店の中を走り回る子供の、許し方を教えて下さい。


と。


①理由がある説

何か、理由があるかもしれない。

そうか、ひょっとしてあの子はカール・ルイスを目指してるのかもしれない。

そう考えると、店の中を走り回るのは理にかなってる!

1秒も練習をサボってる場合じゃない!

ジャマイカの子供は、今も走ってる!

そうか、だからスーパーでも、教室でも走り回ってたんだわ。

走り回ってるというか、ラストスパートよ。

頑張れ~!!


カールジュニア―!!

※で最後はゴール(レジ)付近で明治製菓の塩味のくるくる巻かれたヒゲのおじさんが表紙の
コーンスターチたっぷりのお菓子を渡してあげたら、

シャレも効いててグーかと。





②自己許可

そもそも「イラっ!」とするのは自分が幼少期に禁止された事を、

なぜか平然とやってる子供を目の前に見たから。

自分は我慢したのに、なんでてめーは走ってんだよ!!」がイライラの原因。

要するに、自分もやりたかったのにズルいぞテメーだけ!!

の文中の、

「相手」、

を許したいんだから、チョー簡単じゃん。


自分がやればいい。


まず、第3コーナー(しょうゆ・酢・みそコーナー)

の角でこっそり待ち伏せして、

ガキが走ってきたら、周回遅れを追い抜く勢いで後ろからまくる!

ガキ、ビビる。

はぁ?

大の大人が、鬼の形相で後ろから追い上げて来る!

ヤバイ、マジでヤバイ。

大人って怒らせたら怖いんだ!!

第4コーナー(砂糖・塩・SB調味料コーナー)でインコースを奪い、

半泣きの子供を追い抜いて

第5コーナー(チーズ・乳製品・みたらしコーナー)を一人で駆け抜ける。

可能ならその後、店内を1周ウィニングランしたら完璧!



まさか、2周も店内を猛ダッシュで走ったあなた(大人)が、

店の中のお菓子コーナーを走り回るくらいの子供を怒れる訳が無い

※悪魔のワークショップでやった技法です。

遅刻する人だけは絶対に許せないという人に、自分がわざと遅刻してもらう。または「私も遅刻したい!」と何度もつぶやいてもらう。

すると、翌日から遅刻を許せるように。



③追認許可

許せない自分を、許す方法。

店内を走り回るガキを、どう考えても許せない。

何度考えても、許せない。許したくない。

許せって言った、みつろうごと許せない。

その場合は、許せない自分を許せばいい

これは、従前の「ただ怒ってた(自動反応)」頃とは異なります。

「許せない自分が居る」ことに1度気づくので、メタ認知になります。

メタ認知の状態のまま、「許せない自分」を許すんです。

※結局は「ガキを怒る」のだから、何も変わってないように思えますが、
大きく異なります。


④根拠の不在


メタ認知ついでに、こちらも。

そもそも「どうして許せないの?」と、自分に何度も聞いて行きます。

すると、絶対に「具体的な根拠」が見つからない自分
に気づけるので、


その苛立ちには正当な理由がないことがバレて、


自分のただの「思い込み(恐怖)」だったことに笑えて来るようになります。


やり方は簡単で、自分に何度も質問するだけ。
質問ルールは、
①「そういう風に教わったから」が出たら角度を変える。
②「とにかくそういうモンなの!」が出たら終了。
③逆側にバイアスをかけていく


「そもそも、なんで店内を走ったらダメなの?」

⇒思いつくことを答えます

⇒例「他の人に迷惑がかかるじゃないの。」


「どうして、迷惑をかけたらダメなの?」

⇒「社会生活を送る上で他者との共存は第一義の優先事項だから」


「どうして共存しないとイケナイの?」

⇒「1人じゃ生きて行けないから」


「どうして生きないとイケナイの?」

⇒「そう習ったから!」

自分が納得する理由じゃなく「ただ習っただけ」なので一問もどって質問の角度を変える。


「どうして社会の中で生活しないとイケないの?」

⇒「みんなそうしてるから!社会からはみ出すわけにはいかない!」


「どうして社会からはみだしたらダメなの?」

⇒「1人じゃ生きて行けないから。」


「どうして生きないといけないの?」

⇒「とにかく、生きないとダメなの!」


「とにかくそうだから」が出たから、
逆側に折り返して行く。


もし生きないで良いとしたら、どうする?

⇒なにか答える

もし社会からはみだしても良いとしたら、どうする?

⇒なにか答える

(更問い:社会からはみだしても生きて行ける可能性は無い?)

⇒何か考える

他人に迷惑かけても良いとしたら、何をする?

⇒何か答える

(更問い:他人に迷惑をかける事の良い点は何?)

⇒他人の優しさに気づける、ドロ臭い絆が生まれる


絆が生まれたらどうなる?

⇒一人じゃなくなる

※迷惑をかけた方が、共存共栄が出来る事が判明し、
先ほどまで信じてた「迷惑をかけたら、一人になる」が崩壊。


「店内を走り回っても良いとしたら、どうする?」

⇒この質問で、
幼少期に禁止された記憶や、親の顔などが浮かぶ人も。

⇒この質問で、「もう走り回らなくてもいいや」が出たなら終わり(抑圧解消)~。

⇒それが出なくても、走り回っちゃえば良い。



過去記事の『風邪をひいたら死んでみる』もぜひ参照を。




以上!



まとめると、

他人の行動で「イラっとする」ことや「許せない事」が現実に出て来たなら、

それは忘れられた過去の抑圧(潜在意識下)のせいで感情が反応している絶好のチャンスタイム(自分の抑圧に気づけるチャンス)だとシる。


「私がイラッとしている」と気づくだけでも、メタ認知になる。



①「あぁ、私もその気持ちわかるなぁ」と何度も唱えて、許せない人の許せない行動を、理解してみる。

②自分がその許せない行動をやってみる

③そもそも「許せない」根拠が無い事に気づく


①~③のどれか1つをやってみて。


 

 

↓質問者の意味が分からない人は、昨日の記事を読んでみてね。