元ラグビー部です。

中学3年間、死ぬほどしごかれました。


大分で。


朝練、昼連、夕連。

昼連ってなに?って感じよね(笑)

ほんと、イミフ。

ダッシュで昼ごはん食べた後、謎にラグビー部だけグランド集合でパス練とかしてました。




母校のすぐ横を流れる大分川、昨日。

昔はアスファルトじゃなく土手で、

グランド争奪戦(野球部vsサッカー部vsラグビー部)で敗れた日は、

この土手でラグビーしてました。



実は、去年の福岡講演会の後にこっそり来たので、

「久しぶり」は去年味わいました。

でも、やっぱ久しぶり。

もう、28年前です。


毎日毎日「ラグビーしたくない」と念じてました。

そこらへんのお坊さんより、ラグビー部員は念じてました。

夢はただ1つ。

「ラグビーをしない!」でした(笑)




その夢が叶ったのかなぁ・・・、

今は毎日ラグビーしてません(笑)

明石家さんまさんが歌った「生きてるだけで幸せ」ってこのことなのでしょうか?


それどころか、少し「ラグビーしたいな」とすら思っているという・・・。

志村けんが歌った「だっふんだ!」とはこのことなのでしょうか?



お腹が死ぬほど痛くなって、

トイレでうずくまって「神さま治ったらなんでもします!」って祈った事あるっしょ?

もちろん、治った瞬間になんにもしない!に切り替わるけどね。


でも、あのトイレの中でうずくまって願っていた自分から見ると、

毎日・毎日・毎瞬が幸せなのは間違いあるまい。




そんな大分に久しぶりに戻ってきてみたら、こんなポスター。

ラグビーも俺とセットでやって来るっぽい。

もう運命なのでしょう。

「一生に一度が大分に!」

って。

うん。あの地獄は一生に一度で良い。





そんな中学の頃の「自分」が、

いま(39才メタボ)の自分に街で会うと、

たぶん胸ぐらつかんで「てめー!自分が毎日どのくらい幸せなのか分かっとーちょか?」

って言ってきそうだけど。



うちの中学の寮は、なんと源泉かけ流しの温泉がついてました。

今に思えば、贅沢な寮だった。

寮の敷地の地下から温泉が出てて、寮生は毎日温泉に浸かってました。

中学生の頃は「なに?この茶色い水。タオルも茶色くなるし、透明の水が良いんですけど。」程度にしか、

温泉の価値を知らない。

それこそ、湯水のごとく流してました


だから、街で両者が会ったら。



中学生みつろう
「てめー!日々に何の不満があるっちゃか?

ラグビーをしないでいい日があるってだけで、幸せっちゃろが!」


おっさんみつろう
「そこのガキ。日々に何の不満がある?

お前の寮は、温泉が付いてるんだぞ?

しかも源泉かけ流し!

それが、どれほど幸せなことなのか分かってるのか?」




中学生みつろう
「知らねーよ、バーカ!

こんな茶色い水なんか、どーでも良いんだよ!表に出ろ!」


おっさんみつろう
「表に出るのは、困る。

お前の方がムキムキで強そうだから。毎日アホみたいに鍛えてるもんなお前ら。

こっちはポニョポニョだから。崖の上のお腹ぽーにょだから。

あ、君の時代にはまだ公開されてない映画だな、しっけい。


そして温泉だけじゃねーぞ、お前らは自分で稼ぐ必要が無い

しかも毎日、寮母さんがご飯を作ってくれて、洗濯もしてくれて。皿も洗ってくれて。

なんの不満がある、ガキ!」



中学生みつろう
「自由が無いんだよ!

朝は寮で6時に起床の音楽が流れて、7時までに身支度。

7時半までに朝食たべて登校。

1時間、朝練。

みっちり勉強して、昼休みなのに昼連!

昼連ってそもそもなんなん?」




おっさんみつろう
「そのくだりは、もう読者に説明済みだから飛ばせ。」


中学生みつろう
「読者ってなんだよ、おっさん。

とにかく昼錬して、夕方に本練。地獄。

河原を2周走ってから、練習開始ってどういうこと?

河原2周で、もうすでに他の部活の運動量こえてるんだけど?

どしゃ降りでも、ラグビー部だけは練習。

「雨が降ってグランドがぐちゃぐちゃの方が、タックルも痛くないし」って、

泥を吸ったラグビーシャツが、どんだけ重いのか知ってんのか!」




おっさんみつろう
「基本的に、「知ってんのか!おぉ?」という脅しは無意味だ。

俺は、お前の人生を全部しってるんだから。

ちなみに、中三の秋に深夜の寮の廊下でタバコ吸ってるのが見回りの先生に見つかって、

お前は翌朝、先生にぼこぼこに殴られる。気をつけな。」


中学生みつろう
「お前が気をつけろよ、お前の人生なんだから。

とにかく、どしゃ降りの中ラグビー終えて寮に帰っても中に入れてくれない、

外にある水道を頭からかぶって泥落とし。

真冬なのに、みんな湯気たってるんだぞ全身から。

泥を綺麗に落とせたら、寮に入って良し。

茶色い水の変なお風呂に入って、晩御飯。

その後、学習時間が7時から10時。

こっちはクタクタで、ウトウトしちゃうと、見回りの寮監の先生が殴ってくる。

自由ってなんだ?

盗んだバイクで走り出すどころか、

バイク置き場までも出れないんだぞこっちは。

尾崎豊も、自分がどれほど自由だったのか分かってんのか?

「この支配からの卒業♪」だ?

おめー、まだ支配の意味を知らねぇって。」



おっさんみつろう
「でも、お前は、その、

アフリカの子供たちが、晩御飯を食べれない現状を知ってんのか!

お前らは、寮母さんのつくるおいs」



中学生みつろう
お前と俺の勝負じゃないのかよいま?

なんでアフリカ大陸出してきたじじい!

とにかく、てめーの毎日がいかに幸せか考えな!

こんど文句言ったら、お前ころしに行くからな!」




おっさんみつろう
「そこでころされる俺は、お前でもある。

すなわち、おまえがおれをころした瞬間に、

ころしたおまえがおれをころすのだからタイムループがパラれって・・・」




中学生みつろう
「うだうだうっせーよ。なんだよ、お前の職業?」



おっさんみつろう
「世の中にある出来事を、

出来る限り文字を使ってウダウダ説明する事。

別名、作家である。」



中学生みつろう
「音楽はやめたのかよ?」




おっさんみつろう
「作家、ときどき、音楽。

はれ、ときどき、曇りとでも言いましょうかその。」



中学生みつろう
「もう一度きくけど、お前の日々に何の不満が?」



おっさんみつろう
「ウガンダに言ったことあるのかお前は!

あそこの難民キャンプは、生きるか死ぬかの綱渡りだ!!!

とラジオで聴いた。




中学生みつろう
「あー、うらやましい。

お前みたいな、平和ボケした人生を送ってみたいもんだよ。」





おっさんみつろう
お前にはまだ早い!

せめてあと28年待て!






28年後のおっさん(昨日のM氏)



久しぶりに「はだし登山」してきた。

顔にアホっぽさと、「平和ボケ」が出てる。

アタマの色がもう、「脳ミソパー」って感じで良いね(^^)/




てことで、大分の皆さん。

今日は「負けた側」のみつろうがホルトホールに伺います。

「厳しさ」については1つも話せませんが、

「平和」については、身を持ってお話しできます(笑)


では、のちほど。



※満席です。
『さとうみつろう大分ピアノライブ&トークショー』
日時:9月28日13時半~
場所:ホルトホール大分





※HADOが「はじく」とか「調和しない」とかは、
以下の講演会で一緒に詳しく勉強しましょー。


『あなたの振動は数値化できる』
日時:10月6日(日)19時~
講師:HADO山梨先生
詳しい記事は
⇒こちらから





↓いや、わざと負けてみたけど、

アイツにだって、「気づいてない」幸せはいっぱいある。

そもそも髪の毛ボーボーだからな!

それだけで、ご飯3杯食べな!

いかに自分が幸せか、噛みしめなぼーい!


あと、ウガンダ!

俺には関係ないけど、お前にも関係ない!

俺とお前は1つだからな!


ふぅ~。

「源泉かけ流し」の毎日だったのかぁ・・・。

寮母さんが毎日、洗濯してくれてたのかぁ。

皿あらってなかったな。

寮生以外は、家のお手伝いもしてたはずだけど。

おれら、まったく家事もしてなかった。

幸せだったのかぁ・・・。

あの頃は、気づけなかったなぁ。

とにかく「ラグビーしてるから不幸」、としか考えてなかった。

「寮生だから監獄!」としか思ってなかった。


まさかあの地獄の日々にさえも、

こんなにも幸せが隠れていたなんて。



分からんもんですな、世の中。

きっと誰にでもあるんだと思う。隠れてるモノ。


「俺ら絶対に今、世界で一番キツイ思いしてるよな!」って中3の夏合宿の練習時にチームメイトと話したし、

事実、そうだったと思うけど。

そんな日々にも「幸せ」が隠れてたのだから。

意識次第ですね。



あー、ほんとラグビーしたい。




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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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