

 



ねずみ牛トラうさぎ龍ヘビ馬羊猿鳥いのしし

当り過ぎて怖い! 占いじゃない数学分析

アニマルロック分析
今日のあなたはパンクネズミさん?
いのしし鳥猿羊馬ヘビ龍うさぎトラ牛ねずみ

 

⇒みつろうTVはこちらから

 

 

 

ページいいねであなたのタイムラインにお届け↓