ちょっと昨日の記事を誤解している人が多いようなので補足を。

上手に文章に書けていなくて、すんまそん。



 

例えばドイツでは「AM8時30分」に、日の出だそうです。



もはや、国境超えて「違う国の時刻」を使おうよとか、

サマータイム導入しろよとか思うのですが、

このお方が書いている、「冬至以降は日の出時刻が毎日遅くなっている」というのは誤解です。



日の出は遅くなっていません。

「日の出」という現象は毎日ただ起こっているだけなので、

その現象が「遅くなる」という事はありえません。


人間の尺度で決めた【時刻】というモノサシを当てはめると、

相対的「遅くなる」だけです。



???
余計に脳内パニックですよね(笑)
???





「明るくなる」という現象が、「朝」です。

なので小鳥たちは、明るくなった時に鳴き始めます(朝に)。


ところが人間という生き物にとっては、

「明るくなる」という現象が「朝」では無くて、

AM7:00という時刻が「朝」だと決めているので、


ドイツではAM8:30に、

「最近、日が昇るのが遅いわね!

グーテンモルゲンダンシュケーンアサオソーイン」という会話になるのです。

でも、「日が昇るのが遅いわね」は人間の勘違いで、

日はいつも通り「昇っている」だけです。


それに遅いも早いもありません。



昇った瞬間が「朝」なのだから、遅くなりようがありません。


たはだそれを【時刻】という人類のモノサシで相対的に測ると、


「もう8時なのにまだ日が昇ってない(朝が遅い)」になるのです。


いやいやいや、日が昇るのが朝なので、もう少し待ってたら朝になります。


もう少し経ったら来るのが、朝なのです。


真夜中なのに、「これは朝だよな!」と主張してるようなものです。



結局、自然現象と文明ルールとの差異として、


「最近、朝が遅いわね」という相対的な数値が生まれているだけなんです。



鳥たちにとっては8時30分が朝なのではなく、明るくなったら朝なのだから、

「冬は8時30分まで太陽が出ないから、朝が遅いなーチュンチュン」なんて意味不明の会話はしてません(笑)





人類だけに、「冬は朝が遅い」のです。

人類だけに、「夏は朝が早い」のです。





ところが、この日の出【時刻】とは違って「昼間の長さ」というのは「量」ですから、

人間にとっても、小鳥にとっても、

6月21日(夏至)が一番「太陽が出ている時間(ひるま)が長い日」で、

12月23日(冬至)が、「太陽が出ている時間が短い日」になるのです。



日本代表ヒマ人なので、国立天文台の数値をエクセルにコピーしてグラフ作ってみました。

エクセルで引き算をすると、やはり夏至の日が一番長くて冬至の日が一番短くなります。

北半球ならどこでやってもそうなります。

「量」だからです。

初めて作ってみたグラフですが、すんごい左右対称になって、太陽が「周期運動」をしていることが分かります。


一方の「日の出時刻」のグラフです。




沖縄では来週?あたりが「日の出の時刻」が一番遅いです。

繰り返しますがこれは「昼間の量」が短いんじゃなくて、

「朝という現象」を人類のモノサシ【時刻】で勝手に測って、

「今日は8:30分まで太陽が出ないさー。朝が遅いねー」とか言ってますが、

いえいえ、もうすぐやって来るその7時半とやらが「朝」なので、そこで目覚めれば良いのです。




これは、俺もビックリした。

西(沖縄)が一番遅いと思ってたから。

でもよく考えたら、自転軸は傾いてるから北に行くほど太陽面から遠ざかるので、そうなりますな。



ということで、誰がとくするのかわかりませんが、

LINEとかに、何件も誤解している返信が来てたので、

「理解するまでちゃんと伝えよう!」と、駿台予備校の教師のように燃えてみました。

さようなら。




↓まぁとにかく、言いたいことは1つだけ。


人類だけに、「冬は朝が遅い」のです。

人類だけに、「夏は朝が早い」のです。



それ以外の動物にとっては、朝は朝です。

夜は夜です。

でも、冬至と夏至は「量」なので、小鳥たちにとっても「長かったり」「短かったり」します。




エクセルで計算すると、ぴったり12時間の日が「春分の日」と「秋分の日」からズレているのですが、

これは「日の出」という現象の定義が、「太陽の上が出た瞬間」で、

「日の入り」が、太陽の上が沈んだ瞬間だからです。


この定義だと、太陽の大きさ1個分だけ、昼間が長くなっちゃうんです


「太陽のど真ん中」が出たのを日の出時刻、「太陽のど真ん中が沈んだ」ら日の入り時刻とすれば、

ちゃんと、3月23日(春分の日)がぴったり12時間の昼間の長さになります。





うん。

やっぱり、誰が得するかまったく分からない記事でしたが、

誤解している人が「そうなのか!」と喜んでくれたら、

予備校の講師としては本望です。

センター試験まであと少し!頑張りましょう。


(あなたの地域は国立天文台のサイトを参考に)

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/


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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。小学校6年生の長男コクトウ君と、2年生の長女ザラメちゃん、最近1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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