もし、あなたが、ある日、神さまに、

「日常の全てのくだらないことから、自由気ままに、解放してあげるよ」

って言われたら、どうします?


上司へのストレス、旦那へのストレス、日常生活へのストレス、

明日の仕事の心配、お金の心配、人間関係の心配、

あなたを縛る法律、あなたを縛る義務、身分制度・・・、

現代社会には、あまりにも多すぎる束縛があり、もう僕らはクタクタ。

縛られて、縛られて、あなたの身体にまとわりついた縄は、

もう、スーパーマジシャン引田天功でも逃げだせないレベルに。



でも、そんな、全ての束縛からの解放行事が、江戸時代にはあった。

それが、おかげ参り




 


おかげ参りとは、江戸時代に3回、60年周期で発生した、

伊勢神宮参拝の熱狂的ブーム!!

当時の人口の、実に6人に1人が参加した、国家的な一大行事だった。



 

ある日、日本各地で、空から神のお札が降ってくる。

人々はそれを、神のお告げとして、仕事を放り投げて、人間関係も放り投げて、

義務も、上下関係も、何もかも放り投げて、踊り狂い歓喜し、伊勢神宮を目指した

だって、「神さまが呼んでいる」のだから。

何もかもを、神さまのせい(おかげ)にして、おかげ参りに参加したのだ。



庶民A
「え?明日の仕事はどうするのかって?

 知るか!こっちは、神さまに呼ばれとるんじゃい!!」


商人B
「ん?私が急に抜けたら、誰がガストの皿洗いをするのかって?

 知るか!誰でも洗えるだろ、そのくらい。

 こっちは、あの、カ・ミ・サ・マ、が呼んどんじゃい、止めると罰当たるぞ!!」


全員
「さぁ、どいたどいた。今すぐ自由気ままな旅に出なきゃならんのじゃ!

(しつこいようだけど)なぜなら、神さまに呼ばれたのだからな!





江戸時代の庶民の信仰は厚く、次のような風潮が広がって行った。


一、店長(主人)はバイト生(奉公人)が伊勢神宮に行く事を止めてはならない。

一、親は子供が無断で伊勢神宮に旅立っても、怒ってはならない。

一、旦那さまは妻が急に伊勢神宮へといなくなっても、とがめてはならない。


それどころじゃない。

職場から無断で居なくなって、数週間後にひょっこり帰って来ても、

「伊勢神宮に行ってきた証拠(お札)」さえ見せれば誰も怒らない。

しかも、おかげ参りに行く人は、パスポートなしでも関所を越えられる。

さらに、お金が無くても、全然平気。

沿道沿いの人々が食事、宿、ワラジ、衣類、案内、と、

何から何まで、至れり尽くせりで奉仕してくれたのだった。


これらの背景にはやはり、神さまの存在があった。

伊勢に行く人々を助ける事は、神さま的に、徳が上がるぞという雰囲気や、

おかげ参りへの参加を止めた奴は、神の天罰が当たるぞ的な雰囲気が広がっていた。

そう。「伊勢に行って来ます」とさえ言えば、全てのサポートを受けられたのだ。


お金の心配をしないで良い、

日常の仕事を気にしないで良い、

身分制度を気にしないで良い、

子育て・家事・雑務を気にしないで良い。

ただただ、神さまのサポートを信じて、伊勢に旅に出よう。


それが、おかげ参りです。

江戸時代に3回起こったおかげ参りは、庶民のガス抜きのようなものでした。

世の中にガスがたまると、60年に1度、自然発生的に、おかげ参りが起こりました。

それは、ある一定量のフラストレーションがたまると、

自然に発生する社会的現象なんです。


人類の歴史上、ガスがたまると、絶対に起こって来た、出来事なんです。

この社会におけるガス抜きとは、群衆が行う、「世直し」の事です

外国ではその世直しを、暴動や革命などのような、「暴力」という形で行いました。


 





でも日本のガス抜きおかげ参りは、笑いながら、歌い、踊り狂って、伊勢へ行進し、

それはまるで、ディズニーのパレードのような「おまつり」として、表現しました。

日々の日常を忘れて、ココロの底から楽しむ事で、

日本社会はガスを抜いて来たのです。

おかげ参りとは、なんと誇らしい、先祖の文化なのでしょうか。



 


さて、ひるがえって、最近の日本の雰囲気は、どうでしょうか?

雇用格差、増税、TPP、変わらない原発政策・・・、

今、まさに、過去の社会において、たまったガスが爆発したように、

いや、それ以上に、現代日本の社会的フラストレーションはたまっています。

もう、爆発寸前!



ただ、ここで、暴動や、ストライキ、デモという形で、このガス抜きを表現しては、

まったくもって、日本の文化が台無しになります。


日本には、日本の知恵があるんです。

日本の「世直し」があるんです。

エレクトリカル・パレードがあるんです。

日本には、おかげ参りが、あるんです。




さぁ、今年2013年~2014年にかけて、ついにこの日本に、180年ぶりに、

おかげ参りが発生します!!

それが、平成おかげ参りです


実は、それはもう、起こっています。

2013年10月5日、伊勢神宮は20年に1度の式年遷宮が行われます。

その効果などもあって、連日、人々が、伊勢神宮に押し寄せています。


 




あなたにも、不満は沢山あるでしょう。

あれだけの事故を起こして、変わらない原発政策。

農家の声をまったく聞き入れない、TPP交渉入り。

いつのまにやら、消費税増税。


そのフラストレーションを、抗議活動や、デモ集会で表現しないでください。

それは、諸外国のやり方であって、日本には日本の文化があります。

政府が睨みを効かせて来たなら、にらみ返してはいけません。

あなたはせめて、笑いましょう。

睨み返さなければ、みけんにしわを寄せ続けているのは、彼らだけになります。


江戸の庶民は、おかげ参りの道中で、こう歌い踊りました。

たまにはサボったって、えぇじゃないか、えぇじゃないか♪

変わらない世界も、えぇじゃないか、えぇじゃないか♪

全てを楽しみゃ、えぇじゃないか、えぇじゃないか♪

今が楽しけりゃ、えぇじゃないか、えぇじゃないか♪



あなたが抱える、様々な不安や心配ごと。

それらを少しわきにおいて、平成おかげ参りに出かけませんか?

不安は全て未来への憂いから起こります。

喜びは全て今にしか起こりません。




↓諸外国で最近起こっている暴動を、日本で起こしたいですか?

社会にたまったフラストレーションは、一定量を超えると絶対に爆発します。

アラブ同様、日本社会でも、もうそれが臨界点に来ています。

ただ、日本には、日本のやり方があるんです。

あなたの周りに、今にも政府への怒りで爆発しそうな人が居たら、伝えましょう。

「とりあえず、俺たちは楽しんでみないか?」

「踊ろうよ、歌おうよ、日常の全てから解放されて、みんなでワイワイ楽しもうよ!」

「行こうぜ、おかげ参り!!どうにかなるさ、その後の日常なんて。」

ある天才科学者の計算では、「場」の構成要素の13.7%が変われば、

全てがひっくり返るそうです。

日本人の、たった1,800万人の「気」が変われば、この国は良い方向へ進み始めます。

平成おかげ参り。

そんな素敵な文化が日本にはあるんだよという事だけでも、

1,800万人に知らせたいのです。

この流れ始めた大きなムーブメントに賛同される方は、

周囲の沢山の人に「平成おかげ参り」の存在を教えてあげて下さい。

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「今がずっと楽しければ、そしてその今が途切れること無く続くなら、

誰かが僕らを悩ますことなんて、永遠に出来ない。」ミツローピア


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